Phase351 【ロケ地】川崎市多摩区菅仙谷/寿福寺③
(編集前記)
6月3日・・・、気付けば、四ヶ月近くも更新せず。
この間も、拙ブログをご覧頂いていた方には、心より感謝申し上げます。
この夏、帰宅後、バタンキューの日々。
徐々に暑さも和らいできましたので、ボチボチRe:STARTします。

左:『超神ビビューン』第21話より(映①)
右:2022年10月
Phase325&350で取り上げた『寿福寺』。
今回、まずは山門を中心に考察を試みたい。
尚、当山門は、一間一戸で、控柱が本柱の前後に二本ずつ計四本あることから四脚門(四足門)と云われている。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
以前にも触れたように、『超人ビビューン』第21話「良い子が筆になる?呪いの習字教室」において、『寿福寺』は、三太(演/ 田遠実)が通う書道教室が行われているお寺として使用された。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
山門前で三太と出会った明智リサ(演/林美樹)。
この後、二人は、和尚(演/長島隆一)の名代・珍念(演/高橋仁)の悲鳴を耳にする・・・。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
『寿福寺』は、『ジャッカー電撃隊』第8話「6ターゲット!! 爆発する花」でも使用されており、同じく山門が記録されている。
・・・腑に落ちない方もいらっしゃるだろう。
山門の形状の違いは勿論のこと、対比写真のアングルが何れもズレている、と。
しかし、対比写真は何れも間違いではない。
ズレているのではなく、実際に改修・移設されたのである。
「仙谷山 寿福寺」(宗教法人 寿福寺/2002年)によると、2000年(平成12年)4月22日、『寿福寺』は、本堂の大改修が行われており、その際、山門も現在地に移設されたという。
事実、現地にて、住職からも同様のお話を伺っており、この点については、後でも触れたいと思う。

上:「「仙谷山 寿福寺」(宗教法人 寿福寺/2002年)より
これは、改修・移設後間もなく撮影された山門の様子。
映画像に写る山門同様、屋根は、現在とは異なり、未だ切妻造りの屋根であったことが分かる。

上:2022年10月
現在の山門の様子。
当時の山門は、現在よりも向かって右側(北側)に設けられていた。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より(映②)
右:2022年10月
掲載した映画像は、『ジャッカー電撃隊』第8話において、友人のクミコ(演/岡田京子)の告別式に誘い出されたカレン水木(演/ミッチーラブ)のカット。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
上掲映画像②直前、ハートバギーで山門脇へと向かうカレンのカット。
この脇道の北側(映画像の左側)半分が、現在の参道にあたる。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
上掲映画像②直後、山門を潜ろうとするカレンを境内側から捉えたカット。
前述したように、当時の山門は、現在よりも北側(境内側から見て左側)に設置されていた。

左:『超神ビビューン』第21話より(映③)
右:2022年10月
こちらは、『超神ビビューン』第21話で、書道教室に通う子供たちを境内側から捉えたカット。
映画像①に写る石段上の旧参道が記録されている。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
こちらは、『ジャッカー電撃隊』第8話で、供花の爆弾でカレンの命を狙った後、車で逃走を図るクライムボス(演/木村文武)のカット。
記録されているのは、現存する石段下の旧参道。

上:203年9月
今もひっそりと佇む旧参道。
表からは進入出来ないようになっている。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
現在、映画像に写るフェンス以北には、広大な駐車場が設けられている。

左:『超神ビビューン』第21話より(映④)
右:2023年9月
「こうじ、俺、おしっこしてくるから、先に行っててよ」
掲載した映画像は、上掲映画像③に続く、ミチオ(演/米村知晃)がトイレに向かうカット。

上:2022年10月
映画像②と映画像④を見比べてみると、同所(山門の外側)であることが分かる。
両映画像に写るのは、1975年に建立された「延命地蔵尊」。
現在は、山門の南側に移設されている。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2023年9月
上掲映画像④に続く、トイレに向かうミチオのカット。
このトイレは後に改修されており、その姿は、google航空写真で確認出来る(そのトイレも、昨年に改修されている)。

左:『超神ビビューン』第21話より(映⑤)
右:2023年9月
同エピソードでは、当時、トイレの横に設置されていたガレージが映し出されるカットも存在する。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2023年9月
トイレ内に足を踏み入れたミチオ。
この後、彼は、フデマに襲われる。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2023年9月
ミチオに襲い掛かるフデマのカット。
それでは、山門を潜り、境内の様子を見ていきたい。
今回は、『ジャッカー電撃隊』第8話を中心に考察することとする。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
旧山門を潜り、境内へと足を踏み入れるカレン。
前述したように、現在の山門は、旧山門よりも南側(掲載した映画像の右側)に設けられている。
このカットをよく見ると、上掲映画像⑤に写るガレージを右奥に確認することが出来る。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
カメラは、本堂へと向かうカレンを追う。
掲載した映画像に写るのは、1966年に再建された観音堂(大慈閣)。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
実際は、もう少し右後方からの撮影と思われるが、現在、同所には一本木を囲む柵が設けられており、立ち入ることが出来なくなっている。
因みに、左端に見えるのは、現存する手水舎と蔵。
またカレンの右奥に見えるのは、墓地(Phase325&350参照)へと続く石段である。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より(映⑥)
右:2022年10月
旧本堂前で立ち止まり、辺りを見回すカレン。
告別式のはずが、人の姿は何処にも見当たらない・・・。
ここで、捕捉をしたい。

上:「寿福寺」(仙谷山 寿福寺/1978年)より抜粋
これは、1978年に製作された書籍「寿福寺」より抜粋した旧本堂の写真。
撮影は、前述した観音堂の脇から撮影されており、上掲映画像⑥に写る大木も記録されている。

