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Phase276 【ロケ地】川崎市多摩区栗谷①


『東映生田スタジオ』作品において、多摩区栗谷が使用されたエピソードは、決して多いとは言えない。
しかし、その何れもが、映像やセリフにおいて大変印象深いものとなっている。
今回は、その中でも『ロボット刑事』第24話「バクライマン 焦熱作戦!!」での戦闘シーンを取り上げたいと思う。


タモツ(演/川口英樹)の父(演/佐野哲也)が入院する病院に現れたバドー工作員№5(演/山口暁)。
そこへKが駆けつけるも、バクライマンの助けにより№5は屋上へと逃亡する・・・。

276001 SS276041
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
病院屋上に続いて、戦いは工事現場へと場所を移す。
まず押さえたいのは、背後に聳えるマンション。
ピン!と来られた方も多いはず。

SS276087
上:Googleマップより
『仮面ライダー』第74話「死の吸血魔 がんばれ!! ライダー少年隊」において、「少年仮面ライダー隊」結成式のシーンで映り込む「吉川ビル」、現在の「生田フェニックス」である(Phase192映画像②参照)。
Kとバクライマンが戦うのはその手前、つまり現在の『ホームセンタースズキ』ということになる。

276002 SS276003
左:『ロボット刑事』第24話より(映①)
右:2020年9月
バクライマンとKは、赤茶色の鉄骨上から西側へ。
アングルは、店舗内から現・「ウェルパーク 川崎生田店」方面を捉えており、火炎放射を放つバクライマンの背後には、小田急小田原線のビームが確認出来る。
尚、当Phaseで掲載する店舗内の写真は、諸々を考慮し、敢えて画像処理を施しての掲載とした。

276003 SS276008
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
その対面のアングルで、左手からの放水で炎を消すKのカット。

276004 SS276006
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
映画像①から僅かに右側(北側)へ回り込んだアングル。
背後に、送電鉄塔菅生線№29と同№30が映り込んでいる。

276005 SS276009
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
カメラはKらの動きに合わせて、ぐるりと回り込む。
こちらの背後に見える鉄塔は、菅生線№28。

276006 SS276028
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
再びカメラは南に位置する「吉川ビル」を捉える。
背後に見えるのは、「鶴川霊園」の広告か?

276007 SS276011
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
態勢を整えるため、バクライマンは、分割された足場のパイプを攀じ登り西側へと場所を移す。

276008 SS276043
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
バクライマンを追い、更に西側に置かれていた鉄骨上に上るK。

276009 SS276091
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
アングルは煽りで西側から東側を捉えている。
この後、Kらは鉄骨上を南側へと移動する。

276010 SS276092
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
そして、再び北側へと戻るKとバクライマン。
カメラは鉄骨束の南端を回り込みUターン、その戦いを追う。
背後に見える鉄塔は、菅生線№29。

276025 SS276047
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
更に西側へと逃亡を図ったバクライマンを追うK。

276027 SS276050
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
276012 SS276049
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
直後、背後からバドー工作員№5が襲い掛かるも、キックで蹴散らすK。
アングルは、菅生線№29が聳える西側を捉えている。

276013 SS276093
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
カットは切り換わり、警官らと共に駆けつける芝大造(演/高品格)、新條強(演/千葉治郎)両刑事を捉える。
因みに、左のプレバブ上の看板を見ると、「組」の左隣に「寸」(すんづくり)の文字が確認出来る。
これは、この下を走る武蔵野南線の工事を請け負った一社、「奥村組」のものと思われる(その東側には、同じく請負会社の「間組」の作業場、および宿舎、またほぼ同時期には、「大成建設」のプレハブ作業所も存在したようである)。

276016 SS276054
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
そして、再びKらのカットに切り換わる。

276017 SS276098
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
カメラは土山南側から回り込み、反対側へ転げ落ちるバイクライマンとKを追う。
背後に見える、津久井道北側の個人邸宅は既に現存しない。

276018 SS276058
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
二人が着地したのは、菅生線№29の東側手前。
現在、草が生い茂っていた場所には、二棟の個人邸宅が建っている。

276019 SS276070
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
死闘を繰り広げるバクライマンとK。
掲載した映画像の左上に見えるのは、この後、『仮面ライダーアマゾン』第2話「十面鬼!神か?悪魔か?」の撮影に使用される『錦ヶ丘橋』。

276020 SS276072
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
「ロボット刑事」のBGMが流れる中、戦いは続く。
奥に薄っすらと見える擁壁上には、既に個人邸宅が建っている(『仮面ライダーアマゾン』第23話「にせライダー対アマゾンライダー!!」での映り込みも印象的)。

276021 SS276073
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
Kの左フックで倒れるも、すぐさま新條らに爆雷を投げつけるバクライマンのカット。

276022 SS276025
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
前述、バクライマンとKが転げ落ちた土山で、その爆雷を受ける新條と警官ら。
子供番組にかける本気度が十分に伝わるワンカットと言えよう。

276023 SS276027
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
死闘はまだまだ続く。
背後に見えるのは、当時、現・「ホームセンタースズキ」北側の通り沿いに唯一存在した個人邸宅。

276024 SS276034
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
パンチを繰り返し、バクライマンを土山方向へ追い詰めるK。
背後には、共に今は姿を消した「大成建設㈱生田アパート」「トヨタ自動車販売㈱生田寮」が記録されている。

