Extra Edition -再始動-


最終更新日より約一ヶ月、生活拠点を大阪に移し約二週間が経過。
一昨日、ようやく回線工事が終了し、ネット環境が整いました。
この間も拙ブログをご覧頂いていた方々には、心より感謝申し上げます。

敢えてゴチャゴチャと申しません。
理屈、理由抜きです。

『此処にスタジオがあった頃』、間もなく再始動します。

2017年10月16日
hide男
スポンサーサイト

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Extra Edition -感謝-

2017年9月16日(土)17時、小雨。
場所は、小田急線『読売ランド前駅』の改札口。

42年前、ゲンゴロウのブローチが売られていたその場所に、髪を後ろに束ねたモヒカンカットの男を始め、15人の少年少女が集まった。
これまで何度となく、此処にスタジオがあった頃に思いを馳せ、共に立ち、共に熱く語り合った素晴らしい仲間たち。
中には、初見の顔も。

一軒目は焼き鳥屋―。
四つのテーブルでは、すぐに熱い会話が飛び交った。
早速、生田作品のロケ地検証を始めるテーブル。
自分たちの活動を報告し、これまで行ったロケ地を紹介するテーブル。
大泉作品の考察、ロケ地情報の交換をするテーブル。

最初は緊張を隠せないでいた初見の子供たちも、気が付けば、熱いトークの間に「おかわり、生中!」を繰り返す。
某人が言った、「この集りは、まるで小学校の同窓会」だと。
子供の頃に見た風景を思い出し、「あそこにあんな建物があった」「ここにこんな木が建っていた」・・・。
育った環境や場所が違うにも関わらず、みんなの心の中には、幼少の頃に刻まれた同じ風景が漂っている。

その風景を思い出し、いつまでも追い続ける子供たち。
一年半前まで、このような素晴らしい仲間との出会いを誰が想像できたであろうか。
楽しい時間は、瞬く間に過ぎ去っていく。

2016年2月7日(日)14時、小田急線『読売ランド前駅』の改札口で出会った何人かの仲間たちと、同じ場所で熱く握手を交わし、別れの時を迎えた。

二軒目は近くの居酒屋―。
これまで特に熱く語り合った仲間たちとの時間も、残り僅か。
彼らとの数々の思い出、素晴らしい時間が走馬灯のように流れていく。
一昨年まで、パソコンの向こう側にいた彼ら。
まさかこのような関係になろうとは・・・。

やがて別れの時―。
駅のホームで、「本当に出会えて良かった・・・」と伝えたところ、「いや、僕たちは出会わなければならなかった」と言われた。
胸に沁みた。
車内で、涙がとまらなかった・・・。



2003年、当時、幼稚園に通っていた息子と始めた『仮面ライダー』ロケ地考証と『東映生田スタジオ』考証。
あれから14年、まだまだ道半ば。
10月以降も、遠く離れた大阪で、ブログを作り続けたいと思います。

最後に出会った方々も含めて、昨夜、愚生の送別会を兼ねたロケ地大画報オフ会に参加された皆様方、心から感謝申し上げます。
思い出に残るステキな時間を、本当に有難うございました。


主幹のyart先生さんを始め、MGGさん、EROOYAJIさん、モリリンさん、Fさん、コロンボさん、harryさん、皆さんには、特にお世話になりました。
本当に本当に本当に有難うございました。
皆さんに初めてお会いした時、恐れ多くて、正直、心臓バクバク、緊張しっぱなしでした。
そんな中、多摩美のロケ地をみんなでゾロゾロと歩いていた際、『仮面ライダー』第8話で使用された現『タカラスタンダード生田寮』について、当時は『中央高等理容学校・生田学生寮』と呼ばれていた旨、勇気を振り絞って言ったのが、おそらく第一声だったと記憶しております。
初見にも関わらず、「なんだ、こいつ!」と思われたかもしれません。
既にコミュニティーが形成されているであろう中に飛び込むこと自体、凄く迷ったのですが、あの日、参加せず、あの第一声がなければ、昨日のような思いは決して出来なかったと思います。
その後も、個人的に時間を共有し、ロケ地を巡り、熱く語り合った皆さんには、ただただ感謝あるのみです。

