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Phase189 【ロケ地】川崎市宮前区神木本町/神木山等覚院長徳寺①


例年4月下旬~5月上旬にかけて、境内一面にツツジが咲き誇る『神木山等覚院長徳寺』(以下、『等覚院』)。
別称「つつじ寺」と呼ばれる所以である。
「神奈川花の名所100選」にも選ばれているこの寺院に、改造人間や西洋妖怪が現れたのは、今から約半世紀近く前、1972年のことである・・・。

189001 S189001
左:『仮面ライダー』第45話より
右:2008年1月
まずは山門から本堂へ至る石段、その俯瞰アングルを見てみたい。

189002 S189002
左:『仮面ライダー』第45話より
右:2016年5月
矢島博士(演/池田忠夫)邸から人工頭脳を盗み出した源治(演/ 川中弘)と鉄(演/花巻五郎)。
逃亡を図る彼らの前に現れたのは・・・。
『仮面ライダー』第45話「怪人ナメクジラのガス爆発作戦」で、源治と鉄が逃げ込んだ場所が『等覚院』である。
石森漫画でも描かれることの多い、足の間からのナメ構図が実に素晴らしい。

189003 S189005
左:『仮面ライダー』第45話より
右:2018年11月
189004 S189006
左:『仮面ライダー』第45話より
右:2008年1月
彼らの前に現れたのは、同じく人工頭脳の奪取を目論むショッカーの改造人間・ナメクジラ。
一部に改修個所、劣化部分も見受けられるが、石段の多くは撮影当時のままと思われる。

189005 S189010
左:『変身忍者 嵐』第37話より
右:2018年11月
189006 S189011
左:『変身忍者 嵐』第37話より
右:2018年11月
「師走だというのに、今日はいい天気じゃあ」
『変身忍者 嵐』第37話「バラバラ妖怪!死の船がよぶ!!」では、戸沢白雲斎の孫娘・さくら(演/西崎緑)が住む「月光院」として使用された『等覚院』。
掲載した映画像は、石段を上る寺男の常吉(演/田村保)。
この後・・・。

189007 S189015
左:『変身忍者 嵐』第37話より
右:2015年9月
189008 S189019
左:『変身忍者 嵐』第37話より(映①)
右:2018年11月
バラーラに襲われた常吉は、石段下まで落下。
バラーラは、彼に化けてハヤテ(演/南城竜也)らが来るのを待ち伏せする。

189009 S189020
左:『変身忍者 嵐』第37話より
右:2016年5月
こちらは、別シーン。
さくらの悲鳴を聞きつけ、「月光院」の石段を駆け上るハヤテ、ツムジ(演/松葉寛祐)、月光院(演/佐代雅美)。

189011 S189022
左:『変身忍者 嵐』第37話より(映②)
右:2015年9月
バラーラを倒し、忍者大秘巻・天の巻を守ったハヤテらが「月光院」を後にするラスト・シーン。
『仮面ライダー』第45話と違い、さくらの住む「月光院」という設定が与えられたため、石段俯瞰アングル一つにしても、カット数は『変身忍者 嵐』第37話の方が圧倒的に多い。

189017 S189037
左:『仮面ライダー』第45話より
右:2015年9月
こちらは石段下部の様子で、ショッカーに捕まった源治と鉄。
現在、石段両側には、手摺りが設置されている。

189018 S189039
左:『仮面ライダー』第45話より
右:2008年1月
やがて一文字隼人(演/佐々木剛)が登場。
同じく階段下部で撮影されている。

189014 S189027
左:『変身忍者 嵐』第37話より
右:2018年11月
「常吉、どうしたの?今の声!」
次に、石段煽りのアングルを見てみたい。
上掲映画像①と同シーンで、常吉の悲鳴を聞きつけ、外に出てきた月光院とさくら。
しかし、そこにいたのは・・・。
この石段の左右全てがツヅジである。

189015 S189033
左:『変身忍者 嵐』第37話より
右:2018年11月
189016 S189034
左:『変身忍者 嵐』第37話より
右:2015年9月
上掲映画像②と同じく、『変身忍者 嵐』第37話のラスト・シーンで、「月光院」を後にするハヤテらを見送る月光院とさくら。

189012 S189023
左:『仮面ライダー』第45話より
右:2015年9月
189013 S189024
左:『変身忍者 嵐』第37話より
右:2015年9月
背後は、安政6年(1859年)に建立されたと云われている本堂。
『変身忍者 嵐』第37話が撮影された1972年秋頃でも、未だ茅葺き屋根だったことが分かる。
また往時は、石段を上って右手に手水舎があったが、現在は左手に移設されている。