276026 SS276038
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
同カットでは、生田6丁目にある「生田グリーンハイツ」5号棟の映り込みも確認することが出来る。

276029 SS276074
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
追い詰められたバクライマンは、次に新條を襲う。

276030 SS276077
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
背後からバクライマンを引き離し、引き続き攻撃を続けるK。
遠方に見えるのは、「川崎交通産業」(当時、「小田急バス生田営業所」)にあった二棟のスレート小屋。

276031 SS276079
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年9月
そして、再びKは土山脇にバイクライマンを追い詰める。
この直後、バドー工作員№5の手助けにより、バクライマンは空高く姿を消してしまう・・・。
背後には、前述した「大成建設㈱生田アパート」「トヨタ自動車販売㈱生田寮」「生田グリーンハイツ」5号棟が確認出来る。

276032 SS276096
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2020年10月
Kたちは、徐々に小さくなるバクライマンらを、ただ目で追うことしか出来なかった・・・。
ここでアイキャッチが挿入され、Aパートが終了する。


SS276090
上:2020年9月
特に「ロボット刑事」のBGMが流れる、ブローアップ後の約2分30秒間は、躍動感溢れるカメラワークも相俟って、印象深いシーンとなっている。



(映画像掲載作品)
『ロボット刑事』第24話「バクライマン 焦熱作戦!!」(1973/9/13放送)


Phase276 End


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Phase275 【ロケ地】川崎市麻生区多摩美/多摩美界隈⑭

(編集前記)
~お見舞い~
今朝がた、同志の一人が体調不良により入院したことを知りました。
神奈川県へ行くのは困難な状況下、取り急ぎ作成した当記事で以ってお見舞いとさせて頂きたく思います。


275002 SS275003
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2018年9月
最初に取り上げるのは、『透明ドリちゃん』第10話「誕生会なんて嫌い」。
友達のお誕生日会に呼ばれた白川大介(演/安藤一人)。
祖母の菊子(演/曽我町子)は、孫のために巨大なプレゼントを用意するが・・・。
掲載した映画像は、そのプレゼントをバイクで運ぶ菊子を背後から捉えたカット。
右端に僅かに写るのは、今は無き「大内美容院」。

275003 SS275004
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2018年9月
続いて映像では、バイクに乗る菊子の上半身を映し出す。
現在、背後のブロック塀は既に改修されており(大谷石の基礎擁壁は現存)、また川崎市、および多摩美町会の案内掲示板が新たに設置されている。

275004 SS275006
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2018年9月
更に進むと、多摩美町会案内図がフレームイン。
往時のものとは異なるが、現在も、周辺(四ツ葉町会)の案内図が設けられている。

275005 SS275007
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2018年9月
次に、菊子は、前述「大内美容院」の横を通り過ぎる。
掲載した映画像に、同美容院の電飾スタンド看板を確認することが出来る。

275006 SS275008
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2007年12月
続いて画面は切り換わり、正面から捉えた菊子を映し出すが、進行方向の整合性は取られておらず、実際には、前掲映画像とは逆方向にバイクを走らせている。
Phase038では、この引きのアングルを掲載したが、彼女は『タカラベルモント(株)生田寮』(当時)の横を走行している。

275008 SS275011
左:『透明ドリちゃん』第10話より 
右:2017年5月
そこへ前方から車が現れ・・・。
車のリアガラス越しに、『タカラベルモント(株)生田寮』の門柱を確認することが出来る。
言うまでもなく、後年、『タカラスタンダード(株)生田寮』として引き継がれたこの建物は、昨年に取り壊われ、既に現存しない。

275009 SS275013
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2018年9月
直後、衝突を避けた菊子の視点でカメラは蛇行する。
掲載した映画像は、「興進マンション」(現・「シャロン多摩美」)のフェンスと入口。

275010 SS275017
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2018年9月
こちらは、前述した「大内美容院」。

275011 SS275030
左:『透明ドリちゃん』第23話より
右:2016年4月
この「大内美容院」は、『透明ドリちゃん』第23話「超能力おじさんの正体」でも確認することが出来る。
掲載した映画像は、ドリちゃん(演/柿崎澄子)が、死神(演/天本英世)の魔の手から千鶴(演/平井幸代)を救出しようと、街中を捜索するシーンの一部。
美容院と前掲案内図の位置関係がよく分かるカット。

275012 SS275031
左:『透明ドリちゃん』第23話より
右:2016年4月
「大内美容院」の背後(西側)に写る擁壁は、見事に現存している。

275013 SS275032
左:『透明ドリちゃん』第23話より
右:2018年9月
同シーンでは、逆方向のアングルも記録されており、背後にあの『Snack司』の電飾スタンド看板を確認することが出来る。

275015 SS275066
左:『イナズマン』第13話より
右:2017年4月
掲載した映画像は、『イナズマン』第13話「傷ついたイナズマン」で、リカ(演/遠藤薫)とイナズマンが身を潜める小屋に、アブラバンバラが接近するカット。
昨年、『向ヶ丘遊園駅』近くのファミレスで、この撮影ポイントについて、yart先生さんと喧々諤々ディスカッション。
後に、当時の特写スチールの存在により確定となった次第。
尚、屋内におけるイナズマンとリカの会話シーンは、おそらく第2ステージの外壁を利用して撮影されたものと推測する。
因みに・・・。

275016 275017
左:『イナズマン』第13話より
右:『仮面ライダーX』第13話より
ここに写るネコ車は、『仮面ライダーX』第3話「暗殺毒ぐも作戦!!」冒頭、GOD戦闘工作員が、神敬介(演/速水亮)に発砲するカットでも確認することが出来る。
裏面の錆具合に注目すれば、同一であることは一目瞭然。
また、〝火気厳禁〟〝危険物屋外貯蔵所〟などの文字看板は、『仮面ライダーアマゾン』第16話「ガランダーの東京火の海作戦!!」、『超人バロム・1』第27話「魔人キバゲルゲが赤いバラに狂う!!」でも使用されている。