必ず帰ってきます。
その時は、またゲンゴロウのブローチが売られていたあの場所で再会できれば嬉しく思います。

此処にスタジオがあった町・・・、素晴らしい仲間と素晴らしい出会いがあった、ステキな町でした。

2017年9月17日
hide男

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase080 【ロケ地】川崎市麻生区百合丘/百合丘第二団地PartⅢ

(編集前記)
厳密に言いますと、『百合丘第二団地』ではないのですが、一部映り込みもありますので、敢えてそのPartⅢとして取り上げたいと思います。


S080001
上:2008年12月
この個人邸宅は?
瞬時に、前Phaseで予告した、『どっこい大作』第32話「パンで突っこめ-パン!?」に登場した宮本厳哲(演/進藤英太郎)邸が閃いた方は、かなりの強者。

080006
上:『ロボット刑事』第7話より
やはり、『ロボット刑事』で度々登場した芝刑事(演/高品格)邸を思い出された方の方が多いに違いない。

080001 S080003
左:『ロボット刑事』第1話より
右:2008年12月
掲載した映画像は、第1話「バドーの殺人セールスマン」において、芝刑事(演/高品格)を迎えに来たK。
このカットはEDにも使用されたため、記憶に留めている方も多いのではないだろうか。
但し、一目瞭然、2008年の取材時、既に外塀はなくなり、駐車スペースと改修されていた。
更に・・・。

080002 S080004
左:『ロボット刑事』第1話より
右:2014年12月
080003 S080005
左:『ロボット刑事』第3話より
右:2014年12月
080004 S080006
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2014年12月
080005 S080007
左:『ロボット刑事』第22話より
右:2014年12月
2014年12月に再訪してみると、住宅毎、建て替えが。
因みに、第1話で、迎えに来たKに対し、芝刑事はこのようなセリフを吐く。
「この家に近付くな!大事な嫁入り前の娘がいるんだ。近所の噂にのぼったら迷惑だ!」

080012 S080013
左:『ロボット刑事』第1話EDより
右:2017年8月
芝邸前から南東方向を捉えたロー・アングル。

080009 080010
S080014
上左:『どっこい大作』第32話より
上右:『ロボット刑事』第22話より
下:2014年12月
同じく芝邸前から南東方向を捉えたアングル。
『どっこい大作』第32話「パンで突っこめ-パン!?」では、大作(演/金子吉延)が宮本厳哲を連れ出し、『ロボット刑事』第22話「恐悪ミサイルマン バドーの正体!!」では、バドーの工作員が芝刑事の次女・由美(演/加賀由美子)を拉致するシーンが描かれた。
因みに・・・。

S080009 S080008
上2枚:2008年12月
外塀の東側部分は、2008年の段階でも現存していた。
尚、映像で確認出来る玄関口は、全面改修される直前まで存在していたと思われる。
そして、今・・・。

080007 S080012
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2017年8月
芝邸は、手前2棟、奥に2棟、同じデザインの洒落た住宅4棟へと姿を変えている。

080011 S080016
左:『ロボット刑事』第22話EDより
右:2017年8月
芝邸前から北西側を捉えたアングル。

080013 S080017
左:『ロボット刑事』第22話より
右:2014年12月
同じく芝邸前から北西側を捉えたアングル。
『ロボット刑事』第22話で、由美を拉致したバドーの車が立ち去るカットが撮影された。
当時、フェンスの向こう側(北側)には、『百合丘第二団地』107号棟が建っていた。

080014 S080018
左:『ロボット刑事』第22話より
右:2008年12月
その現場を目撃した新條刑事(演/千葉治郎)。
掲載した写真の角度が甘いが、映し出されたのは、芝邸二軒北隣の邸宅。
尚、新條刑事が出てきたのは、当時、芝邸の三軒隣にあった「緑荘」の入口である。

080015 S080021
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2008年12月
080016 S080025
左:『どっこい大作』第32話より
右:2017年8月
同じく北西側を捉えたアングル。
『ロボット刑事』第24話「バクライマン 焦熱作戦!!」では、芝邸一軒北隣の邸宅前で、Kとバクライマンの戦闘シーンが撮影された。
また、掲載した『どっこい大作』第32話「パンで突っこめ-パン!?」の映画像を見ると、所謂スターハウスと呼ばれた「全日本空輸社宅」が写っているのが分かる。