(編集後記)
情報量が多く、今回は、石段周辺の考察に留めました。
仁王門周辺、および境内は、改めて取り上げたいと思いますので、ご容赦ください。
また、既にご存知のとおり、当院は、他社作品のロケにも何度か使用されています。
中でも、名優・左卜全をゲストに迎えた『コメットさん』(1967年/国際放映・TBS)第18話「いまにみていろ」は、モノクロではありますが、当時の境内の様子が克明に記録されており、大変貴重な映像と言えるでしょう。


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第45話「怪人ナメクジラのガス爆発作戦」(1972/2/5放送)
『変身忍者 嵐』第37話「バラバラ妖怪!死の船がよぶ!!」(1972/12/15放送)


Phase189 End


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〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
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Phase188 【ロケ地】川崎市宮前区宮前平/東急田園都市線宮前平駅周辺②

今回、取り上げるロケ地は、実際は宮前区小台である。
しかしながら、Phase187で取り上げた箇所の続きであるということから、同様に川崎市宮前区宮前平/東急田園都市線宮前平駅周辺②として考察を試みたいと思う。
地元の方を始め、中には、気分を害される方もいらっしゃるかもしれないが、どうかご容赦願いたい。


188002 S188002
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
右:2009年8月
東西学園に通う田辺進(演/矢崎知紀)は、あることが理由で、連日、眠れない夜を過ごしていた。
そのため、昼間は歩いている時でさえ居眠りする始末・・・。
掲載した映画像は、『好き!すき!!魔女先生』第4話「ソクラテス 大いに怒る」で、進がフラフラになって下校していた際(Phase187参照)、前から出前持ちが坂道を下って来るシーン。

188003 S188003
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
右:2018年5月
場所は、「土橋第二架道橋」の南側で、右奥に写る個人邸宅の擁壁が現存する。

188004 S188004
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
右:2018年5月
「危なーい!!」
二人がぶつかりそうになる瞬間、思わず声をあげる月先生(演/菊容子)。
背後が、「土橋第二架道橋」。

188005 S188005
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
右:2009年8月(写①)
188006 S188006
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より(映①)
右:2018年5月(写②)
身を挺して進を助けた月先生。
しかし、続けて今度は背後からトラックが接近してきた・・・。
ここで、写真①と写真②を見比べて頂きたい。
・・・同じ場所である。
草が生い茂っていた空き地は、駐車場を有する某レンタルビデオショップとなった時期もあったが、やがてそれも姿を消し、現在はメディカルモールを有する巨大な賃貸マンションと分譲マンションに変貌を遂げている。

188007 S188012
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
右:2018年5月
188009 S188016
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より(映②)
右:2018年5月
近付くトラックに気付いた月先生は、ムーンライトパワーでその場から脱出する。
尚、『イナズマンF』第2話「戦慄のサファリ!海中大作戦!!」で、ノコギリデスパーが立っていた場所(Phase187参照)は、映画像②右端に写る、盛土の擁壁(ガード南)部分である。

188008 S188014
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
右:2009年8月
188010 S188017
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
右:2018年5月
上掲映画像①で、トラックが走ってきた方向。
右側に写る擁壁も、既にその姿を変えている。
空の占有率の違いに、時の流れを感じずにはいられない。

188011 S188020
左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
右:2018年5月
奥に見える土手の上を走るのが、東急田園都市線。
その土手に沿って、鷺沼方面へ僅かに行った箇所で撮影されたのが・・・。

188013 188014
S188024
上2枚:『仮面ライダーX』第7話より
下:2009年8月
『仮面ライダーX』第7話「恐怖の天才人間計画!」のラスト・シーン。
記すまでも無く、右側に写るのは「土橋第二架道橋」。

188012 S188022
左:『仮面ライダーX』第7話より(映③)
右:2018年8月
「しまった!」
イカルスの罠だと悟った神敬介(演/速水亮)が、大門寺冬子(演/遠藤薫)のもとへと急行するシーンも同所で撮影されている。

188015 S188028
左:『仮面ライダーX』第7話より(映④)
右:2018年8月
188016 S188030
左:『仮面ライダーX』第7話より
右:2018年8月
映画像③で神がバイクを走らせる方向へ進むと、道路は左(南)へ折れて上り坂となっている。
この坂道でも、同シーンが撮影された。