275019 SS275036
左:『ジャッカー電撃隊』第14話より
右:2017年4月
275020 SS275037
左:『ジャッカー電撃隊』第14話より
右:2017年4月
また同所は、『ジャッカー電撃隊』第14話「オールスーパーカー!! 猛烈!! 大激走‼」でも使用されている。
掲載した映画像は、ボーン(演/デビット・フリードマン)から託されたポルシェ930ターバを目の前にする兼子眞(演/兼子眞)と切替徹(演/切替徹)のカット。

275021 SS275038
左:『アクマイザー3』第25話より
右:2020年9月
『アクマイザー3』第25話「なぜだ?! ガブラが鳥になった」で、美川あけみ(演/北原ひろみ)と大八(脇谷透)姉弟を探すアグマーのカットは、『東映生田スタジオ』近くのY字路にある擁壁沿いで撮影された。
随分と前の記事にも記したとおり、擁壁の一部は既に取り壊され、現在は数棟の住宅群に姿を変えている。

275022 SS275039
『ジャッカー電撃隊』第17話より
右:2008年12月
そのY字路は、『ジャッカー電撃隊』第17話「黒い悪魔つき!! 怪談・地獄の家」でも確認することが出来る。
劇中に登場する秋月家は、その大半が多摩市連光寺にある『旧多摩聖蹟記念館』で撮影されているが、その門周辺でのシーンは、カットによってY字路にある個人邸宅前が使用されている。
掲載した秋月美佐子(演/伊豆田依子)の背後に写る家は、『仮面ライダーアマゾン』第16話「ガランダーの東京火の海作戦!!」で、市井の人々が逃げ惑うシーンの一部などでも記録されている。

275023 SS275044
左:『ジャッカー電撃隊』第17話より
右:2009年11月
『好き!すき!!魔女先生』第8話「うそつき先生」において、尾関邸として使用された個人邸宅前で倒れる美佐子のカット(映画像に写るのは、その南側の邸宅)。

275024 SS275046
左:『ジャッカー電撃隊』第17話より
右:2012年11月
同エピソードにおいて、秋月家に向かうスペードマシーン。
暗闇に浮かぶのは、『仮面ライダーストロンガー』第12話「決闘!!ストロンガーの墓場!?」で、大和田邸として使用された個人邸宅。

275025 SS275047
左:『ジャッカー電撃隊』第17話より
右:2010年12月
前述尾関邸の前をジャンプするスペードエース。
当時、周辺において、二階部分の外壁に薄っすらと横線が一本入っているのは当邸宅だけであった。

275027 SS275053
左:『仮面ライダーX』第13話より
右:2020年10月
275028 SS275054
左:『仮面ライダーX』第13話より
右:2020年9月
こちらは、『仮面ライダーX』第13話「ゴッドラダムスの大予言!」Bパート開巻部に映し出される「植松地球物理学研究室」。
映像では、アンテナ部から門部へ縦パンにカメラが下ろされた後、右側からドクロを模したゴッドラダムスの杖が現れる。
往時の邸宅は既に建て替えられているが、門から続く階段部分は見事に現存している。

275029 SS275058
左:『仮面ライダーX』第13話より
右:2020年10月
続いてカットが切り換わり、近くの坂道沿いの住宅が映し出される。
厳密に言えば、手前の住宅が改修された関係で、同アングルの撮影は既に困難となっているが、擁壁を含め、往時の雰囲気は今だ健在と言えよう。

275030 SS275063
左:『仮面ライダー』第48話より
右:2018年1月
掲載した対比写真のアングルが著しくズレているが、こちらは、『仮面ライダー』第48話「吸血沼のヒルゲリラ」において、山崎邸として使用された個人邸宅。
逆の北側から捉えたアングルは、『ロボット刑事』第7話「頭上の恐怖!!」などで確認することが出来る。

275031 SS275065
左:『超神ビビューン』第22話より
右:2017年12月
最後に取り上げるのは、『超神ビビューン』第22話「蛙が娘になる?ごめんね母さん」で、坂を駆け上る月村圭(演/荒木茂)らのカット。
渡部剛(演/打田康比古)の右腕に重なる特徴的な屋根は、当時の航空写真でもはっきりと確認することが出来る。


(編集後記)
275032
上:『仮面ライダー』第63話より
同志へ
気休めになるか分かりませんが、早期のご回復を願い、多摩美界隈のロケ地について、これまで敢えて掲載を見送ったカット、チェックを忘れていたカットの一部を取り上げ、取り急ぎ作成してみました。
貴殿が願うように、どのような形でも、『東映生田スタジオ』生誕50周年、『仮面ライダー』制作50周年を共にお祝いしましょう。
そのためにも一日も早いご回復を心より願っております。
hide男