080018 080019
S080027
上2枚:『ロボット刑事』第24話より
下:2014年12月
Kとバクライマンとの戦闘シーンでは、現在の「百合丘3丁目けやき公園」(当時の住宅地図には、単に〝児童公園〟と記されているのみ)と、当時の『百合丘第二団地』107号棟が記録されている。

S080028
上:2008年12月
2008年、未だ往時の面影を残していた芝邸。
今や、その痕跡すら残されていない。
この前の道路で、数々のシーン、カットが撮影された・・・。



(編集後記・ご報告)
いつも拙ブログをご覧頂きまして、誠に有難うございます。
既に、一部の方にはご連絡させて頂きましたが、今月末を以って愚生は神奈川県を離れることとなりました。
大阪へ参ります。

昨年2月7日、「『仮面ライダー』45周年記念オフ会」を契機に出会った、yart先生さんを始めとする素晴らしい同志、仲間の皆様方には心より感謝申し上げます。
本当に、本当にお世話になりました。
皆さんとの出会いがなければ、今こうしてブログを更新していることさえなかったと思います。

yart先生さん、MGGさん、EROOYAJIさん、モリリンさん、harryさん、Fさん、コロンボさん、また共にロケ地に立ち、オフ会では一軒で5~6時間も語り合った多くの皆さん・・・。
そして、𡈽方工作氏、進一氏、箕輪広実氏の御大方、更には『かしわや』の店主でいらっしゃった故・柏倉ミエ子さん。
更には、今後の記事に登場予定の方々・・・。
皆さんから頂いた刺激は、決して忘れることのないものばかりです。

拙ブログにつきましては、おそらくPhase999まで継続出来るだけの取材写真や資料を既に手元に有しておりますので、今後も遠く離れた地からお送りしたいと考えております。
暫くは、引っ越しなどでバタバタしますが、落ち着きましたら再開致しますので、誠に勝手を申しますが、引き続きご覧頂ければ幸いです。
宜しくお願い申し上げます。

まだまだレベルの低さ、甘さを痛感しておりますが、今後も、『仮面ライダー』を始めとする『東映生田スタジオ』作品のロケ地について、そして『東映生田スタジオ』そのものについて、研究を続けていきたいと考えております。

此処での素晴らしい出会いに、感謝を込めて―。

また帰ってきます。

2017年9月10日
hide男



(映画像掲載作品)放映順
『ロボット刑事』第1話「バドーの殺人セールスマン」(1973/4/5放送)
『ロボット刑事』第3話「時計発狂事件」(1973/4/19放送)
『ロボット刑事』第7話「頭上の恐怖!!」(1973/5/17放送)
『どっこい大作』第32話「パンで突っこめ-パン!?」(1973/8/20放送)
『ロボット刑事』第22話「恐悪ミサイルマン バドーの正体!!」(1973/8/30放送)
『ロボット刑事』第24話「バクライマン 焦熱作戦!!」(1973/9/6放送)


Phase080End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase079 【ロケ地】川崎市麻生区百合丘/百合丘第二団地PartⅡ


078001 S078002
左:『ロボット刑事』第1話より
右:2008年12月
078002 S078003
左:『ロボット刑事』第1話EDより
右:2014年12月
『ロボット刑事』第1話「バドーの殺人セールスマン」において、芝刑事(演/高品格)を迎えに来たK。
僅かに異なる別テイクが、EDにも使用されている。
当時、擁壁の上には、『百合丘第二団地』の115号棟が建っていた。
現在、その跡地には、「UR都市機構百合ヶ丘みずき街」の8号棟が建っている。

078048 S078010
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2014年12月
『ロボット刑事』第24話「バクライマン 焦熱作戦!!」で映し出された『百合丘第二団地』115号棟の擁壁。
一目瞭然、現在の歩道部分にも、当時は擁壁が存在していたことが分かる。

078051 S078016
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2008年12月

078047 S078014
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2008年12月
バクライマンに挑む芝、新條(演/千葉治郎)両刑事。
周辺の住宅も、ほぼ全軒と言っていい程に、リフォームされている。