(編集後記)
ご存知の方も多いと思いますが、『東映生田スタジオ』作品には、映画像④に写る坂道を、更に上部から捉えたカットが存在します。
次にこの周辺を取り上げる際は、正式に宮前区小台とし、そのカットから考察を試みたいと思います。


(映画像掲載作品)放映順
『好き!すき!!魔女先生』第4話「ソクラテス 大いに怒る」(1971/10/24放送)
『仮面ライダーX』第7話「恐怖の天才人間計画!」(1974/3/30放送)


Phase188 End


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Extra Edition -黙祷-


EX20181207
上:2018年1月1日

以前、「細山スタジオ」創設者のお一人・𡈽方工作氏からこのようなお話を伺ったことがあります。
「本当にお酒が好きな人だった。駅(※1)前であの人と牧さん(※2)と三人で飲んだこともあったなぁ。・・・うん、豪快な呑みっぷりだったなぁ・・・」


・・・あれから七年の歳月が過ぎました。
今夜も、空の上で、毎年増える仲間の方々とお酒を交わしながら、当時の思い出話に花を咲かせていらっしゃるのでしょうか?そして、『ふくや』からの帰り道のように、大声で『仮面ライダー』の歌を唄われていらっしゃるのでしょうか?



※1・・・小田急線読売ランド前駅
※2・・・牧冬吉 氏


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Phase187 【ロケ地】川崎市宮前区宮前平/東急田園都市線宮前平駅周辺①

今回、取り上げる中には、厳密に言うと、宮前区小台のロケ地もあるが、『東急田園都市線宮前平駅』(以下、『宮前平駅』)が宮前区宮前平にあることから、後者で統一することをご容赦願いたい。

187001 S187001
左:『超人バロム・1』第3話より(映①)
右:2018年11月
ある日、イカゲルゲは、小山田村にある日読新聞小山田村支局を襲撃、そこに勤める蔭山記者(演/島津元)を殺害した。
時同じくして、健太郎(演/高野浩幸)は、友人らと共にハイキングに行く。
行先は、その小山田村だった・・・。
『超人バロム・1』第3話「恐怖の細菌魔人イカゲルゲ」で、彼らの集合場所として使用されたのが、『宮前平駅』南口。
掲載した映画像は、当シーン冒頭に映し出されるトラス橋。
正式名称を、「土橋第二架道橋」という。

187002 S187002
左:『超人バロム・1』第3話より
右:2016年10月
トラス橋を渡る電車を捉えたカメラは、電車の動きに合わせてパンした後、駅南口前に立つ健太郎らを映し出す。
そこには、開業六年後の未だ初々しい駅舎が記録されている(開業は、1966年4月1日)。

187003 S187003
左:『超人バロム・1』第3話より
右:2016年10月
そこへ、遅れて松五郎(演/ 砂川啓介)が合流。
何でも、就職試験の勉強で徹夜だったという。
『宮前平駅』は、開業当初から高架駅ではあったが、部分的にはかなりの改修を経ている。

187004 S187005
左:『超人バロム・1』第3話より
右:2016年10月
掲載した写真に写るのは、既に閉館している「宮前平DELICA GARDEN」。
2018年11月現在、2019年夏の更なる駅舎リニューアルに向け、これまでガード下にあった全ての店舗が閉店している。

187005 S187006
左:『超人バロム・1』第3話より
右:2016年10月
松五郎が点呼を取るも、猛(演/飯塚仁樹)の姿が見えず。
掲載した映画像は、「全員の食糧運搬者、不参加」と、健太郎が報告するカット。
背景は、現在、植え込みが設置されている辺りと思われる。

187006 S187007
左:『超人バロム・1』第3話より
右:2016年10月
「おかしいなァ、俺よりずっと前に家を出たのになァ」
背後は、後に「宮前平DELICA GARDEN」が入る辺り。

187007 S187010
左:『超人バロム・1』第3話より(映②)
右:2016年10月
その時、突然、ボップが鳴り出した。
「ボップ、ボップ、ボップ、ボップ・・・、僕、腹が立つと、つい口から出るんだ。猛、探してくる!」

187008 S187012
左:『超人バロム・1』第3話より
右:2018年11月
187009 S187013
左:『超人バロム・1』第3話より
右:2018年11月
健太郎がみんなのいる場から離れ、ボップを確認したのは、上掲映画像②で彼の左背後に僅かに見える坂道。
場所は駅の北東で、映像に記録されている擁壁の一部が現存している。

以上、『超人バロム・1』第3話「恐怖の細菌魔人イカゲルゲ」で使用された『宮前平駅』周辺を取り上げた。
以降、他の『東映生田スタジオ』作品に考察を広げていきたいと思う。

187014
上:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
S187023
上:2009年8月(写①)
S187024
上:2018年5月(写②)
月先生(演/菊容子)の教え子・田辺進(演/矢崎知紀)は、連日、眠れない夜を過ごしていた。
その理由とは・・・。
掲載した映画像は、進が、寝不足からフラフラになって下校するシーン。
背後に写るのは、言うまでも無く映画像①の「土橋第二架道橋」。
往時と比べ、隔世の感を抱くことの出来る写真①だが、写真②を見てみると、更なる変化を遂げているのが分かる。

187012 187013
S187022
上左:『好き!すき!!魔女先生』第4話より
上右:『好き!すき!!魔女先生』第8話より
下:2018年5月
この道路は、「土橋第二架道橋」の真下で尻手黒川道路と交差し、「宮前平ガード下」交差点と名付けられている。
ここに掲載した映画像は、何れもその「宮前平ガード下」で、土橋方面を捉えて撮影されたもの。
『好き!すき!!魔女先生』第8話「うそつき先生」では、月先生が白バイ警官の置物に、尾関カズ子(演/荒井久仁江)の行方を尋ねるシーンが撮影された。
現在、これら映画像の左側にあたる場所は、「ニッポンレンタカー宮前平駅前営業所」となっている。
そこで撮影されたのが・・・。

187015 S187030
左:『イナズマンF』第2話より
右:2018年5月
「早くデスパー軍団の基地を見つけ出して、他の選手たちを助け出す必要があります」
「私は被害者の足に付着している土の分析を急ぐ。大体の場所は割り出せるはずだ」
「はい」
『イナズマンF』第2話「戦慄のサファリ!海中大作戦!!」で、渡五郎(演/伴直弥)と荒井誠(演/上野山功一)が、柔道の坂本選手が遺棄された現場を実地検分するシーン。

187017 S187031
左:『イナズマンF』第2話より
右:2018年5月
「んっ!?」
荒井がしゃがみこんだ瞬間、背後に何者かの気配を感じ取った五郎。
それは、彼らの動きを見張るノコギリデスパーだった。

つづく・・・。


(映画像掲載作品)放映順
『好き!すき!!魔女先生』第4話「ソクラテス 大いに怒る」(1971/10/24放送)
『好き!すき!!魔女先生』第8話「うそつき先生」(1971/11/21放送)
『超人バロム・1』第3話「恐怖の細菌魔人イカゲルゲ」(1972/4/16放送)
『イナズマンF』第2話「戦慄のサファリ!海中大作戦!!」(1974/4/16放送)


Phase187 End


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〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

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Phase186 【ロケ地】川崎市多摩区生田/生田大橋②


186004 S186002
左:『どっこい大作』第35話より
右:2016年5月
『どっこい大作』第35話「ウソかマコトか?パンで勝負だ!!」で、大作(演/金子吉延)が、完成した500食分のパンをリヤカーに載せ、正直屋ストアへ向かうシーンのワン・カット。
アングルは、「生田10号橋」東詰め辺りから東側を捉えている。
ここから『生田大橋』の下を潜り、更に同方向を捉えたのが・・・。

186005 S186006
左:『イナズマン』第9話より(映①)
右:2016年5月
『イナズマン』第9話「光るカビは夜歩く!!」で、渡五郎(演/伴直弥)から捜索の指示を受けたお店を探すため、少年同盟員らが自転車を走らせるカット。
実際は、もう少し右側に立っての撮影が必要。
実は、当カットの直前・・・。

186008 S186014
左:『イナズマン』第9話より(映②)
右:2015年4月
186007 S186015
左:『イナズマン』第9話より
右:2015年4月
このズーム・アウトで撮影された俯瞰カットが挿入される。
撮影は、『生田大橋』、若しくは、Phase183で触れた昇降階段の折り返し部分から行われたと推測するが、何れにせよアングルは大橋の南東側を捉えている。
勿論、例外はあるが、カットが切り替わる際、『東映生田スタジオ』作品においては、前後の位置関係(実背景)が忠実に描かれる(撮影される)ことが、思いのほか少なくない。
このズーム・アウトのカットで、少年同盟員らは、線路に沿って南側の道路を走っているが、続いて映し出される映画像①では、線路を挟んだ反対側、つまり北側の道路を走っている。
因みに、映画像②をよく見ると、少年同盟員の背後に、助監督だろうか、補助でしゃがむスタッフの姿を確認することが出来る。