尚、掲載作品順、また同一作品、同一エピソードにおいても、掲載する映画像、および写真の撮影年月が前後する点をご容赦願いたいと思います。



(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第48話「吸血沼のヒルゲリラ」(1972/2/26放送)
『仮面ライダー』第63話「怪人サイギャング 死のオートレース」(1972/6/10放送)
『イナズマン』第13話「傷ついたイナズマン」(1973/12/25放送)
『仮面ライダーX』第13話「ゴッドラダムスの大予言!」(1974/5/11放送)
『アクマイザー3』第25話「なぜだ?! ガブラが鳥になった」(1976/3/23放送)
『超神ビビューン』第22話「蛙が娘になる?ごめんね母さん」(1976/12/14放送)
『ジャッカー電撃隊』第14話「オールスーパーカー!! 猛烈!! 大激走‼」(1977/7/16放送)
『ジャッカー電撃隊』第17話「黒い悪魔つき!! 怪談・地獄の家」(1977/8/13放送)
『透明ドリちゃん』第10話「誕生会なんて嫌い」(1978/3/11放送)
『透明ドリちゃん』第23話「超能力おじさんの正体」(1978/6/17)


Phase275 End


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Phase274 『東映生田スタジオ』㉚【(K)所長室・会議室】


今回は、1階に使用済み着ぐるみ倉庫&少年ライダー隊の自転車置き場、そして2階に所長室、および会議室が入っていたと云われているプレハブ小屋を取り上げたい。

SS274014
上:「国土地理院・航空写真」(1975年)より
まずはこの建物の位置を確認したい。
上掲した「国土地理院・航空写真」(1975年)で、赤い四角で囲った箇所が当プレハブ小屋。
第2ステージの北東に寄り添うように建っていたことが理解出来る。

ここで、前述「1階に使用済み着ぐるみ倉庫&少年ライダー隊の自転車置き場、そして2階に所長室、および会議室」について、少々補足しておきたい。
関連書籍においてもほぼ触れられることのない当建物であるが、この内容に関する記述についても、「仮面ライダーSPIRITS~受け継がれる魂Ⅱ~」(2003年/講談社)や「KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.1」(2004年/講談社)で確認することが出来る程度である。
他には、1995年に同じく講談社から発売された「TV Magazine Hero Graphic Library ② KAMEN RIDER」に、「第二ステージの裏にある、二階のスタッフルーム。平山プロデューサーや内田所長が打ち合わせに使っていた」(原文まま)と、取材時の写真(特写①)の解説に、2階部分の記載があるのみ。
1階部分については、何れの書籍においても写真掲載はなく、詳細は不明であるが、「細山スタジオ」と契約解除となる1978年まで一貫して同役割を果たしていたとは到底考え難い。

SS274016
上:「TV Magazine Hero Graphic Library ② KAMEN RIDER」(1995年/講談社)より(特①)
講談社写真部の大島康嗣が、平山亨とスタジオ跡地を訪れた際の特写。
同写真集において、「往年のロケ地を訪ねて」と題された一部で紹介されている(同項に掲載されている他の特写を見ると、取材は「C.A.L」撤収直後の1995年1月と思われる)。
尚、『東映生田スタジオ』期の「スタッフルーム」は、「C.A.L」期には「俳優館」と呼称され、こちらの建物が「スタッフルーム」と呼ばれていた。


次に、『東映生田スタジオ』作品において、映像として記録されている当建物を見てみたい。
但し、他の施設と異なり、その外観見立て使用は極端に少ない。

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上2枚:『仮面ライダーアマゾン』第16話より(右:左のアップ)
以前にも触れたが、『仮面ライダーアマゾン』第16話「ガランダーの東京火の海作戦!!」では、「市山火薬工場」という設定で使用された『東映生田スタジオ』。
その際、第2ステージの陰に隠れるように当プレハブ小屋が映し出される。

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左:『アクマイザー3』第30話より
右:2011年6月
明確に確認出来るのは、『アクマイザー3』第30話「なぜだ?! 眠る少女の謎」が唯一である。
映像を見ると、当建物は、ネム(演/鈴木真代)の監禁場所として使用されたプレハブ小屋(1階に食堂が入っていた建物。Phase109&116参照)と階段上部(2階)で行き来出来る構造となっていたことが分かる。
掲載した映画像は、その階段を上るハリスフィンクスのカット。
左下に見えるのが、一時期、少年ライダー隊の自転車などが保管されていたと云われている1階出入り口。

274007 SS274023
左:『アクマイザー3』第30話より(映①)
右:2011年6月
同エピソードでは、ガブラがネムの救出に向かうカットでも記録されている。
アグマーが倒れているのは、特写①で平山亨が立っている脇となる。

274009
上:『アクマイザー3』第30話より(映①アップ)
これは、上掲映画像①をアップにしたもの。
出入り口の扉に白いプレートが付されており、そこには解読不可能な三文字が確認出来る。
中に所長室があるにも関わらず、「会議室」と記されているのはやはり不自然であり、三文字は「所長室」と考えるのが妥当であろう。

274008 SS274024
左:『仮面ライダー』第34話より(映②)
右:2015年9月
また『仮面ライダー』第34話「日本危うし!ガマギラーの侵入」における、折口清張(演/村上不二夫)・ルミ子(演/渡辺久子)親子の劇中写真は、形状、背景からしてこの階段下部で撮影されたものと思われる。

次に、内部について考察をしてみたい。

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上:「仮面ライダーSPIRITS~受け継がれる魂Ⅱ~」より転載(特②)
これは、前述「仮面ライダーSPIRITS~受け継がれる魂Ⅱ~」に掲載された、1995年(「C.A.L」との契約解除直後)の建物内部の様子。
そこには、「かつて所長室などが入っていたという第2ステージ裏の2階の部屋」と付記されている。
奥行きから推測(1階に食堂などが入っていたプレハブ小屋と比較)すると、出入り口付近から撮影されたもの、つまり、ほぼ部屋全体が捉えられたものと思われる。
しかし、仕切りは一つもなく、所長室以外に会議室がどのような配置にあったかは不明。
時期によっても異なっていた可能性は十分にあり、所長室のみ、或いは会議室のみの時期があったのかもしれない。