078049 S078012
左:『どっこい大作』第32話より
右:2017年8月
『どっこい大作』第32話「パンで突っこめ-パン!?」では、上掲擁壁脇にカメラを置いての撮影が行われた。

078050 S078013
左:『どっこい大作』第32話より
右:2017年8月
当エピソードでは、宮本厳哲(演/進藤英太郎)がタクシーに乗り、自宅に戻るシーンが撮影されている。

078053 S078017
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2014年12月
擁壁は分断され、その南側は全面に渡り改修されている。
現在、「UR都市機構百合ヶ丘みずき街」7号棟へと続く歩道の部分も、往時は擁壁となっていた。
Kの横に写るフェンス内は、現在の「百合丘3丁目けやき公園」。
当時の住宅地図には、単に〝児童公園〟と記されているだけで、その名称の変遷については明らかとなっていない。

078055 S078019
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2008年12月
078056 S078020
左:『ロボット刑事』第22話より
右:2014年12月
078057 S078021
左:『ロボット刑事』第24話より
右:2014年12月
『ロボット刑事』では、現・「百合丘3丁目けやき公園」を手前に、擁壁を捉えたアングルが多用された。
この擁壁の西側は、基本的には往時のままだが、補修されている箇所も多々見られる。

078058 S078022
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2014年12月
078059 S078024
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2014年12月
『ロボット刑事』第7話「頭上の恐怖!!」では、擁壁西側の道路上でも撮影が行われており、ヒコーマンとKの戦闘シーンが描かれた。
掲載した映画像で、ヒコーマンの背後に見えるのは、『百合丘第二団地』105号棟。

078060 S078025
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2014年12月
同エピソードでは、同じく『百合丘第二団地』の106号棟も映し出されている。
尚、『百合丘第二団地』と、その跡地に建つ「UR都市機構百合ヶ丘みずき街」は、単なる建て替えではなく、棟番号(数)は勿論のこと、建物自体の構造、大きさ、配置も異なっており、完全一致はしない。


(編集後記)
次回、『どっこい大作』第32話「パンで突っこめ-パン!?」では、宮本邸として使用されたあの邸宅を取り上げたいと思います。
また、それとは別に、一つご報告がございますので、よろしければご覧ください。


(映画像掲載作品)放映順
『ロボット刑事』第1話「バドーの殺人セールスマン」(1973/4/5放送)
『ロボット刑事』第7話「頭上の恐怖!!」(1973/5/17放送)
『どっこい大作』第32話「パンで突っこめ-パン!?」(1973/8/20放送)
『ロボット刑事』第22話「恐悪ミサイルマン バドーの正体!!」(1973/8/30放送)
『ロボット刑事』第24話「バクライマン 焦熱作戦!!」(1973/9/6放送)


Phase079 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase078『東映生田スタジオ』⑪ 【(E)電話ボックス】

(編集前記)
Phase076&077の第2ステージで取り上げてもよかったのですが、多くの作品、多くのシーンやカットで使用されていますので、独立して(E)電話ボックスとして記載したいと思います。


078003 S078009
左:特写より
右:2017年8月
スタジオ開設間も無くして、第2ステージ西側の出入り口北側に電話ボックス(大型青公衆電話機)が設置された。
その存在が最初に確認出来るのは、『好き!すき!!魔女先生』制作時の特写スチール。
「テレビマガジン特別編集 変身ヒーロー大全集」(1995年/講談社)に掲載されたカラースチール(掲載した特写と同時に撮られたことは明らか。但し、構成上、電話ボックスが他のスチールに隠れている)を見ると、バルの服が黄色。
撮影された時期が、第1クール制作時だったことが分かる。
尚、当電話ボックスの講習番号は、3099であった。

078004 S078006
左:特写より
右:2011年11月
これは、スタッフルーム西側に停められた、『超人バロム・1』に登場するマッハロッドを北側から撮影したもの。
普段は、第2ステージ脇の電話ボックス北側にも、撮影用具が置かれていたことが分かる。

078005 078006
上2枚:『好き!すき!!魔女先生』第16話より
映像での初出は、『好き!すき!!魔女先生』第16話「ゴキブリ父ちゃん! 怪人レスラーもビックリ」。
但し、当シーンの大半は西側の笹薮に延びる階段とその周辺で行われており、掲載した映画像のように、教頭先生(演/牧冬吉)がしゃがみ込む際、電話ボックスは単なる背景の一部としてに映り込んでいるだけ。
そのため、整備の必要はないと判断されたのか、映像には、所用に用いたと思われる自転車やセットの残骸など、殺伐としたスタジオの様子がありのままに記録されている。