186009 S186017
左:『イナズマン』第9話より(映③)
右:2018年11月
こちらは、『イナズマン』第9話のラスト・シーンで、『生田大橋』上から東側を俯瞰で捉えたアングル。
上掲映画像①、およびこの映画像③の一部をそれぞれアップにしてみると・・・。

186010 186011
左:『イナズマン』第9話より(映①アップ)
右:『イナズマン』第9話より(映③アップ)
同じ建物が確認出来る。
撮影効率を考慮し、一瞬、映画像①は、線路南側の道路を東から西(少年同盟員らは、西から東へ走行)に捉えているのでは?とも考えたが、この同一の建物の映り込みにより、線路北側で撮影されていることが判明した。
尚、手前に写る、オーニングテントを有した建物には、当時、1階に「豊食堂」、2階に「雀荘 大三元」が入っていたが、建物自体をそのままに、現在も「麻雀 大三元」として営業をされている(青い屋根の建物は「雀荘 天竜」だったが、現在は「イーストバレー」というコーポに姿を変えている)。

186021 S186030
左:『イナズマン』第9話より
右:2015年4月
186020 S186029
左:『どっこい大作』第34話EDより
右:2018年11月
『イナズマン』第9話では、上掲映画像③の後、カメラは左(北側)へパンする。
その際、映し出される「麻雀 セリナ」~「おしげ食堂」は、『どっこい大作』第34話「ありがとう!カニさん!!」から一部刷新されたEDでも確認することが出来る。

逆に、映画像①で、少年同盟員らが自転車を走らせている辺りから『生田大橋』、および昇降階段を捉えたのが、以下の2カット。

186013 S186019
左:『イナズマン』第9話より
右:2018年11月
186012 S186018
左:『どっこい大作』第52話より(映④)
右:2018年11月
上掲映画像③と同じく、『イナズマン』第9話のラスト・シーン、および『どっこい大作』第52話「父と母と成人式」で、大作が、勝田金次(演/桂小金治)の妻・みつ子(演/音羽美子)と買い物を終え、帰宅するシーンで記録されている。
映画像④で右下に写るのは、「喫茶SUP」。
同店は既に存在せず、1988年には、地上3階建ての「スワンハイツ」というマンションに姿を変えている。

186014 S186020
左:『イナズマン』第9話より
右:2016年5月
『イナズマン』第9話のラスト・シーンでは、昇降階段周辺で撮影が行われている。
掲載した映画像は、大橋上から昇降階段の折り返し部分を捉えたアングル。

186018 S186021
左:『どっこい大作』第36話より
右:2016年5月
『どっこい大作』第36話「帰って来たびんぼう神!!」で、自分を探すミキ(演/高橋ゆかり)の後ろ姿を見詰める大作。
アングルは、同じく大橋上から昇降階段の折り返し部分を捉えているが、背後に写る畑は、前述した「スワンハイツ」に遮られ、往時と同じ景観を拝むことはもはや不可能となっている。

186019 S186023
左:『どっこい大作』第36話より
右:2016年5月
その大作を背後から捉えたカット。
大橋の欄干、および昇降階段の手摺りが改修されていることもり、同様のアングルを確保するのは、単純なようで意外と難しい。

186017 S186028
左:『イナズマン』第9話より
右:2018年11月
「君の美しい心が、君を救ったんだ」
『イナズマン』第9話で、イナズマンが村山絵里(演/前村麻由美)に語り掛けるカットも、ほぼ同アングル。

186015 S186026
左:『どっこい大作』第52話より
右:2018年11月
『どっこい大作』第52話では、腕利きの料理人だった金次が、何故その道を断ったのか、みつ子がその理由を大作に告げる重厚なシーンが、昇降階段で撮影されている。


・・・キリがないので、今回はここで終了としたい。


(編集後記)
S186031
上:2009年8月
映画像③には、当時、「青柳食堂」と双璧を為していたと云われる「みやこ食堂」も記録されている。
2009年8月に撮影した写真には、在りし日の同店が写り込んでいた・・・。


(映画像掲載作品)放映順
『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」(1973/9/3放送)
『どっこい大作』第35話「ウソかマコトか?パンで勝負だ!!」(1973/9/10放送)
『どっこい大作』第36話「帰って来たびんぼう神!!」(1973/9/17放送)
『イナズマン』第9話「光るカビは夜歩く!!」(1973/11/27放送)
『どっこい大作』第52話「父と母と成人式」(1974/1/14放送)


Phase004 End


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テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

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Author:hide男
東映生田スタジオと同作品ロケ地研究の場です。

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