ここで、特写をもう一枚見てみたい。

SS274027
上:「KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.1」より転載(特③)
これは、2004年、講談社より出版された「KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.1」に掲載された特写である。
そこには、「こちらは第2ステージの裏手に増築された会議室(2階。1階は使用済みの怪人倉庫兼少年ライダー隊の自転車置き場)。内田が陣取る所長室も、このフロアにあった。ちなみに写真右手前が石ノ森章太郎である」(原文まま)と付記されている。
・・・果たして、この記述は正しいのだろうか。

と言うのも、上掲した特写①、映画像①を見れば、まず屋根の部分は、所謂〝片流れ〟だったことが分かる。
次に、同じく内部を捉えたと云われる特写②と特写③の天井部を見比べてみると、前者には同様の傾斜を認めるものの、後者には認められない。
つまり、特写②と特写③は明らかに異なる部屋であり、推論すると、特写③は当建物内で撮影されたものではないと考える。
スタジオの施設で、小道具、及び「生田美術」の倉庫として使用された建物も片流れであったが、二面の窓から見える景色を鑑みると、特②は当建物と考えてまず間違いない。
では、特写③に写る場所は何処か?
水平の天井部、奥に見える窓外のぼやけ方から察すると、該当箇所は一箇所しかなく、『仮面ライダーX』第3話「暗殺毒ぐも作戦!!」でも使用された、第2ステージ北側の食堂ということになる。

但し、解説にある「増築された」という点に間違いはなく、この建物は、東映(東京制作所)が「細山スタジオ」と契約を結んだ1971年1月23日時点では存在していなかった。
事実、その契約書における「物件の表示 1.建物」の項に該当する建物を見つけることは出来ない(同年3月1日付分も同様)。
また、創設者のお一人・𡈽方工作氏も建てた記憶はないと仰っている(2018年12月取材時)。
但し、上掲映画像②に写るのが当建物の階段だとすれば、おそらく1971年初秋までには、既に存在していたと思われる。

因みに、広さはと言うと・・・。
「細山スタジオ」が東映(東京制作所)と交わした賃貸借契約書について、前述最初期のものを含めて二種以外は確認出来ていないものの、1978年5月2日、「C.A.L」(代表:浅野英雄(当時))と最初に交わした契約書を見ると、12坪(39.7㎡)と記載されている。

尚、この建物は、「C.A.L」期の1982年に行われた大規模改修工事時も手が付けられておらず(出入り口の改修はこの時ではない)、1995年2月、ほぼ増設時の姿のまま解体の日を迎えている。



(編集後記)
記事にもありましたが、「細山スタジオ」が東映(東京制作所)と最初に賃貸借契約を結んだのが、1971年1月23日(土)。
ちょうど50年前の今日でした。
つまり、本日は、『東映生田スタジオ』の50回目の誕生日ということになります。
そこで、「細山スタジオ」の創設者でいらっしゃる𡈽方工作氏、箕輪正治氏、両氏のご子息・進一氏、広実氏から、五十周年を記念して寄稿文(箕輪氏は電話にてお話を伺いました)を頂戴しましたので、最後に紹介させて頂き、2021年最初のブログ記事を閉めたいと思います。
大変ご多忙中のところ、甚だ勝手なお願いにも関わらず、ご対応頂きました𡈽方進一氏、箕輪広実氏には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
有難うございました。

【箕輪広実氏】
当時、駅からの道は舗装されていましたが、裏(編注:多摩美公園を含む現・多摩美緑地)の方は、今以上に鬱蒼とした森でした。
そんな場所で作られた作品が、今も多くの人の心の中に生き続けていることが不思議でなりません。
五十年前ということもあり、当時のことをあまり多くは憶えていないのですが、スタジオ開設にあたり、𡈽方工作さんとうちの親父(編注:故・箕輪正治氏)はかなり苦労したと思います。
けれど、上手くいったのは、やはり内田有作さんの存在が大きかったんでしょうね。
当時、打ち合わせだったと思うのですが、何度かうちにも来られました。
後で、親父から聞いた話ですが、更にスタジオの設備投資が必要になった時、内田さんは「それは、こっちで何とかする」と仰ったらしいんですね。
親父は、「彼は一生懸命だ」と感心していました。
本当に、『仮面ライダー』に、スタジオ運営に情熱を注がれていたんだと思います。
また基本、親父からはスタジオには危ないから行くなと言われていたんですが、何度か足を運んだ際、焼却炉の脇にバイクの残骸や色々なものが捨ててあったのを微かに憶えています。
あれ以降、同じようなヒーロー番組が数多く作られましたが、その礎を築き上げたのは、間違いなく『仮面ライダー』だったと思います。
その制作現場となったあの場所で、内田さん、𡈽方さん、親父の三人が出会ったことは、奇跡のタイミングだったのではないでしょうか。
コロナ禍で厳しい状況ではありますが、これからもあの場所に足を運んでくださる方がいらっしゃれば、嬉しく思います。
(2021年1月)

SS274030
上:2018年12月(本年3月に米寿を迎えられる𡈽方工作氏(右)とご子息の進一氏(左))
【𡈽方進一氏】
私が仮面ライダーの名前を初めて知ったのは、小学校2年生の1971年(昭和46年)1月であったと思います。
おそらく父・工作が東映様との契約時に聞いてきて、皆様よりいち早く知ったのかもしれません。
翌日に学校の先生やクラスメートに興奮しながら知らせたことを憶えています。
また、ライダーの姿を初めて見たのは、同年2月か3月に地元の子供会で当時の千葉県の船橋ヘルスセンター(現ららぽーと船橋)へ遊びに行った時で、そこの売店で朝日ソノラマシート(レコード)を発見し衝動的に購入しました。
姿の初印象は、格好いいでは無く…気持ち悪い…バッタみたい…でしたね!
そのソノラマシートは片面2曲「レッツゴー ライダーキック」と「仮面ライダー(の唄)」で2曲とも当時の藤 浩一さん(後の 「およげ!たいやきくん」で大ヒットした 子門 真人さん)の歌唱でした。
今思うと第1話(同年4月3日)の初放映した日、期待した藤 浩一さんではなく主人公・本郷 猛役の藤岡 弘さんが歌唱しているのを聞いて違和感を感じつつ、サイクロン号のうなり音で始まるオープニングでは感動したのを憶えています。
勿論、ライダーの姿も絵とは違い間違いなく格好いい~と思いました。
記録を拝見すると藤岡 弘さんは旧1号の13話まで歌唱し、2号ライダーの14話からソノラマシートと同じ藤 浩一さんが歌唱しています。
藤 浩一さんは第1話放映前には既に録音していたことになりますね!!
何はともあれ東映さんとの契約から50周年、今はもうスタジオは無くなりましたが、周囲に未だ痕跡は残っています。
跡地は更地で現在駐車場になっていますが、今後どうしましょうか?
今だ大人気で続いている仮面ライダー…2021年(令和3年)4月3日で放映50周年おめでとうございます。
この聖地を皆さまのお知恵を拝借しながら、未来に展開出来ればと思っております。
(2021年1月)



(主参考文献)
「TV Magazine Hero Graphic Library ② KAMEN RIDER」(1995年/講談社)
「仮面ライダーSPIRITS~受け継がれる魂Ⅱ~」(2003年/講談社)
「KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.1」(2004年/講談社)


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第34話「日本危うし!ガマギラーの侵入」(1971/11/20放送)
『仮面ライダーアマゾン』第16話「ガランダーの東京火の海作戦!!」(1975/2/1放送)
『アクマイザー3』第30話「なぜだ?! 眠る少女の謎」(1976/4/27放送)


Phase274 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
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〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



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Phase273 【ロケ地】川崎市多摩区生田/生田界隈⑨

(編集前記)
掲載作品順、また同一作品、同一エピソードにおいても、掲載する映画像が前後する点、および写真の撮影年月が前後する点も併せてご容赦願いたいと思います。


261001 261002
SS261006
上2枚:『イナズマン』第23話より
下:2019年12月
「おかしいなァ、絵が消えちゃった!?」
子どもたちが壁に絵を描くも、瞬時に消えてしまう・・・。
Phase258で取り上げた所謂〝風見邸〟。
『イナズマン』第23話「呪いのえのぐが人を溶かす」で、当シーンが撮影されたのは、その向かって右側に続く擁壁。
既に構造を異にしている箇所もあるが、その大半は往時のまま残されている。

261003 SS261008
左:『イナズマン』第23話より
右:2019年5月
その中で、何故かまさる(演/神谷信弘)の絵だけが消えなかった・・・。
そこへやって来たのは、渡五郎(演/伴直弥)。
現在、電信柱を支えるワイヤーは三本に増設されている。

267001 SS267002
左:『イナズマン』第23話より
右:2020年9月
擁壁側から撮られた子ども目線のアングル。
背後の個人邸宅が現存している。

267002 SS267004
左:『イナズマン』第23話より
右:2020年9月
その時、違和感を覚え、振り返る五郎。
『どっこい大作』第61話「いちど限りの人生だ!!」で、藤原成平(演/竹尾智晴)が恩師・貫田校長(演/笠智衆)とジョギングをするシーンは、この黒フェンスの個人邸宅(上掲個人宅の西隣)が建つ場所にカメラを置いて撮影されている(制作時は空き地。Phase266参照)。

267003 SS267007
左:『イナズマン』第23話より
右:2019年12月
すぐに姿を消すファントム兵士に、嫌な予感を抱く五郎。
ワイヤーが支える電信柱自体は、他の『東映生田スタジオ』作品でも記録されている。

273011 SS273030
左:『ロボット刑事』第11話より
右:2009年12月
「やぁ、驚かしてゴメンよ。ちょっと訊ねたいことがあるんだ」
掲載した映画像は、『ロボット刑事』第11話「バドー基地の秘密!!」において、壁にバドーマークを描いていたイサム(演/青沼一彦)に背後から声をかけるKのカット。

267005 SS267008
左:『どっこい大作』第3話より
右:2016年5月
半年もの間、支払いが滞り、とうとう大垣(演/名古屋章)から肉の販売を断られた珍竜軒。
肉無し、チャーシュー無しではラーメンとは言えず、二階堂甚平(演/志村喬)からは「犬も喜ばんぞ!」と罵倒される始末。
掲載した映画像は、その帰り道、電信柱の脇に大垣の店の包装紙を見つけ、咄嗟に手に取る大作(演/金子吉延)のカット。

273001 SS273004
左:『どっこい大作』第3話より (映①)
右:2019年5月
こちらは、その包装紙。
水はけの状態から、アングルはこの位置で間違いない。
尚、この包装紙は、大垣の肉屋として実際にロケに使用された精肉店『信濃屋』のものである(Phase166参照)。

273002 SS273007
左:『どっこい大作』第4話より(映②)
右:2008年12月
『どっこい大作』第4話「バカ野郎は誰だ!!」において、雨の中、珍竜軒を飛び出した大作が途方もなく夜道を彷徨うカットでは、当電信柱と更にもう一本東側の電信柱も記録されている。

273003 SS273008
左:『どっこい大作』第4話より
右:2019年5月
気付けば成平の下宿の前に立っていた大作。
掲載した映画像は、彼にそっと傘を差し出す日向早苗(演/津山登志子)のカット。

273005 SS273012
左:『どっこい大作』第3話より
右:2019年12月
「肉、チャーシュー、肉・・・」
映画像①直前のカットでブツブツと呟きながら歩く大作のカット。
手前に写る電信柱は、映画像②右側に写るものである。
駐車禁止の標識が、往時とは微妙に異なる位置にあるのが分かる。

273004 SS273010
左:『仮面ライダーV3』第28話より
右:2019年5月
掲載した映画像は、『仮面ライダーV3』第28話「5大幹部の総攻撃!!」で、ワナゲクワガタに連れ去れる南原博士に変装した立花藤兵衛(演/小林昭二)。
石段脇にある電信柱が、映画像②の右側に写るものである。

273006SS273019
左:『どっこい大作』第19話より
右:2019年5月
273008 SS273026
左:『どっこい大作』第19話より
右:2016年5月
以下、掲載する4枚の映画像は、『どっこい大作』第19話「金じゃないぜ!! 心だよ!!」において、大作が雄三(演/牟田悌三)を「清潔社」へと連れて帰るシーンで、Phase266に掲載した映画像⑤、⑥の一連。
映像には、上掲擁壁と反対側の様子が記録されている。
前方住宅の外壁ブロックが未だ建築途中であったことが分かる。

273009 SS273028
左:『どっこい大作』第19話より
右:2016年5月
斜めに設けられた擁壁は、数年前まで現存していたが、今は、その一部が形を変えて残されているだけとなっている。

273010 SS273029
左:『どっこい大作』第19話より
右:2016年5月
左端のガレージは見事に現存している。

SS273061
上:2008年12月
今回取り上げた路地。
ここでも数々のシーンが撮影された・・・。




(編集後記)
先日、神奈川県に住む後輩より「ヤモゲラスの博士の家が更地になっていました」という連絡あり。
言わずもがな、『仮面ライダー』第12話「殺人ヤモゲラス」で白川博士邸として使用された個人邸宅である(Phase102参照)。
早速、yart先生にメールを送ったところ、早速、翌日にご足労頂き、間違いないということが判明致しました。
あれから間もなく半世紀。
仕方がないと理解しつつも、ロケ地の変貌にはただただ寂しさを覚えずにはいられません。
わざわざ確認にご足労頂きましたyart先生には、この場を借りて御礼申し上げます。


(映画像掲載作品)放映順
『どっこい大作』第3話「成せば成る?!」(1973/1/22放送)
『どっこい大作』第4話「バカ野郎は誰だ!!」(1973/1/29放送)
『どっこい大作』第19話「金じゃないぜ!! 心だよ!!」(1973/5/21放送)
『ロボット刑事』第11話「バドー基地の秘密!!」(1973/6/14放送)
『仮面ライダーV3』第28話「5大幹部の総攻撃!!」(1973/8/25放送)
『イナズマン』第23話「呪いのえのぐが人を溶かす」(1974/3/12放送)


Phase273 End


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Phase272 【ロケ地】川崎市多摩区三田/三田界隈③

(編集前記)
掲載作品順、また同一作品、同一エピソードにおいても、掲載する映画像が前後する点、および写真の撮影年月が前後する点も併せてご容赦願いたいと思います。


271021 SS271089
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年12月
今回は、前Phaseに掲載した映画像③直前のシーンから。
『仮面ライダーV3』第26話「怪人ヒーターゼミのミイラ作戦!!」で、風見志郎(演/宮内洋)が、男がミイラ化した現場へ立ち寄るカット。
背後に見える個人邸宅は、既に改修されている。

271022 SS271090
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年12月
次第に全体が映し出される集合住宅は、Phase253でも触れた「㈱間組」の生田社宅。
既に往時の建物はなく、現在、その跡地には「東三田ハウス」が建っている。

271024 SS271092
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年12月
しかし、現在は手前に立派な個人邸宅が建ち(当時は、生田大谷分譲地として整備されて未だ間もない頃)、その姿も拝むことは出来ない。

271028 SS271095
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年5月
「風見志郎、お前にもミイラビールスの入った水を飲ませてやる!」
現場の状況を詳しく知りたいという風見に対し、警官らは表情を一変、彼の両腕に手錠をかけた。
以下三枚の映画像は、現在、上部が「東三田パーキング」となっている丘陵脇で撮られたカット。

271029 SS271097
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年12月
警官らの正体は、デストロンレインジャー第2部隊だった。
「さぁ、飲め!」
「不死身の風見志郎とて、ミイラビールスに侵されるはずだ!」
「ミイラビールス!?」
「ミイラビールスの血清を作れるのは、世界中でただ一人、田口博士だ!」
戦闘員が、訊ねもしないことを語ったのも、ここである。

271030 SS271098
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年12月
戦闘員がこの場を後にするカット。

271031 SS271037
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年5月
右端に写るのは、現在の「専修大学 図書館生田分館」で、映像に記録されているのは本館として管理・運営される直前の姿である(本館としての開設は1973年12月、2001年4月に生田分館としてリニューアル開館。1998年4月、(旧)本館は、120年記念館内に(新)本館として機能移管されている)。