078007 078008
左:『超人バロム・1』第9話より
右:『超人バロム・1』第10話より
078009 078010
左:『超人バロム・1』第13話より
右:『超人バロム・1』第18話より
078011 078012
左:『超人バロム・1』第21話より
右:『超人バロム・1』第26話より
劇中、緊急を要する事態が発生し、公衆電話ボックスに駆け込む。
しかし、相手に繋がらない。
振り向けば、更なる危険が迫り来る・・・、そういったシチュエーションは、一昔前の映画やテレビドラマではよく見受けられた。
携帯電話が常備品となった現在では、ただただ懐かしい限りである。
第2ステージ西側には、撮影機材を設置するのに十分なスペースがあり、『東映生田スタジオ』作品におけるそうしたシーンの撮影には、この電話ボックスが多用された。
移動の手間も省ける、恰好のオープン・セットだったと言えよう。
前掲したように、『好き!すき!!魔女先生』第16話など、中にはそのスペースや、西側斜面の階段の使用が目的で、電話ボックスは単なる背景の一部として映り込んでいるものもあるが、それ以降、本来の用途とは別に、『東映生田スタジオ』作品では、シーンに必要なセットとして頻繁に用いられることとなった。
中でも『超人バロム・1』での使用頻度は高く、直後にドルゲ魔人に襲われるなど、緊張感溢れるシーンが数多く描かれた。
尚、残念ながら電話ボックスの正確な設置時期は明らかとなっていないが、1995年の「C.A.L」閉鎖(「細山スタジオ」解体)時まで存在していた。

078013 078014
左:『仮面ライダー』第69話より
右:『仮面ライダー』第88話より
『仮面ライダー』では、第69話「怪人ギラーコオロギ せまる死のツメ」、第88話「怪奇 血を呼ぶ黒猫の絵!」の2エピソードで使用された電話ボックス。
前者では、ナオキ(演/矢崎智紀)とミツル(演/山田芳一)が、子供達がショッカーに襲われたことを本郷に電話で伝えるシーンが描かれ、後者では、世界平和会議において、要人誘拐を狙った〝F作戦〟を遂行しようとするゲルショッカーの動きを察知した本郷(藤岡弘)が、会場に潜り込んでいる滝(演/千葉治郎)に連絡を取るシーンが描かれた。

078024 078025
左:『どっこい大作』第10話より
右:『どっこい大作』第11話より
『どっこい大作』第10話「怒りに紅い花が咲く!!」で、大作(演/金子吉延)が住み込みで働くラーメン屋「珍竜軒」が火災に見舞われる。
当エピソード、及び続く第11話「呪いの味をうち砕け!!」において、その店舗前という設定で使用されたのが第2ステージ西側で、その際、電話ボックスが映し出された。

078015 078016
左:『仮面ライダーV3』第7話より
右:『仮面ライダーV3』第35話より
『仮面ライダーV3』では、第7話「ライダーV3 怒りの特訓」において、人工心臓の開発者・河井三郎(演/池田忠夫)がデストロンに拉致されるシーンが、また第35話「キバ男爵 最後の変身」においては、デストロンの秘密作戦を知った男性が、少年仮面ライダー隊本部に通報するシーンが、この電話ボックスで描かれた。
尚、河井博士を演じた池田忠夫は、『仮面ライダー』第45話「怪人ナメクジラのガス爆発作戦」では、小型人工頭脳の開発者・矢島博士を演じている(但し、OPクレジットは池田唯夫)。

078017 078018
上2枚:『仮面ライダーV3』第35話より(左:映①)
078019 078021
上2枚:『仮面ライダーV3』第35話より
『仮面ライダーV3』第35話では、更に通報をした男性が吸血マンモスに殺害されるシーン(映画像①は、電話ボックスの周囲に暗幕を張っての撮影)と、現場へ駆けつけた風見四郎(演/宮内洋)がその吸血マンモスに襲われるシーンも撮影されている。
劇中、北町の倉庫街の一角として使用され、第2ステージ西側出入り口も映し出されるが、その扉に記されていたのは〝内川益三酒店〟。
しかし、当エピソードでは、この前後に〝内川益三酒店〟、更には〝内川益三〟さえ登場しない。
また、同時期に制作されていた『ロボット刑事』、『イナズマン』での使用も認められないため、倉庫街を表現するために当シーンにのみ使用された装飾文字と思われる。