上:2023年9月
こちらは、現在の本堂(掲載した写真は、旧本堂の中心部に合わせてみた)。
旧本堂と比べると、現・本堂は、(向かって)左側(南側)、且つ高い位置、更には奥(西寄り)に設けられている。
住職によると、その面積は旧本堂の約1.5倍に及ぶという。
また改修前には、旧本堂裏に遊歩道を備えた簡易な庭園のようなものも存在したとのことだが、この点については、別Phaseで触れたいと思う。
旧本堂は、関東大震災(1923年)の際、建物自体に傾きが生じ、1979年頃からは銅板葺屋根の雨漏りが酷くなったことから、前住職が改築を発案。
2000年4月22日、現在の本堂落慶式が盛大に挙行されたという。
では、本編に戻りたいと思う。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年11月
「どうも、告別式にみえたんですか?」
間もなくして、カレンの背後から供花を抱えた花屋の店員が現れた。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
人の姿が見えないことから、「奥に行って聞いてきますから」と、花屋はカレンに供花を預け、本堂へと向かう・・・。
墓地へと至る石段を基準に捉えると、旧本殿が建立していた場所が把握出来る。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
間もなくすると、胸のペンダントが火薬反応を示したため、カレンは、素早く供花を投げ捨てた。
背後に写るのは、左より観音堂、手水舎、蔵。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年11月
爆弾の威力に倒れ込むカレン。
場所は、現在の方丈へと至る辺り。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年11月
花屋の店員を追い、本堂の方へと駆けるカレン。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2023年9月
「このデビルフラワーがアイアンクローの命令で来たからには、もう二度とこんなドジは踏ませない」
石灯篭脇で、カレン抹殺の失敗を見届けるデビルフラワー。
この石灯篭は、山門を潜って右側(北側)に現存するが、当時は、観音堂脇に設置されていたものと思われる。
但し、当時と比べると、宝珠と笠、火袋の位置関係が微妙に異なっているのが分かる。
(謝辞)
大変ご多忙中にも関わらず、懇切丁寧な歴史などのご教授、また本堂内や庭園へも快くご案内頂きました住職には、この場を借りて心より御礼申し上げます。
誠に有難うございました。
(参考文献)
「寿福寺」(仙谷山 寿福寺/1978年)
「仙谷山 寿福寺」(宗教法人 寿福寺/2002年)
(映画像掲載作品)放映順
『超神ビビューン』第21話「良い子が筆になる?呪いの習字教室」(1976/12/7放送)
『ジャッカー電撃隊』第8話「6ターゲット!! 爆発する花」(1977/5/28放送)
Phase351 End
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〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
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6月3日・・・、気付けば、四ヶ月近くも更新せず。
この間も、拙ブログをご覧頂いていた方には、心より感謝申し上げます。
この夏、帰宅後、バタンキューの日々。
徐々に暑さも和らいできましたので、ボチボチRe:STARTします。


左:『超神ビビューン』第21話より(映①)
右:2022年10月
Phase325&350で取り上げた『寿福寺』。
今回、まずは山門を中心に考察を試みたい。
尚、当山門は、一間一戸で、控柱が本柱の前後に二本ずつ計四本あることから四脚門(四足門)と云われている。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
以前にも触れたように、『超人ビビューン』第21話「良い子が筆になる?呪いの習字教室」において、『寿福寺』は、三太(演/ 田遠実)が通う書道教室が行われているお寺として使用された。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
山門前で三太と出会った明智リサ(演/林美樹)。
この後、二人は、和尚(演/長島隆一)の名代・珍念(演/高橋仁)の悲鳴を耳にする・・・。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
『寿福寺』は、『ジャッカー電撃隊』第8話「6ターゲット!! 爆発する花」でも使用されており、同じく山門が記録されている。
・・・腑に落ちない方もいらっしゃるだろう。
山門の形状の違いは勿論のこと、対比写真のアングルが何れもズレている、と。
しかし、対比写真は何れも間違いではない。
ズレているのではなく、実際に改修・移設されたのである。
「仙谷山 寿福寺」(宗教法人 寿福寺/2002年)によると、2000年(平成12年)4月22日、『寿福寺』は、本堂の大改修が行われており、その際、山門も現在地に移設されたという。
事実、現地にて、住職からも同様のお話を伺っており、この点については、後でも触れたいと思う。

上:「「仙谷山 寿福寺」(宗教法人 寿福寺/2002年)より
これは、改修・移設後間もなく撮影された山門の様子。
映画像に写る山門同様、屋根は、現在とは異なり、未だ切妻造りの屋根であったことが分かる。

上:2022年10月
現在の山門の様子。
当時の山門は、現在よりも向かって右側(北側)に設けられていた。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より(映②)
右:2022年10月
掲載した映画像は、『ジャッカー電撃隊』第8話において、友人のクミコ(演/岡田京子)の告別式に誘い出されたカレン水木(演/ミッチーラブ)のカット。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
上掲映画像②直前、ハートバギーで山門脇へと向かうカレンのカット。
この脇道の北側(映画像の左側)半分が、現在の参道にあたる。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
上掲映画像②直後、山門を潜ろうとするカレンを境内側から捉えたカット。
前述したように、当時の山門は、現在よりも北側(境内側から見て左側)に設置されていた。


左:『超神ビビューン』第21話より(映③)
右:2022年10月
こちらは、『超神ビビューン』第21話で、書道教室に通う子供たちを境内側から捉えたカット。
映画像①に写る石段上の旧参道が記録されている。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
こちらは、『ジャッカー電撃隊』第8話で、供花の爆弾でカレンの命を狙った後、車で逃走を図るクライムボス(演/木村文武)のカット。
記録されているのは、現存する石段下の旧参道。

上:203年9月
今もひっそりと佇む旧参道。
表からは進入出来ないようになっている。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
現在、映画像に写るフェンス以北には、広大な駐車場が設けられている。


左:『超神ビビューン』第21話より(映④)
右:2023年9月
「こうじ、俺、おしっこしてくるから、先に行っててよ」
掲載した映画像は、上掲映画像③に続く、ミチオ(演/米村知晃)がトイレに向かうカット。

上:2022年10月
映画像②と映画像④を見比べてみると、同所(山門の外側)であることが分かる。
両映画像に写るのは、1975年に建立された「延命地蔵尊」。
現在は、山門の南側に移設されている。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2023年9月
上掲映画像④に続く、トイレに向かうミチオのカット。
このトイレは後に改修されており、その姿は、google航空写真で確認出来る(そのトイレも、昨年に改修されている)。


左:『超神ビビューン』第21話より(映⑤)
右:2023年9月
同エピソードでは、当時、トイレの横に設置されていたガレージが映し出されるカットも存在する。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2023年9月
トイレ内に足を踏み入れたミチオ。
この後、彼は、フデマに襲われる。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2023年9月
ミチオに襲い掛かるフデマのカット。
それでは、山門を潜り、境内の様子を見ていきたい。
今回は、『ジャッカー電撃隊』第8話を中心に考察することとする。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
旧山門を潜り、境内へと足を踏み入れるカレン。
前述したように、現在の山門は、旧山門よりも南側(掲載した映画像の右側)に設けられている。
このカットをよく見ると、上掲映画像⑤に写るガレージを右奥に確認することが出来る。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
カメラは、本堂へと向かうカレンを追う。
掲載した映画像に写るのは、1966年に再建された観音堂(大慈閣)。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
実際は、もう少し右後方からの撮影と思われるが、現在、同所には一本木を囲む柵が設けられており、立ち入ることが出来なくなっている。
因みに、左端に見えるのは、現存する手水舎と蔵。
またカレンの右奥に見えるのは、墓地(Phase325&350参照)へと続く石段である。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より(映⑥)
右:2022年10月
旧本堂前で立ち止まり、辺りを見回すカレン。
告別式のはずが、人の姿は何処にも見当たらない・・・。
ここで、捕捉をしたい。

上:「寿福寺」(仙谷山 寿福寺/1978年)より抜粋
これは、1978年に製作された書籍「寿福寺」より抜粋した旧本堂の写真。
撮影は、前述した観音堂の脇から撮影されており、上掲映画像⑥に写る大木も記録されている。

上:2023年9月
こちらは、現在の本堂(掲載した写真は、旧本堂の中心部に合わせてみた)。
旧本堂と比べると、現・本堂は、(向かって)左側(南側)、且つ高い位置、更には奥(西寄り)に設けられている。
住職によると、その面積は旧本堂の約1.5倍に及ぶという。
また改修前には、旧本堂裏に遊歩道を備えた簡易な庭園のようなものも存在したとのことだが、この点については、別Phaseで触れたいと思う。
旧本堂は、関東大震災(1923年)の際、建物自体に傾きが生じ、1979年頃からは銅板葺屋根の雨漏りが酷くなったことから、前住職が改築を発案。
2000年4月22日、現在の本堂落慶式が盛大に挙行されたという。
では、本編に戻りたいと思う。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年11月
「どうも、告別式にみえたんですか?」
間もなくして、カレンの背後から供花を抱えた花屋の店員が現れた。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
人の姿が見えないことから、「奥に行って聞いてきますから」と、花屋はカレンに供花を預け、本堂へと向かう・・・。
墓地へと至る石段を基準に捉えると、旧本殿が建立していた場所が把握出来る。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
間もなくすると、胸のペンダントが火薬反応を示したため、カレンは、素早く供花を投げ捨てた。
背後に写るのは、左より観音堂、手水舎、蔵。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年11月
爆弾の威力に倒れ込むカレン。
場所は、現在の方丈へと至る辺り。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年11月
花屋の店員を追い、本堂の方へと駆けるカレン。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2023年9月
「このデビルフラワーがアイアンクローの命令で来たからには、もう二度とこんなドジは踏ませない」
石灯篭脇で、カレン抹殺の失敗を見届けるデビルフラワー。
この石灯篭は、山門を潜って右側(北側)に現存するが、当時は、観音堂脇に設置されていたものと思われる。
但し、当時と比べると、宝珠と笠、火袋の位置関係が微妙に異なっているのが分かる。
(謝辞)
大変ご多忙中にも関わらず、懇切丁寧な歴史などのご教授、また本堂内や庭園へも快くご案内頂きました住職には、この場を借りて心より御礼申し上げます。
誠に有難うございました。
(参考文献)
「寿福寺」(仙谷山 寿福寺/1978年)
「仙谷山 寿福寺」(宗教法人 寿福寺/2002年)
(映画像掲載作品)放映順
『超神ビビューン』第21話「良い子が筆になる?呪いの習字教室」(1976/12/7放送)
『ジャッカー電撃隊』第8話「6ターゲット!! 爆発する花」(1977/5/28放送)
Phase351 End
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〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
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Phase350 【ロケ地】川崎市多摩区菅仙谷/寿福寺②
(編集前記①)
過日、拙ブログでも告知をさせて頂いた『「仮面」に魅せられた男たち』刊行記念トークイベント「東映生田スタジオ 50年目の真実」が開催されました。
その前後に、複数の方から(該当Phaseに関わらず)当イベントに関するコメントやメールを頂きましたが、前者につきましては、匿名ではあるものの、公開するべきではないと判断し、承認のプロセスを踏んでおりません(後者は当然です)。
理由は、いずれも、イベントに対する率直なご感想とは思われますが、ある特定の人物に対して攻撃的、且つ倫理上、公開するには好ましくない表現が多いためです。
批判・批評は、感想の一つとして、寧ろあって当然と考えますし、拙ブログに関するものであれば素直に受け止めますが、当該コメントにつきましては、明らかにイベントに出演された某氏個人に対して向けられたものです。
その方は、どうやらTwitterをされていらっしゃるようですので、申し訳ございませんが、望まれるなら、直接、そちらへお伝え頂ければと思います(愚生は、その方の連絡先も存じ上げません)。
よって、拙ブログでは、今後も公開を控えさせて頂きますので、ご理解、ご容赦のほど宜しくお願い申し上げます。
(編集前記②)
今回は、Phase325に続いて、『寿福寺』を取り上げたいと思います。
まずは、『超神ビビューン』で使用された鐘楼周辺を見ていきます。


上左:『超神ビビューン』第21話より(映①)
上右:『超神ビビューン』第35話より(映②)
右:2022年10月
掲載した映画像は、『超神ビビューン』第21話「良い子が筆になる?呪いの習字教室」、および第35話「アタックがきかない!大魔王大最後!!」で映し出された鐘楼の全景。
これらカットは、何れも東側の高台に至る石段上から撮影されているが、(季節の関係もあろうが)取材時には緑に覆われていたため、石段脇から撮影したものを対比写真とした。

左:『超神ビビューン』第35話より(映③)
右:2022年10月
『超神ビビューン』第35話「アタックがきかない!大魔王大最後!!」では、妖怪寺という設定で使用された『寿福寺』。
掲載した映画像は、ドンカイ和尚(演/永井柳太郎)が感じ取った怪しげな雰囲気を象徴するカット。

左:『超神ビビューン』第35話より(映④)
右:2022年10月
同シーンで映し出された別カット。
何れも、ドンカイ和尚の視点で捉えられた、風に揺れる松の木で怪しげな雰囲気が表現された。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
第21話で映し出された吊り鐘のアップ。

左:『超神ビビューン』第35話より
右:2022年10月
第35話で映し出された吊り鐘のアップ。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年11月
第21話において、『寿福寺』は書道教室が行われているお寺として使用され、掲載した映画像は、和尚(演/長島隆一)の名代・珍念(演/高橋仁)が吊り鐘を打つカット。

左:『超神ビビューン』第30話より
右:2022年10月
三太(演/ 田遠実)が所属する愛武館剣道場では、一週間の冬合宿が行われることとなった。
ある日の朝、近くにある古井戸から兜や鎧、日本刀を発見したことから、北村先生(演/島田順司)や子供たちは続けざまに危険な目にあってしまう・・・。
掲載した映画像は、『超神ビビューン』第30話「少年剣士が石になる?呪いの町道場」で、姿を消したミドリ(演/時任ゆかり)とマサヒト(演/栗又厚)を探す三太たちのカット。
鐘楼台から俯瞰で撮影されている。

左:『超神ビビューン』第30話より(映⑤)
右:2022年11月
しかし、ミドリたちは見つからず、リーダー格のハルオ(演/上田正雄)は、三太らに別の場所を探そうと促す。

左:『超神ビビューン』第30話より
右:2022年11月
ハルオの背後に写る石灯篭が現存する(対比写真は画像処理にて掲載)。
往時と比べると、墓石数が相当数増えているのが分かる。

左:『超神ビビューン』第30話より
右:2022年10月
掲載した映画像は、三太らのピンチに現れたビビューンのカット。

左:『超神ビビューン』第30話より
右:2022年10月
本編では、この後、ビビューンは、(こちらも墓地が広がる)東側の高台に着地する。
つまり、場所の整合性は取られていない。
掲載した映画像は、ビビューンと対峙する妖鬼のカット。

左:『超神ビビューン』第35話より
右:2022年10月
「出て参れ、妖怪め!」
上掲映画像③と同④に続くカットで、怪しい気配を感じたドンカイ和尚は、この後、妖怪封じの鐘を連打する。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
寺の山門で、三太と出会った明智リサ(演/林美樹)。
そこで、珍念の悲鳴を耳にする・・・。
掲載した映画像は、境内を逃げる三人の前に妖鬼らが姿を現すカット。
場所は、鐘楼の北西側に位置する。

左:『超神ビビューン』第21話より(映⑥)
右:2022年10月
そこへ月村圭(演/荒木茂)が現れ、三人を救出する。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
「二人を安全な場所へ!」
リサを促す月村の前にフデマが姿を現した。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
場所は、上掲映画像⑥に写る石段の左側(東側)。
現在、映画像に写る竹は既に姿を消している。

左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
フデマと対峙した月村は、ビビューンに変身する。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
親友・クミコ(演/岡田京子)の告別式にやって来たカレン水木(演/ミッチーラブ)は、供花に仕込まれた爆弾で命を狙われる。
掲載した映画像は、間一髪免れたカレンが、花屋に扮したクライムボス(演/大村文武)を捜索するカット。
場所は、上掲映画像⑤に写る墓地の通路。

左:『ジャッカー電撃隊』第8話より(映⑦)
右:2022年10月
しかし、クライムボスは車で逃走。
その瞬間を目撃するカレンのカット。
(映画像掲載作品)放映順
『超神ビビューン』第21話「良い子が筆になる?呪いの習字教室」(1976/12/7放送)
『超神ビビューン』第30話「少年剣士が石になる?呪いの町道場」(1977/2/15放送)
『超神ビビューン』第35話「アタックがきかない!大魔王大最後!!」(1977/3/22放送)
『ジャッカー電撃隊』第8話「6ターゲット!! 爆発する花」(1977/5/28放送)
Phase350 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
過日、拙ブログでも告知をさせて頂いた『「仮面」に魅せられた男たち』刊行記念トークイベント「東映生田スタジオ 50年目の真実」が開催されました。
その前後に、複数の方から(該当Phaseに関わらず)当イベントに関するコメントやメールを頂きましたが、前者につきましては、匿名ではあるものの、公開するべきではないと判断し、承認のプロセスを踏んでおりません(後者は当然です)。
理由は、いずれも、イベントに対する率直なご感想とは思われますが、ある特定の人物に対して攻撃的、且つ倫理上、公開するには好ましくない表現が多いためです。
批判・批評は、感想の一つとして、寧ろあって当然と考えますし、拙ブログに関するものであれば素直に受け止めますが、当該コメントにつきましては、明らかにイベントに出演された某氏個人に対して向けられたものです。
その方は、どうやらTwitterをされていらっしゃるようですので、申し訳ございませんが、望まれるなら、直接、そちらへお伝え頂ければと思います(愚生は、その方の連絡先も存じ上げません)。
よって、拙ブログでは、今後も公開を控えさせて頂きますので、ご理解、ご容赦のほど宜しくお願い申し上げます。
(編集前記②)
今回は、Phase325に続いて、『寿福寺』を取り上げたいと思います。
まずは、『超神ビビューン』で使用された鐘楼周辺を見ていきます。



上左:『超神ビビューン』第21話より(映①)
上右:『超神ビビューン』第35話より(映②)
右:2022年10月
掲載した映画像は、『超神ビビューン』第21話「良い子が筆になる?呪いの習字教室」、および第35話「アタックがきかない!大魔王大最後!!」で映し出された鐘楼の全景。
これらカットは、何れも東側の高台に至る石段上から撮影されているが、(季節の関係もあろうが)取材時には緑に覆われていたため、石段脇から撮影したものを対比写真とした。


左:『超神ビビューン』第35話より(映③)
右:2022年10月
『超神ビビューン』第35話「アタックがきかない!大魔王大最後!!」では、妖怪寺という設定で使用された『寿福寺』。
掲載した映画像は、ドンカイ和尚(演/永井柳太郎)が感じ取った怪しげな雰囲気を象徴するカット。


左:『超神ビビューン』第35話より(映④)
右:2022年10月
同シーンで映し出された別カット。
何れも、ドンカイ和尚の視点で捉えられた、風に揺れる松の木で怪しげな雰囲気が表現された。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
第21話で映し出された吊り鐘のアップ。


左:『超神ビビューン』第35話より
右:2022年10月
第35話で映し出された吊り鐘のアップ。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年11月
第21話において、『寿福寺』は書道教室が行われているお寺として使用され、掲載した映画像は、和尚(演/長島隆一)の名代・珍念(演/高橋仁)が吊り鐘を打つカット。


左:『超神ビビューン』第30話より
右:2022年10月
三太(演/ 田遠実)が所属する愛武館剣道場では、一週間の冬合宿が行われることとなった。
ある日の朝、近くにある古井戸から兜や鎧、日本刀を発見したことから、北村先生(演/島田順司)や子供たちは続けざまに危険な目にあってしまう・・・。
掲載した映画像は、『超神ビビューン』第30話「少年剣士が石になる?呪いの町道場」で、姿を消したミドリ(演/時任ゆかり)とマサヒト(演/栗又厚)を探す三太たちのカット。
鐘楼台から俯瞰で撮影されている。


左:『超神ビビューン』第30話より(映⑤)
右:2022年11月
しかし、ミドリたちは見つからず、リーダー格のハルオ(演/上田正雄)は、三太らに別の場所を探そうと促す。


左:『超神ビビューン』第30話より
右:2022年11月
ハルオの背後に写る石灯篭が現存する(対比写真は画像処理にて掲載)。
往時と比べると、墓石数が相当数増えているのが分かる。


左:『超神ビビューン』第30話より
右:2022年10月
掲載した映画像は、三太らのピンチに現れたビビューンのカット。


左:『超神ビビューン』第30話より
右:2022年10月
本編では、この後、ビビューンは、(こちらも墓地が広がる)東側の高台に着地する。
つまり、場所の整合性は取られていない。
掲載した映画像は、ビビューンと対峙する妖鬼のカット。


左:『超神ビビューン』第35話より
右:2022年10月
「出て参れ、妖怪め!」
上掲映画像③と同④に続くカットで、怪しい気配を感じたドンカイ和尚は、この後、妖怪封じの鐘を連打する。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
寺の山門で、三太と出会った明智リサ(演/林美樹)。
そこで、珍念の悲鳴を耳にする・・・。
掲載した映画像は、境内を逃げる三人の前に妖鬼らが姿を現すカット。
場所は、鐘楼の北西側に位置する。


左:『超神ビビューン』第21話より(映⑥)
右:2022年10月
そこへ月村圭(演/荒木茂)が現れ、三人を救出する。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
「二人を安全な場所へ!」
リサを促す月村の前にフデマが姿を現した。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
場所は、上掲映画像⑥に写る石段の左側(東側)。
現在、映画像に写る竹は既に姿を消している。


左:『超神ビビューン』第21話より
右:2022年10月
フデマと対峙した月村は、ビビューンに変身する。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より
右:2022年10月
親友・クミコ(演/岡田京子)の告別式にやって来たカレン水木(演/ミッチーラブ)は、供花に仕込まれた爆弾で命を狙われる。
掲載した映画像は、間一髪免れたカレンが、花屋に扮したクライムボス(演/大村文武)を捜索するカット。
場所は、上掲映画像⑤に写る墓地の通路。


左:『ジャッカー電撃隊』第8話より(映⑦)
右:2022年10月
しかし、クライムボスは車で逃走。
その瞬間を目撃するカレンのカット。
(映画像掲載作品)放映順
『超神ビビューン』第21話「良い子が筆になる?呪いの習字教室」(1976/12/7放送)
『超神ビビューン』第30話「少年剣士が石になる?呪いの町道場」(1977/2/15放送)
『超神ビビューン』第35話「アタックがきかない!大魔王大最後!!」(1977/3/22放送)
『ジャッカー電撃隊』第8話「6ターゲット!! 爆発する花」(1977/5/28放送)
Phase350 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
Phase349 【ロケ地】東京都調布市深大寺元町/神代植物公園~多聞院坂


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「頑張れ、あと500㍍で間に合うかも!」
掲載した映画像は、そのロジックは妙だが、『好き!すき!!魔女先生』第19話「怪奇! 黒魔術の恐怖」における、東西学園の生徒・サチ子(演/大原穰子)の登校シーン。
場所は、『神代植物公園』南側出入口の一つ。
背後に、「深大寺 開山堂」の外塀が確認出来る。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「もしもし、お嬢さん」
すると突然、一人のジプシー占い師(演/猪野剛太郎)がサチ子に声を掛けてきた。
概ね往時の景観を留めているが、やはり細部に目を向けると、改修箇所は顕著である。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
占い師はサチ子に対し、落し物があるという。
背後には、1961年創業の深大寺手打ちそば処「松葉茶屋」、そして1970年創業の「玉乃屋」が記録されている。
この後、映像では『深大寺動物霊園』でのシーンとなる。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より(映①)
右:2023年5月
その日、月先生(演/菊容子)が受け持つ東西学園5年D組では、サチ子を始め、四人の生徒が姿を見せなかった。
掲載した映画像は、月先生がサチ子らを捜索するシーン。
場所は、前述「松葉茶屋」、「玉乃屋」に沿った北側の道路。
道路中央に立つ大木が現存している。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
サチ子らはクモンデスに攫われたと確信する月先生。
この後、カメラは右上方へパンし、『深大寺動物霊園』の萬霊塔が映し出される。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「正夫くーん、サチ子ちゃーん!」
引き続き教え子たちを捜索する月先生のカット。
ここは、深大寺通りから「調布市立深大寺小学校」脇にある『多聞院坂』。
既に改修されてはいるが、往時の雰囲気は十分に感じることが出来る。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
階段中程で、足を挫いてしまう月先生。
その脇に咲く一輪の花。
尚、『多聞院坂』の名の由来は、現在、「調布市立深大寺小学校」のプールが設けられている場所に、かつて、深大寺の子院・多聞院があったことによるという。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「ねっ、子供たち、知らない?悪い奴に攫われたらしいの。教えて!何処にいるの?」
サチ子らの行方を花に尋ねる月先生。
しかし、花は躰を揺すり、知らないと答える・・・。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
その様子を窺っていたバル(声/牟田悌三)は、いたたまれなくなり月先生の傍に姿を現す。
映画像に写るフェンスの向こう側が、「調布市立深大寺小学校」。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「よーし、このバル様が全力を尽くして探し出してあげるのである!」
落ち込む月先生に対し、バルはそう言うと、子供に変身。
そして、自分を徹底的に尾行するよう指示する。

上:『好き!すき!!魔女先生』第19話予告より

上:2023年5月
こちらは、同エピソードの予告編で映し出された『多聞院坂』でのシーン。
尚、「多聞院」は明治元年に廃寺となっており、跡地にプールが設けられている「調布市立深大寺小学校」は、1873年に開校している。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「エーサ、エーサ、エサホイ、 サッサ~♪」
子供に変身したバルがスキップしていたのは、上掲映画像①で月先生が駆けていた道路。
彼は、月先生が駆けて来た方向に向かっている形となる。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より(映②)
右:2023年5月
そこへ突然、クモンデスが現れた。
この道路には、途中、僅かに北側に膨らんでいる箇所があり、当シーンはそこで撮影されている(実際のカメラ位置は、もう少し左寄り)。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「おいっ、バル!覚悟しろ!」
子供の正体は、クモンデスの知るところ。
クモンデスと、元の姿に戻ったバルとの間に見える大木は現存しない。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
逃亡を図るため、小さくなったバル。
フェンスの向こう側は、『神代植物公園』。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「待てっ、クモンデス!」
バルを追おうとしたクモンデスの背後に、月先生が姿を現した。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「子供たちを何処へ隠したの!?」
それには答えず、クモンデスは「おォー、月ひかる。これは思ってもいなかったお土産だな」と言い放つ。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
クモンデスは水晶玉を取り出し、月先生に催眠術をかけようとするが、間一髪、バルの手助けにより難を逃れる。
遠方に映画像①に写る大木を確認することが出来る。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
「やったなー、老いぼれ用心棒めー!」
そう言うと、雷鳴を轟かせるクモンデス。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
稲妻から逃れた月先生は、コンパクトを手に取り、アンドロ仮面に変身する。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
アンドロ仮面の背後に見える大木が現存する。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
上掲映画像②から僅かに引いたアングル。
前述したように、実際はもう少し左寄りから撮影されている(現在は、緑に覆われているため、対比写真は僅かに開けた場所で撮影したものを選択した)。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より(映③)
右:2023年5月
クモンデスと対峙するアンドロ仮面。


左:『好き!すき!!魔女先生』第19話より
右:2023年5月
口から糸を吐き出そうとするクモンデス。
この後、ここから西側へ僅かに行った辺りに広がる墓地に戦場を移す。
因みに・・・。


上2枚:『仮面ライダーX』第20話より
『深大寺動物霊園』がロケ地として使用された、『仮面ライダーX』第20話「お化け!? 謎の蛇人間あらわる!!」における上掲シーンは、並べられた幹、フェンスから鑑みて、上掲映画像③左側の林の中で撮影されたと推測するが、確定要素がない。
(映画像掲載作品)放映順
『好き!すき!!魔女先生』第19話「怪奇! 黒魔術の恐怖」予告(1971/1/30放送)
『好き!すき!!魔女先生』第19話「怪奇! 黒魔術の恐怖」(1971/2/6放送)
『仮面ライダーX』第20話「お化け!? 謎の蛇人間あらわる!!」(1974/6/29放送)
Phase349 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
Extra Edition 『「仮面」に魅せられた男たち』刊行記念トークイベント
<イベント告知>
過日、拙ブログでも発売告知をさせて頂いた『「仮面」に魅せられた男たち』。
既にご存じの方も多いと思いますが、その刊行を記念してのトークイベントが、下記の如く行われます。
残念ながら来店チケットは好評につき完売したとのことですが、オンライン配信はまだ販売中だそうです。

今野書店さんtwitterより
東映生田スタジオ 50年目の真実
牧村康正×山田哲久×會川昇(司会)
日時:2023年5月21日 16時00分~18時00分
会場:今野書店(杉並区西荻北3-1-8)
オンライン配信の申し込みなど詳細につきましては、今野書店さんのtwitterをご確認ください。
司会を務められる會川昇さんの見事なハンドル捌きによって、牧村康正さん、山田哲久さんから、書籍本文の詳細は勿論のこと、それ以外のエピソードなども数多く聞く、知ることの出来る貴重な機会だと思います(Q&Aもあるそうです)!
因みに、愚生も参加させて頂きます。
過日、拙ブログでも発売告知をさせて頂いた『「仮面」に魅せられた男たち』。
既にご存じの方も多いと思いますが、その刊行を記念してのトークイベントが、下記の如く行われます。
残念ながら来店チケットは好評につき完売したとのことですが、オンライン配信はまだ販売中だそうです。

今野書店さんtwitterより
東映生田スタジオ 50年目の真実
牧村康正×山田哲久×會川昇(司会)
日時:2023年5月21日 16時00分~18時00分
会場:今野書店(杉並区西荻北3-1-8)
オンライン配信の申し込みなど詳細につきましては、今野書店さんのtwitterをご確認ください。
司会を務められる會川昇さんの見事なハンドル捌きによって、牧村康正さん、山田哲久さんから、書籍本文の詳細は勿論のこと、それ以外のエピソードなども数多く聞く、知ることの出来る貴重な機会だと思います(Q&Aもあるそうです)!
因みに、愚生も参加させて頂きます。
Phase348 【ロケ地】東京都多摩市関戸/東京多摩調理製菓専門学校
多発する伝染病患者の蒸発事件。
河合病院の河合院長(演/邦創典)は、そのビールスのワクチンを開発したのだが・・・。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
『ロボット刑事』第25話「兇悪ガトリングマンのバドービールス作戦!!」において、河合病院として使用されたのは、多摩市関戸にある『東京多摩調理製菓専門学校』(当時、『多摩調理師専門学校』。以下、『多摩調理師専門学校』と記載)。
掲載した映画像は、救急車で伝染病患者が運び込まれるシーン。
1978年を始め、これまでに何度か増改築が多なわれている本校舎だが、映像に映るのは竣工約五年後の姿である。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
カメラは左上にパン。
非常階段から、その様子を探るバドー工作員。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
こちらは、別シーン。
河合病院へジョーカーで駆けつけたKと新條刑事(演/千葉治郎)。
ご参考までに・・・。

上2枚:「二十年のあゆみ 多摩調理師専門学校」(多摩調理師専門学校/1988年)より
『多摩調理師専門学校』の設立は、1968年4月。
白黒の画像は1969年度の入学案内書で、当時の本校舎の全容が把握出来る。
カラー画像は、1988年に学校創立二十年を記念して発刊された記念誌「二十年のあゆみ 多摩調理師専門学校」に掲載された本校舎の様子で、この時期には既に一階部分が現在の様相を呈していたことが分かる。
尚、この記念誌に、当撮影のロケ使用に関する記載は一切見当たらない・・・。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
Kらが診察室に入ると、床には破損した大量のワクチンアンプルが・・・。
更に、そこに河合院長の姿もなく・・・。
掲載した映画像は、河合院長を探すため、裏口から出てきた新條のカット。
雰囲気は往時のまま。
この後、新條とKは、映画像左方向へと走っていく。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
砂利だった箇所には、既に新しい建物が建てられ、遠方を見通すことは出来ない。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
上掲映画像に写るKと新條の視点で捉えられた風景。
ここに写る三棟の集合住宅は、既に取り壊され現存しない「日本生命 桜ヶ丘荘」。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
そこから、カメラは右へパン。
フェードインする建物は、「清風荘」。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
「清風荘」も既に現存せず、その跡地には、「ベルデ聖蹟桜ヶ丘」という立派なマンションが建てられている。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
河合院長の名を呼ぶKと新條。
新條は、探知機の使用をKに促すが、妨害電波で使えないという。
換気口の一部は残っているが、背後の壁にあった窓は全て撤去されている。
おそらく用途の変化により、部屋の構造自体に改修が施された結果と思われる。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
「お爺ちゃーん」
「泣くなよ、ミコちゃん」
直後、非常階段に河合院長の孫娘・ミコ(演/天野美保子)と三倉医院・三倉院長(演/宗近晴見)の息子・コウイチ(演/小松陽太郎)が姿を現した。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
二人に気付く新條とK。
背後は、前述の「清風荘」。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
非常階段下からのアングル。
木の成長により、同アングルでは壁しか確認出来ない。

左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
非常階段側から「清風荘」方面を捉えたアングル。
洗い場が同所に現存する。

左:『仮面ライダーV3』第41話より
右:2023年3月
また同学校は、「城北警察署」という設定で、『仮面ライダーV3』第41話「あッ! 人間が溶ける! ヨロイ元帥登場」でも使用されている。

左:『仮面ライダーV3』第41話より
右:2020年9月
同エピソードでは、精神病院から抜け出したという患者が再び病院へ搬送されるシーンが描かれた。
彼らが歩いている部分は、現在、二階まで増改築された建物内となっている。

左:『仮面ライダーV3』第41話より
右:2020年9月
正門前から大栗川方向を捉えたカットでは、「桜ヶ丘英語塾」が記録されている。
尚、当時、対比写真に写る路地は未だ存在しておらず、撮影隊は、現在の聖蹟角屋ビルと京王自動車桜ケ丘第2ビルの間を通ってこの場に来たと思われる。

左:『仮面ライダーV3』第41話より
右:2020年9月
救急車が出ていくのと前後して、風見志郎(演/宮内洋)が駆けつけた。
警官(演/河原崎洋夫)から事情を聴いた風見は、すぐさまその場を後にする・・・。
(謝辞)
2020年9月、ご一緒頂いたyart先生氏には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
有難うございました。
(映画像掲載作品)放映順
『ロボット刑事』第25話「兇悪ガトリングマンのバドービールス作戦!!」(1973/9/20放送)
『仮面ライダーV3』第41話「あッ! 人間が溶ける! ヨロイ元帥登場」(1973/11/24放送)
Phase348 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
河合病院の河合院長(演/邦創典)は、そのビールスのワクチンを開発したのだが・・・。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
『ロボット刑事』第25話「兇悪ガトリングマンのバドービールス作戦!!」において、河合病院として使用されたのは、多摩市関戸にある『東京多摩調理製菓専門学校』(当時、『多摩調理師専門学校』。以下、『多摩調理師専門学校』と記載)。
掲載した映画像は、救急車で伝染病患者が運び込まれるシーン。
1978年を始め、これまでに何度か増改築が多なわれている本校舎だが、映像に映るのは竣工約五年後の姿である。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
カメラは左上にパン。
非常階段から、その様子を探るバドー工作員。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
こちらは、別シーン。
河合病院へジョーカーで駆けつけたKと新條刑事(演/千葉治郎)。
ご参考までに・・・。


上2枚:「二十年のあゆみ 多摩調理師専門学校」(多摩調理師専門学校/1988年)より
『多摩調理師専門学校』の設立は、1968年4月。
白黒の画像は1969年度の入学案内書で、当時の本校舎の全容が把握出来る。
カラー画像は、1988年に学校創立二十年を記念して発刊された記念誌「二十年のあゆみ 多摩調理師専門学校」に掲載された本校舎の様子で、この時期には既に一階部分が現在の様相を呈していたことが分かる。
尚、この記念誌に、当撮影のロケ使用に関する記載は一切見当たらない・・・。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
Kらが診察室に入ると、床には破損した大量のワクチンアンプルが・・・。
更に、そこに河合院長の姿もなく・・・。
掲載した映画像は、河合院長を探すため、裏口から出てきた新條のカット。
雰囲気は往時のまま。
この後、新條とKは、映画像左方向へと走っていく。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
砂利だった箇所には、既に新しい建物が建てられ、遠方を見通すことは出来ない。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
上掲映画像に写るKと新條の視点で捉えられた風景。
ここに写る三棟の集合住宅は、既に取り壊され現存しない「日本生命 桜ヶ丘荘」。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
そこから、カメラは右へパン。
フェードインする建物は、「清風荘」。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
「清風荘」も既に現存せず、その跡地には、「ベルデ聖蹟桜ヶ丘」という立派なマンションが建てられている。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
河合院長の名を呼ぶKと新條。
新條は、探知機の使用をKに促すが、妨害電波で使えないという。
換気口の一部は残っているが、背後の壁にあった窓は全て撤去されている。
おそらく用途の変化により、部屋の構造自体に改修が施された結果と思われる。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
「お爺ちゃーん」
「泣くなよ、ミコちゃん」
直後、非常階段に河合院長の孫娘・ミコ(演/天野美保子)と三倉医院・三倉院長(演/宗近晴見)の息子・コウイチ(演/小松陽太郎)が姿を現した。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
二人に気付く新條とK。
背後は、前述の「清風荘」。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2023年3月
非常階段下からのアングル。
木の成長により、同アングルでは壁しか確認出来ない。


左:『ロボット刑事』第25話より
右:2020年9月
非常階段側から「清風荘」方面を捉えたアングル。
洗い場が同所に現存する。


左:『仮面ライダーV3』第41話より
右:2023年3月
また同学校は、「城北警察署」という設定で、『仮面ライダーV3』第41話「あッ! 人間が溶ける! ヨロイ元帥登場」でも使用されている。


左:『仮面ライダーV3』第41話より
右:2020年9月
同エピソードでは、精神病院から抜け出したという患者が再び病院へ搬送されるシーンが描かれた。
彼らが歩いている部分は、現在、二階まで増改築された建物内となっている。


左:『仮面ライダーV3』第41話より
右:2020年9月
正門前から大栗川方向を捉えたカットでは、「桜ヶ丘英語塾」が記録されている。
尚、当時、対比写真に写る路地は未だ存在しておらず、撮影隊は、現在の聖蹟角屋ビルと京王自動車桜ケ丘第2ビルの間を通ってこの場に来たと思われる。


左:『仮面ライダーV3』第41話より
右:2020年9月
救急車が出ていくのと前後して、風見志郎(演/宮内洋)が駆けつけた。
警官(演/河原崎洋夫)から事情を聴いた風見は、すぐさまその場を後にする・・・。
(謝辞)
2020年9月、ご一緒頂いたyart先生氏には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
有難うございました。
(映画像掲載作品)放映順
『ロボット刑事』第25話「兇悪ガトリングマンのバドービールス作戦!!」(1973/9/20放送)
『仮面ライダーV3』第41話「あッ! 人間が溶ける! ヨロイ元帥登場」(1973/11/24放送)
Phase348 End
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