271032 SS271039
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年5月
左端の支柱を有する電信柱は、「専修大学 西グラウンド」の北側に見事に現存している。

271033 SS271043
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年5月
近年、そのグラウンドの西側を走る浄水場通りは、歩道が大幅に設けられるなど、大規模な整備が行われた。
白亜の擁壁もその一環として改修されたものである。

271034 SS271044
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年5月
戦闘員と対峙する風見のカットには、今は無き『松下電器産業㈱東京体育館』の北側部分が記録されている。

271035 SS271046
左:『仮面ライダーV3』第26話より
右:2019年5月
屋根は赤色に再塗装されているが、風見志郎の左肩上の個人邸宅が現存している(掲載した写真では、マンションなどに遮られ、直接確認することが出来ない)。


以上、『仮面ライダーV3』第26話「怪人ヒーターゼミのミイラ作戦!!」について見てきたが、続いて同じくPhase271でも触れた『同』第11話「悪魔の爪がV3をねらう!!」について見ていきたい。


271036 SS271047
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2010年12月
掲載した映画像は、デストロンの秘密を記した手紙を立花藤兵衛(演/小林昭二)に託した後、階段を駆け下りる中原博士(演/杉山俊夫)のカット。
当時は草むらの斜面だった階段西側には、「シティウィンズ生田」という集合住宅が建っており、同アングルで捉えた場合、左半分がマンションの外壁で隠れてしまう。

271037 SS271048
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2010年12月
フェンス右上の微妙な曲がり具合が一致。
こうしたさり気無い一致に、感動を覚えずにはいられない。

271039 SS271052
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2019年5月
因みに、当階段の上は行き止まりとなっており、上部には広大な畑が広がっている。

271040 SS271053
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2010年12月
角に位置する個人邸宅の擁壁が現存している。
現在、背後にあるのは、Phase271でも触れた「グッドタイムホーム・生田」という介護付き有料老人ホームである。
それ以前は、かつてのバス停名にもなっていたように、「東京電力㈱生田営業所」が建っていた。

271041 SS271055
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2019年5月
擁壁上の黒いフェンスも現存。

271042 SS271060
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2019年5月
追手の有無を気にしながら辛くも車に乗り込んだ中原博士であったが、肝心のエンジンがかからない。
すると、背後から手が伸び・・・。

271043 SS271063
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2010年12月
「おい、博士。こんなところで何をしているのだ!」
それは、中原博士が改造手術を行ったピッケルシャークであった。

271044 SS271101
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2019年12月
中原博士の「この私をどうしようと言うのだ。貴様を造り上げた、この私を!」という問いに対し、ピッケルシャークは言い放つ。
「おまえが造ったピッケルシャークの威力を、まずおまえで試してみるのだ!」
言葉の妙が、デストロンの非情さを際立たせ、個人的には好きなセリフの応酬である。

271045 SS271123
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2019年5月
比較的、人の行き来が少ない路地ではあるが、『西三田団地』方面から歩いて浄水場通りへ向かう人々もしばしば見かける。

271049 SS271119
左:『仮面ライダーV3』第11話より(映①)
右:2010年12月
SS271122
上:2011年6月
そこへ駆けつけたのは、風見志郎。
映画像奥に見えるのは、菅生線№22と『川崎市立三田小学校』。
尚、擁壁上にフェンスと物置きがある個人邸宅は既に存在せず、現在は「三田ハウス」に姿を変えている(但し、敷地東側には、往時の擁壁の一部が現存している)。
また、映画像奥に見える、草で覆われた空き地は数年前まで往時の雰囲気を残していた(但し、上部は駐車場となっていた)が、現在は似たデザインの住宅数棟に姿を変えている。

271052 SS271115
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2010年12月
映画像の背後に写るのが、前述個人邸宅。
その手前にある擁壁上には、個人邸宅が建っていた時期もあったが、その後、擁壁ごと根こそぎ取り除かれ、現在は「ファイン三田Ⅱ」という集合住宅に姿を変えている。

271050 SS271109
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2010年12月
更にその手前(東側)、擁壁上にフェンスがある箇所は、現在の「ラ・メーゾン・デ・フルール」。

271051 SS271107
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2010年12月
そして、中原博士の車が停められていた場所となる。
ここに写る擁壁とフェンスは前述したとおりで、更にはガレージの基本的構造も往時のまま残されている。

271053 SS271124
左:『仮面ライダーV3』第11話より
右:2019年12月
「・・・海藻」

SS271126
上:「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)より
これは、「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)より抜粋したもので、「グッドタイムホーム・生田」以前に建っていた「東京電力㈱生田営業所」(開設は1978年7月)を記録した一枚。
Phase271で取り上げたのは、この坂道である。

SS271125
上:「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)より
こちらも同書から抜粋したもので、『川崎市立三田小学校』の校舎屋上から東の方を捉えたもの。
第11話で風見志郎がバイクを走らせたのは、右下の道路(手前から奥へ)で、その脇に見える小高い空き地が上掲映画像①に写る、草で覆われていた空き地である。
在りし日の『松下電器産業㈱東京体育館』も確認出来る。



(主参考文献)
「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダーV3』第11話「悪魔の爪がV3をねらう!!」(1973/4/28放送)
『仮面ライダーV3』第26話「怪人ヒーターゼミのミイラ作戦!!」(1973/8/11放送)


Phase272 End


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