078022 078023
左:『イナズマン』第1話より
右:『イナズマン』第20話より
『イナズマン』では、少年同盟の基地がこの電話ボックスの真下にあるという設定。
また『同』第20話「星円盤を追え!ライジンゴー!!」では、新人類帝国に弟の太郎(演/佐藤康宏)を人質に取られたユウコ(演/丘野かおり)が、水晶玉を使って渡五郎(演/伴直弥)を徐々に追い詰めていくシーンが、第2ステージ周辺で描かれ、カットによっては、この電話ボックスが映り込んでいる。

078026 078027
左:『仮面ライダーX』第13話より(映②)
右:『仮面ライダーX』第32話より(映③)
『仮面ライダーX』では、第13話「ゴッドラダムスの大予言!」と第32話「対決!キングダーク対Xライダー」の2エピソードで、当電話ボックスが使用された。
映画像③を見ると、当公衆番号3099が確認出来る。

078028 078029
左:『仮面ライダーアマゾン』第2話より
右:『仮面ライダーアマゾン』第5話より
『仮面ライダーアマゾン』第2話「十面鬼!神か?悪魔か?」でも、公衆番号3099が確認出来る。
因みに、上掲した『仮面ライダーX』の映画像②、及び③を見ると、左の扉枠の部分に何かを剥がしたような痕跡が確認出来るが、『仮面ライダーアマゾン』第5話「地底からきた変なヤツ!!」でもその痕跡が映り込んでいる。

078030 078031
上2枚:『仮面ライダーアマゾン』第10話より
『仮面ライダーアマゾン』第10話「黒ネコ獣人 保育園をねらう!!」では、黒ネコ獣人が電話ボックスの上から宙返りを披露した。

078032 078033
上2枚:『仮面ライダーアマゾン』第15話より
『仮面ライダーアマゾン』第15話「出たぞ!恐怖のゼロ大帝!!」で映し出された電話ボックス。
この後、ハチ獣人が現れ、殺人シーンが描かれる。

078034 S078007
これは、その殺人現場。
撮影は、施設西側にある階段からと思われる。

078036 078035
左:『仮面ライダーストロンガー』第13話より
右:『仮面ライダーストロンガー』第27話より
『仮面ライダーストロンガー』第13話「一ツ目タイタン! 最後の逆襲!!」開巻部、城茂(演/荒木茂)の前に一ツ目タイタンが現れたのは、電話ボックス前。
第27話「改造魔人! デルザー軍団現わる!!」の映画像で電話をかけているのは、タックル・岬ユリ子を演じた故・岡田京子。

078037 078038
左:『秘密戦隊ゴレンジャー』第6話より
右:『秘密戦隊ゴレンジャー』第28話より
『秘密戦隊ゴレンジャー』第6話「赤い謎!スパイルートを海に追え」では、スタジオ自体が倉庫街という設定で使用され、カットによって電話ボックスが映り込んでいる。
第28話「赤い大噴火!地底基地に潜入せよ」では、電話ボックスの奥に、第2ステージ西側出入り口の扉に白い看板のようなものが設置されているのが分かる。
詳細は不明だが、これは、Phase076に掲載した『仮面ライダーストロンガー』第36話の映画像に僅かに写っている看板と同一のものと思われる。

078041 078039
上2枚:『秘密戦隊ゴレンジャー』第8話より
078042
上:『秘密戦隊ゴレンジャー』第8話より
S078008
上:2012年4月
エピソードは前後するが、『秘密戦隊ゴレンジャー』では、第8話「黒い恐怖!殺しの毒牙」においても使用されており、世界的平和主義者・Mr.スコット(演/トニー・セテラ)が、この電話ボックスの中に閉じ込められた。

078043 078044
左:『アクマイザー3』第23話より
右:『ジャッカー電撃隊』第14話より
左に掲載したのは、『アクマイザー3』第23話「なぜだ?!魔法力がきかない」における、イビルとオオカミーダの対峙シーン。
明らかにセットと分かるベニヤまで記録されており(当シーンで映り込む必要性は全く無い)、また緑のシートは、おそらく移動が容易くない大道具の一部、或いは、形状からして劇用車を覆い隠したものと思われる。

078045 078046
左:『透明ドリちゃん』第4話より
右:『透明ドリちゃん』第18話より
映像上、電話ボックスが最期に確認出来るのは、『透明ドリちゃん』第18話「ミドリは名探偵」。
第4話「小さな生命だから」では、雪の降る夜、第2ステージ横で、ドリちゃん(演/柿崎澄子)のパパで獣医の青山竜夫(演/佐藤允)が急患を診に出掛けるシーンが描かれた。
その際、当電話ボックスが映り込んでいる。


(主参考文献)
「人造人間キカイダー 超人バロム・1 変身忍者 嵐 3大テレビヒーローシークレットファイル」(2003年/ミリオン出版)


(映画像掲載作品)放映順
『好き!すき!!魔女先生』第16話「ゴキブリ父ちゃん! 怪人レスラーもビックリ」(1972/1/16放送)
『超人バロム・1』第9話「冷血魔人クモゲルゲ」(1972/5/28放送)
『超人バロム・1』第10話「地震魔人モグラルゲ」(1972/6/4放送)
『超人バロム・1』第13話「魔人タコゲルゲが子供をねらう!」(1972/6/25放送)
『仮面ライダー』第69話「怪人ギラーコオロギ せまる死のツメ」(1972/7/28放送)
『超人バロム・1』第18話「魔人アンモナイルゲがパパをおそう」(1972/7/30放送)
『超人バロム・1』第21話「魔人クチビルゲがバロム・1を食う!!」(1972/8/20放送)
『超人バロム・1』第26話「魔人ハネゲルゲが赤い月に鳴く」(1972/9/24放送)
『仮面ライダー』第88話「怪奇 血を呼ぶ黒猫の絵!」(1972/12/2放送)
『どっこい大作』第10話「怒りに紅い花が咲く!!」(1973/3/12放送)
『どっこい大作』第11話「呪いの味をうち砕け!!」(1973/3/19放送)
『仮面ライダーV3』第7話「ライダーV3 怒りの特訓」(1973/3/31放送)
『イナズマン』第1話「恐怖の新人類 バンバの挑戦!!」(1973/10/2放送)
『仮面ライダーV3』第35話「キバ男爵 最後の変身」(1973/10/13放送)
『イナズマン』第20話「星円盤を追え!ライジンゴー!!」(1974/2/19放送)
『仮面ライダーX』第13話「ゴッドラダムスの大予言!」(1974/5/11放送)
『仮面ライダーX』第32話「対決!キングダーク対Xライダー」(1974/9/21放送)
『仮面ライダーアマゾン』第2話「十面鬼!神か?悪魔か?」(1974/10/26放送)
『仮面ライダーアマゾン』第5話「地底からきた変なヤツ!!」(1974/11/16放送)
『仮面ライダーアマゾン』第10話「黒ネコ獣人 保育園をねらう!!」(1974/12/21放送)
『仮面ライダーアマゾン』第15話「出たぞ!恐怖のゼロ大帝!!」(1975/1/25放送)
『秘密戦隊ゴレンジャー』第6話「赤い謎!スパイルートを海に追え」(1975/5/10放送)
『秘密戦隊ゴレンジャー』第8話「黒い恐怖!殺しの毒牙」(1975/5/31放送)
『仮面ライダーストロンガー』第13話「一ツ目タイタン! 最後の逆襲!!」(1975/6/28放送)
『仮面ライダーストロンガー』第27話「改造魔人! デルザー軍団現わる!!」(1975/10/4放送)
『秘密戦隊ゴレンジャー』第28話「赤い大噴火!地底基地に潜入せよ」(1975/11/1放送)
『アクマイザー3』第23話「なぜだ?!魔法力がきかない」(1976/3/9放送)
『ジャッカー電撃隊』第14話「オールスーパーカー!! 猛烈!! 大激走!!」(1977/7/16放送)
『透明ドリちゃん』第4話「小さな生命だから」(1978/1/28放送)
『透明ドリちゃん』第18話「ミドリは名探偵」(1978/5/6放送)


Phase078 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

プロフィール

hide男

Author:hide男
東映生田スタジオと同作品ロケ地研究の場です。

当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR