FC2ブログ

Phase124 【ロケ地】川崎市多摩区寺尾台/寺尾台団地PartⅡ

Phase123に続いて、『寺尾台団地』内で撮影された他のカットを見てみたい。

123020 S123035
左:『どっこい大作』第10話より
右:2016年5月
掲載した映画像は、前Phaseで記した『どっこい大作』第10話「怒りに紅い花が咲く!!」の一連で、大作(演/金子吉延)が、ドアの外に置かれたラーメン丼の残りスープを採集するため、団地内を駆けずり回るシーンの一部。
大作は、17号棟がある南側から15号棟と16号棟の間を駆けている。

123021 S124001
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2008年12月
『ロボット刑事』第7話「頭上の恐怖!!」で、K対ヒコーマンの緒戦が描かれたのは、「寺尾台第2公園」内にある「寺尾台八角堂跡」。

124001 S124004
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2010年12月
124002 S124005
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2010年12月
「寺尾台八角堂跡」は、平安時代初期に建てられた、東日本では数少ない八角形の建物の基壇が復元されたものである。
実際には、現在の場所よりも13.5㍍高い山林中にあったが、団地造成に伴い、当地に復元されたのだという。
尚、Kの背後に写るのは7号棟。

S124006
上:2008年12月
剣菱文様蓮華文と呼ばれる軒丸瓦なども見つかったことから、平安時代の建立と考えられてきたが、近年、東京都稲城市の大丸瓦窯跡からこの廃堂跡の瓦を焼いた窯が発掘され、その成果から、奈良時代に建てられたという説も発表されている。
また、これまでは一種の供養堂が建っていたと考えられてきたが、最近では、古代の影向寺のような公的性格があったのではないかという説も唱えられている。
まだまだ研究が進められている、そのような由緒ある歴史的遺跡の上で、Kとヒコーマンは戦った・・・。

124003 S124008
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2010年12月
「寺尾台第2公園」北側の階段から逃げるヒコーマンと、追従するK。

124004 S124009
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2014年9月
124005 S124018
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2018年3月
124006 S124013
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2014年9月
その「寺尾台第2公園」脇の路上では、『仮面ライダーX』第2話「走れクルーザー!Xライダー!!」で、三人の主婦がパニックの犠牲になるシーンが描かれた。

124007 S124015
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2008年12月
124008 S124017
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2008年12月
『仮面ライダーX』第2話で、父の形見のフルートを吹くススム少年(演/小松陽太郎)。
パニックは、そのタイミングに合わせて・・・。
少なくとも2008年12月の段階では、2号棟の北側に現存していた滑り台(但し、望遠の関係か、当所よりも僅かに西側に移動されていたように思える)だが、既に撤去されており、前述、Kがヒコーマンと戦った「寺尾台第2公園」に移設されている。

S124019
上:2018年3月
『寺尾台団地』は、1970年7月の完成。
既に約半世紀が経過している。
『東映生田スタジオ』作品に記録されているのは、産声を上げて未だ間もない数年間の姿である。


(映画像掲載作品)放映順
『どっこい大作』第10話「怒りに紅い花が咲く!!」(1973/3/12放送)
『ロボット刑事』第7話「頭上の恐怖!!」(1973/5/17放送)
『仮面ライダーX』第2話「走れクルーザー!Xライダー!!」(1974/2/23放送)


Phase124 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
スポンサーサイト

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase123 【ロケ地】川崎市多摩区寺尾台/寺尾台団地PartⅠ


今回と次回の二回に分けて『寺尾台団地』を取り上げたいと思う。

123001 S123002
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2006年5月
123002 S123003
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2006年5月
123003 S123004
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2006年5月
123004 S123005
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2006年5月
一度はアリガバリに敗れ、戦意を失いかけた一文字隼人(演/佐々木剛)であったが・・・。
掲載した一連の映画像は、『仮面ライダー』第31話「死斗!ありくい魔人アリガバリ」で、新しい技を生み出した後、再び伊崎(演/大下哲矢)の住む団地へやって来た一文字と滝(演/千葉治郎)。
二人がバイクを走らせたのは、日本住宅公団 (当時)『寺尾台団地』1号棟西側の道路。
マンション「PATELLA読売ランド」は、掲載した写真を撮影した約三ヶ月前に完成したばかりであった。

123005 S123040
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2006年5月
「ショッカー!一文字隼人だ!」
「出てこい!」
背後に見えるのは、現・菅馬場3丁目の開発前夜ともいうべき風景。

123006 S123007
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2006年5月
一文字が入っていったのは、1号棟。

123007 S123010
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2006年5月
変身する一文字の背後に見えるのは、2号棟。

123008 S123012
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2010年12月
123009 S123013
左:『仮面ライダー』第31話より
右:2010年12月
123010 S123014
左:『仮面ライダー』第31話より(映①)
右:2010年12月
変身後、給水塔の脇をすり抜けていくライダー2号。
一目瞭然、現在、給水塔は鮮やかなピンク色に再塗装されている。
映画像①で、ライダーが向かった先では・・・。

123011 S123019
左:『どっこい大作』第10話より
右:2016年5月
『どっこい大作』第10話「怒りに紅い花が咲く!!」で、大作(演/金子吉延)が、ドアの外に置かれたラーメン丼の残りスープを採集するため、団地内を駆けずり回り・・・。

123012 S123021
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2014年9月
『ロボット刑事』第7話「頭上の恐怖!!」では、Kと新條刑事(演/千葉治郎)が、被害者の身内宅に向かい・・・。

123013 S123022
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2014年9月
123023 S123037
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2018年3月
123024 S123039
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2014年9月
『仮面ライダーX』第2話「走れクルーザー!Xライダー!!」では、暴徒化した市民を鎮めるため、神敬介(演/速水亮)がバイクを走らせた。

123015 S123026
左:『ロボット刑事』第7話より
右:2014年9月
123016 S123027
左:『仮面ライダーX』第2話より
右:2014年9月
上掲『ロボット刑事』第7話、および『仮面ライダーX』第2話では、北側から南側を捉えた逆アングルも記録されている。
何れも、背後に給水塔が確認出来る。

S123031
上:2006年5月
シンプルであるにも関わらず、非常に印象深い給水塔。

123019 S123032
左:『仮面ライダー』第12話より
右:2018年2月
『仮面ライダー』第12話「殺人ヤモゲラス」において、捜査中の緑川ルリ子(演/真樹千恵子)の背後にも給水塔が記録されている。
『寺尾台第1公園』北西側からのアングルで、手前に写るのは1号棟(左)と2号棟(右)。

123017 S123028
左:『仮面ライダー』第12話より
右:2014年9月
123018 S123029
左:『仮面ライダー』第12話より
右:2009年8月
また映画像①で、ライダーの頭部背後に見えるのは9号棟。
その『仮面ライダー』第12話では、「白川光学研究所」として使用された。
尚、当棟は、実際には「寺尾台団地住宅管理組合 管理事務所・集会所」としての役割を担っている。


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第12話「殺人ヤモゲラス」(1971/6/19放送)
『仮面ライダー』第31話「死斗!ありくい魔人アリガバリ」(1971/10/30放送)
『どっこい大作』第10話「怒りに紅い花が咲く!!」(1973/3/12放送)
『ロボット刑事』第7話「頭上の恐怖!!」(1973/5/17放送)
『仮面ライダーX』第2話「走れクルーザー!Xライダー!!」(1974/2/23放送)


Phase123 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase122 【ロケ地】川崎市麻生区王禅寺西/王禅寺見晴らし公園

百合丘三丁目の水資源公団住宅の南側は今では随分低くなってしまったが、百合丘が開発される前までは、今のバス停公団坂上の位置よりも、もっと高い山が南に連なって居り、この山の尾根に細い路があり王禅寺の方へ続いていた。水資源公団住宅の少し南に大きな断崖があって、ここを義経・弁慶の鍋ころがしと呼んでいた。(原文まま 『郷土史ゆりが丘』(著/大塚新平 1972年/大塚書店)より)

治承四年(1180年)の晩秋、源義経らがこの地にさしかかり、弁慶が断崖の上にある道を渡ろうとした際、彼の乗る馬が足を滑らせてしまった。
落馬は避けられたが、馬が滑った拍子に鞍の後ろに吊るしておいた鍋の紐が切れ、鍋はそのまま崖に落ち、谷底へ。
この話は、地元農民に瞬く間に広がり、百姓達は、田畑を耕しながらも、この断崖を仰ぎ見ながら義経一行の無事平穏を祈った。
それ以来、誰言うとなく、ここを「鍋ころがし」と呼ぶようになったという・・・。

122007 S122016
左:『イナズマン』第9話より
右:2018年3月
その「鍋ころがし」を今日も感じることが出来るのが、僅か128㎡の『王禅寺見晴らし公園』。
『イナズマン』第9話「光るカビは夜歩く!!」では、イナズマンが、その眼下を逃げるカビバンバラを見下ろすカットが撮影された。
尚、現在、東隣にある「オーベル新百合ヶ丘カサブランカヒルズ」の北側半分に、当時は公園があった(但し、正式名称は不明)が、当園がある場所は「川崎市水道局百合丘配水加圧ポンプ所」で、未だ公園としては整備されていなかった。
右側に写り込んでいるのは、「百合ヶ丘ガーデンマンション」(1968年築)。

122008 S122018
左:『イナズマン』第9話より
右:2018年3月
122009 S122020
左:『イナズマン』第9話より
右:2018年3月
現・『王禅寺見晴らし公園』からズームで捉えたカビバンバラ。
カビバンバラは、「百合ヶ丘ガーデンマンション」南側の道路を逃げている。

122010
左:『イナズマン』第9話より
S122021
右:2018年3月
カビバンバラが逃げていた道路からの煽りアングル。
今から約八百年前、この上から鍋が・・・。

122011 S122022
左:『イナズマン』第9話より
右:2018年3月
イナズマンの背後に見える円筒は、おそらく「川崎市水道局百合丘配水加圧ポンプ所」関連のものと思われる。
この直後の戦闘シーンは、『王禅寺公園』脇の宅地造成地で撮影された。

S122023
上:2018年2月


(映画像掲載作品)
『イナズマン』第9話「光るカビは夜歩く!!」(1973/11/27放送)


(編集後記)
先日、神奈川県に里帰り(?)した際、yart先生さん(『仮面ライダーロケ地大画報』主宰)、Fさん(『不思議コメディーと東京の風景』主宰)とお会いし、夕食を共にさせて頂きました。
具体的なロケ地について、調査方法について、更にはブログ展開の意味合いなど、お二方からは更なる刺激を受け、大変有意義な時間を共有させて頂きました。
花粉症真っ只中にも関わらず、ご足労頂き、更には丹沢エリアのロケ地について生でご教示くださったyart先生さん、有難うございました。
大変ご多忙中にも関わらず、お時間を作って頂き、更には脚本と映像の差異について、理由を含めたその背景をロジカルにご教示頂きましたFさん、有難うございました。
またお会い出来る日を楽しみにしております。


Phase122 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase121 【ロケ地】川崎市多摩区西生田/県道3号世田谷町田線沿い

一部、Phase096、Phase097でも取り上げたが、今回は「県道3号世田谷町田線」、通称「津久井道」沿いについて、考証を行いたいと思う。

まずは、大まかな全体像把握を目的に、『どっこい大作』第5話「自分の足で歩け!!」の予告編、および本編を取り上げることとする。

121002
上:『どっこい大作』第5話予告編より(映①)
S121001
上:2016年4月
121003 S121002
左:『どっこい大作』第5話より
右:2016年4月
母親(演/新草恵子)の不注意による交通事故が原因で、足に重傷を負ってしまった娘の和子(演/山田圭子)。
その怒りと悲しみは、甘えも重なり、傍若無人な言動として大作(演/金子吉延)に向けられた。
大作は、彼女を連れ出すが・・・。
掲載した映画像は、何れも『読売ランド前駅』北西にある御杓文字橋周辺を捉えたもの。
映画像①で大作らが走っているのは、「だいにんぐ 延」(現在)の前辺りで、当時は未だ空き地の状態であった。
その手前に、「ヤクルト細山センター 北京浜ヤクルト販売(株)」「スナック重役会館」「中華料理 山王飯店」が並んでいたが、残念ながら何れの店舗も現存していない。

121004 S121003
左:『どっこい大作』第5話より
右:2016年4月
同シーンでは、現在の多摩美の前身である「多摩美台」の案内板も記録されており、ある意味、貴重な映像と言えよう。

121005 S121006
左:『どっこい大作』第5話より
右:2016年4月
こちらは、津久井道の北側から「高石歩道橋下」交差点方面を捉えたアングル。
大作らは更に前進し、「中華料理 山王飯店」(当時)東側にあった空き地の前を通過している。

121006 121007
S121007
上2枚:『どっこい大作』第5話より
下:2016年4月
掲載した映画像は、アップで捉えられた、その「中華料理 山王飯店」東側の様子。
同店はやがて閉店、「日本抵当証券研究所」を経て、暫くは「中華 さんのう亭」と「ザ・ホビー」の二店舗構成となっていた。
掲載した写真撮影時には、不動産会社の「アップルホーム」が入っていたが、同店も既に閉店している。
ここで、映画像に写る木とガスボンベに注目してみたい。

121008 S121008
左:『超人バロム・1』第6話より
右:2016年8月
すると、『超人バロム・1』第6話「怪腕魔人エビビルゲ」のワン・シーンが、「中華料理 山王飯店」の東側にあった空き地で撮影されたことが分かる。

121010 S121010
左:『超人バロム・1』第6話より
右:2016年8月
父の木戸刑事(演/小林清志)が三浦海岸で救助されたとの連絡が、健太郎(演/高野浩幸)の父(演/中原成男)からあったと聞かされた猛(演/飯塚仁樹)。
しかし、猛の父親も、健太郎の父親もドルゲに人質として捕らわれているはず・・・。
一目瞭然、当時は県道との高低差がかなりあったことが分かる。

121011 S121013
左:『超人バロム・1』第6話より
右:2017年5月
猛の姉・紀子(演/戸島和美)の背後にある青い屋根の建物は、「長田アパート」(現・「長田荘」)。
奥に見える赤い日差し除けのお店は、「パンたまみや」(残念ながら現存せず)。

121012 S121014
左:『超人バロム・1』第6話より
右:2017年5月
穴を掘らない限り、同じアングルでの撮影は不可能。
但し、映画像奥に見える林は、今も小田急線の南側にその大半が現存している。

121015 S121016
左:『超人バロム・1』第7話より
右:2016年8月
また木とガスボンベに注目すれば、続く第7話「変化魔人アンゴルゲ」でも使用されていることが分かる。

121014 S121019
左:『超人バロム・1』第7話より
右:2017年5月
空き地の北側、つまり多摩美1丁目方面を捉えたアングル。
五反田川護岸の違いが一目瞭然。

121016 S121021
左:『超人バロム・1』第7話より
右:2018年3月
松五郎(演/砂川啓介)の右肩後方に見えるのは、『どっこい大作』でも何度か使用された「小野寺建設」の作業場。
尚、高低差の違いはあったものの、奇跡的に現存していた空き地であるが、最近になって住宅建設が開始されている。
また、「アップルホーム」の建屋も既に解体済み。

ここで、再び『どっこい大作』を取り上げたいと思う。

121017 S121022
左:『どっこい大作』第4話より
右:2018年2月
121018 S121024
左:『どっこい大作』第4話より
右:2018年2月
「お前ら、みんなバカ野郎だー!」
店主(演/多々良純)を始め、珍竜軒の仲間と齟齬をきたし、店を飛び出した大作。
『どっこい大作』第4話「バカ野郎は誰だ!!」で、店を出た後、行く当てもなく大作が歩いていたのは「津久井道」。
まずは、前述の空き地から2~30㍍東にある「藤井表具店」(現・「藤井秀江堂表具店」)前。

121019 S121027
左:『どっこい大作』第4話より
右:2018年2月
このシーンは、一貫して東から西へ向かう大作をカメラは追っているが、合い間合い間に珍竜軒のメンバーの顔がインサートされる。
女将さん(演/桜むつ子)の顔がインサートされた後、今度は小走りをする大作に切り替わるが、最初にはっきりと映し出されるのは、「藤井表具店」よりも東側にあった「寿司 勝」(現存せず)。

121020 S121029
左:『どっこい大作』第4話より
右:2018年2月
続いて「東栄不動産」が映し出されるが、同時に確認出来るのは、その西隣にあった「関東愛犬センター」の看板。
尚、両店舗共、残念ながら既に現存しない。
そして、再び「藤井表具店」前を駆け抜けて、『ありがた山』(稲城市矢野口)頂上のカットに切り替わる。

尚、『どっこい大作』では、前述した第5話でも、「寿司 勝」~「藤井表具店」前を駆け抜ける大作の姿が同様のアングルで撮影されている。


(映画像掲載作品)放映順
『超人バロム・1』第6話「怪腕魔人エビビルゲ」(1972/5/7放送)
『超人バロム・1』第7話「変化魔人アンゴルゲ」(1972/5/14放送)
『どっこい大作』第4話「バカ野郎は誰だ!!」(1973/1/29放送)
『どっこい大作』第5話「自分の足で歩け!!」予告編(1973/1/29放送)
『どっこい大作』第5話「自分の足で歩け!!」(1973/2/5放送)


Phase121 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase120 【ロケ地】川崎市麻生区王禅寺/王禅寺PartⅠ

今回は、麻生区王禅寺にある『星宿山 蓮華蔵院 王禅寺』(以下、『王禅寺』)を取り上げたいと思う。

境内にある「禅寺丸之記」に、その縁起は次のように記されている。
「抑々当山は、星宿山蓮華蔵院王禅寺と称し、真言宗豊山派に属す。延喜二十一年(921年)、高野山三世無空上人の開山にして、関東の高野山と呼せられ、東国鎮護の勅願寺となる。然るに、元弘三年、新田義貞鎌倉進攻の戦乱により一山悉く烏有にきす。斯くて応安三年(1307年)久良岐郡金沢称名寺塔頭延命院住僧等海上人、勅命により再興」

120001 S120003
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
『東映生田スタジオ』作品でまず使用されたのは、『超人バロム・1』第31話「魔人カミゲルゲは悪魔をつくる!!」。
カミゲルゲに操られた田村賢治(演/初瀬川まさし)が、母のように慕う井上先生(演/中村万里)を襲うシーン。
当シーンは、西門から程近い堂宇(観音堂)へと繋がる石段脇で撮影された。

120002 S120004
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
120004 S120005
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
新たな碑が建立されるなど、当然の如く改修はされているが、往時の雰囲気はそのまま残されている。

120005 S120006
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
この石段を上った場所にあるのが、堂宇。
現在は、中央部分に手摺りが備え付けられている。
井上先生が襲われようとした、まさにその瞬間・・・。

120006 S120007
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
120007 S120008
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
いつもと違い落ち着いた雰囲気で登場したバロム・1。
背後に見えるのが、堂宇(観音堂)である。

120008 S120011
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
120009 S120014
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
バロム・1は、襲撃を制止させようと説得するも、カミゲルゲに操られていた賢治には通じず、逆に腕を刺されてしまった。

120010 S120017
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
石段上部に設置されている石像越しのアングル。

120011 S120019
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
こちらは、石段を上がった場所にある堂宇(観音堂)前。
現在、往時のカメラ設置(されたと思しき)場所は木々に覆われており、掲載した写真は、少し位置をズラしての撮影。

120012 S120020
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
「しまった、バロム・1に感づかれたか!」
賢治を操っていたのは、田村家の女中頭(演/真咲美岐)であった。
彼女が身を伏せていたのが、前述の石像(映像に記録されているのはその背面)。
ここからズーム・アウトした映像が・・・。

120013 S120023
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
手水場を含めたこのアングルとなる。
石像の前に、当時にはなかった石灯篭が設置されている。

120014 S120025
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
「ボーップ!」
逃げようとした女中頭にボップを投げつけると、カミゲルゲが正体を現した。
右に写るのが、手水場。

120015 S120026
左:『超人バロム・1』第31話より
右:2018年3月
S120027
上:2018年3月
当エピソードでは、石段や境内が殆んどで、思い他、堂宇(観音堂)自体は映し出されていない。
因みに、当堂は、大正十四年、旧鉄村(横浜市)宝福寺(廃寺)の本堂が移築されたもので、戦後、銅板葺に改修されたという。


柿生うる 柿生の里
名のみかは 禅寺丸柿
山柿の赤きを見れば
まつぶさに 秋は闌けたり
北原白秋が詠っているように、禅寺丸柿発祥の地としても有名な『王禅寺』(但し、伝承を含め諸説あり)。
現本堂前にある原木は、「かながわの名木100選」、川崎市選定の「まちの樹50選」に選ばれているが、2007年には国の指定登録記念物にも選定されている。
そちらは綺麗に整備され、取材時、訪れる観光客や大きなカメラを持った人も散見されたが、この堂宇(観音堂)周辺はひっそりと静寂に包まれ、まさに『超人バロム・1』第31話に映し出される雰囲気そのもの。
尚、当エピソード制作時、当寺の所在地は川崎市柿生村王禅寺であった。


今回は、ここまで。


(編集後記)
冒頭に記しました縁起を含め、その沿革には諸説があり、地元には、授業やクラブ活動の一環としてその伝説を研究されている小・中学校もあるようです。
中でも、「「王禅寺伝説」の解読」と銘打たれた柿生中学校考古学研究部の研究内容は大変興味深く、そのアプローチ法や考察法にも頗る感心させられました。
機会があれば、是非直接お伺いしたいものです。


(主参考文献)
「麻生区の神社と寺院 川崎市麻生区社寺調査報告書」(1987年/川崎市博物館資料収集委員会)
「社会科副読本 わたしたちの町 王禅寺」(1988年/川崎市立王禅寺小学校)
「『王禅寺伝説』の解読」(2002年/柿生中学校考古学研究部)

(映画像掲載作品)放映順
『超人バロム・1』第31話「魔人カミゲルゲは悪魔をつくる!!」(1972/10/29放送)


Phase120 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase119 【ロケ地】川崎市多摩区西生田/小田急小田原線読売ランド前駅周辺⑨

今回は、『読売ランド前駅』周辺⑨として、Phase113に続き【ZoneE】を取り上げたいと思う(一部、【ZoneF】からのアングルも含む)。

【ZoneE】

119001
上:『どっこい大作』第4話より
S119002
上:2018年2月(写①)
掲載した映画像は、『どっこい大作』第4話「バカ野郎は誰だ!!」で、大作(演/金子吉延)が、ラーメン太郎(演/山田太郎)の屋台を強奪、逃走するシーン。
アングルは、「すずらん美容室」(現・「東亜本社ビル」)北側の歩道から西側を捉えている。
撮影当時は、手前(東側)より、「靴のイシイ」「花広生花店」「光蓮テイラー」「バーバー長谷川」「とんかつ三九」が並んでいた(「バーバー長谷川」は、「ヘアーサロン ハセガワ」と改称し、現在も営業中)。

119002 S119005
左:『どっこい大作』第2話より
右:2011年7月
『どっこい大作』第2話「お米は1万3千粒」で映し出された「とんかつ三九」西側の倉庫。
大作がこの電信柱の袂に捨てたのが・・・。

119003 S119007
左:『どっこい大作』第16話より
右:2016年4月
「清潔社」社長・皆川雄三(演/牟田悌三)愛用のモップ。
『どっこい大作』第16話「モップの魂を探せ!!」で、ボロボロの状態を見た大作は勝手に廃棄したのだが・・・。
撮影は、「原田工作所」(現・「パチンコスロット ランド」)敷地内から行われている。

119004 S119008
左:『どっこい大作』第40話より
右:2016年4月
掲載した映画像は、『どっこい大作』第40話「くたばれ! ニセ日本一!!」開巻部、よし(演/うえずみのる)と鳴門源次(演/佐々木剛)の喧嘩シーン。
上掲写真①からも明らかなように、「とんかつ三九」の建屋は既に現存せず、更地となっている。

S119009 S119010
左:2011年6月
右:2015年4月
お店自体は後に「ごはん処 三九」として引き継がれ、2015年、近くの石橋ビル2階に移転した。

119006 S119011
左:『どっこい大作』第4話より
右:2009年10月
「取った、取った、取った、取ったー!」
前述、『どっこい大作』第4話で、ラーメン太郎の屋台を強奪した大作は、在りし日の「とんかつ三九」前を駆けて行く。

119007 S119012
左:『どっこい大作』第4話より
右:2009年10月
続けて「バーバー長谷川」前を通過する大作。
映画像に写る女性は、「とんかつ三九」と「バーバー長谷川」の間から現れるが、その作業着からして前者のスタッフの一人(女将さん?)と思うのだが・・・。

S119015
上:2018年2月
当時、「バーバー長谷川」の東隣にあったのが、「光蓮テイラー」。
現在は空店舗となっているが、直前には、「家電ポシェット コバヤシ」が入っていた(現在は、移転)。

119008 S119014
左:『どっこい大作』第4話より
右:2012年11月
掲載した映画像は、前述『どっこい大作』第4話における一連のシーン。
映像作品ではよく見かける光景だが、このシーン、実際には同じ場所の往復。
大作は、「靴のイシイ」前を西側へ、つまり「とんかつ三九」がある方向へと駆け戻っている。

119011 S119017
左:『どっこい大作』第16話より
右:2010年12月
前述『どっこい大作』第16話で、大作が、捨てたモップを回収しに向かうシーン。
この後、「靴のイシイ」角から大作が現れる。

119010 S119021
左:『仮面ライダーX』第11話より
右:2010年9月
1974年、「花広生花店」に替わって登場したのが、「トイランド ピノキオ」。
「靴のイシイ」同様、『仮面ライダーX』第11話「不死身の水蛇怪人ヒュドラー!」で、GODの仕業によりお金が消える一店舗として使用された。
同店は、1980年代前半には閉店、やがて「スペースプランニングエド」という会社が入った時期もあったが、1993年、「靴のイシイ」「コタニカメラ」、および「スペースプランニングエド」の南側にあった「原田重機建設」のプレハブ建屋と共に解体され、「リバーサイド21ビル」という複合ビルに建て替わっている。

119009 S119022
左:『透明ドリちゃん』第22話より
右:2014年9月
『透明ドリちゃん』第22話「私たち結婚します」で、ドリちゃん(演/柿崎澄子)と大ちゃん(演/安藤一人)を結婚させようと企て、虎男(演/安藤聖一)がガチャガチャで指輪のおもちゃを購入したのも「トイランド ピノキオ」。

S119023
上:2010年9月
既に存在しない店も・・・。
尚、「リバーサイド21ビル」が建つ以前にあった「原田重機建設」のプレハブ建屋と、「光蓮テイラー」及び「バーバー長谷川」の南側も、『どっこい大作』では頻繁に使用されている。
その点については、『読売ランド前駅』周辺⑩として、改めて取り上げたいと思う。


(映画像掲載作品)放映順
『どっこい大作』第2話「お米は1万3千粒」(1973/1/15放送)
『どっこい大作』第4話「バカ野郎は誰だ!!」(1973/1/29放送)
『どっこい大作』第16話「モップの魂を探せ!!」(1973/4/30放送)
『どっこい大作』第40話「くたばれ! ニセ日本一!!」(1973/10/15放送)
『仮面ライダーX』第11話「不死身の水蛇怪人ヒュドラー!」(1974/4/27放送)
『透明ドリちゃん』第22話「私たち結婚します」(1978/6/3放送)


Phase119 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase118 【ロケ地】川崎市多摩区寺尾台/寺尾台第1公園PartⅠ

実際に訪れた方も多いと思うが、今回は、『寺尾台第1公園』を取り上げたいと思う。
PartⅠとして、まずはその南側。

118001 S118001
左:『仮面ライダー』第6話より
右:2010年9月
公園南側にある歩道は、当園と一体形成したような造りとなっており、『仮面ライダー』第6話「死神カメレオン」では、そこに設置されている街路灯がアップで映し出された。
掲載した写真撮影時、既に往時のものとは似て非なる姿であったが、現在は更に傘の無いものに改修されている。
尚、このカットは、『同』第12話「殺人ヤモゲラス」にも流用されている。

118002 S118002
左:『仮面ライダー』第12話より
右:2017年12月
掲載した映画像は、その『仮面ライダー』第12話「殺人ヤモゲラス」で、帰宅中のサラリーマンがデンジャーライトの犠牲になるカット。
撮影は、その歩道で行われた。

118003 S118003
左:『仮面ライダー』第12話より
右:2010年9月
その現場を目撃した学生(演/不明)が、駆け寄るカット。
彼もまたその犠牲に・・・。

118004 S118004
左:『仮面ライダー』第12話より
右:2008年12月
118006 S118007
左:『仮面ライダー』第12話より
右:2007年12月
公園南側から歩道へ至る箇所には、階段の他、石製の滑り台も設置されている。
前述デンジャーライトは、この滑り台に座るヤモゲラスから放たれた。
当カットは非常に印象深く、〝ヤモゲラスの滑り台〟と呼ぶ人も少なくないとか・・・。

118007 S118009
左:『超人バロム・1』第11話より
右:2008年12月
この滑り台は、『超人バロム・1』第11話「毒ガス魔人ゲジゲルゲ」でも使用されており、ゲジゲルゲ(ドルゲ)が工場から放った神経ガス(毒ガス)によって、次々と倒れ込む子供たちの姿が描かれた。

ここで、道路、歩道、滑り台の位置関係を俯瞰アングルで示したいと思う。

S118012
上:2014年12月
公園と歩道が一体形成となっている。

118008 S118011
左:『どっこい大作』第10話より
右:2016年5月
『どっこい大作』第10話「怒りに紅い花が咲く!!」では、日本一のラーメンを作るため、大作(演/金子吉延)が、様々なタレ(スープ)を集めるシークエンスの一部が、この歩道で撮影された。
掲載した映画像は、劇中、具体的なセリフはないものの、スープを譲る条件としてゴリラの真似をするよう屋台の客から言われ、演じる大作。
奥に見えるのは、「寺尾みどり幼稚園」の旧園舎。

118011 S118016
左:『どっこい大作』第10話より
右:2016年5月
「じゃあ、これくらいでいいでしょ。そのスープください」
しかし、調子に乗った客の一人は、次にノミの真似をしてみろと、大作を小馬鹿にする。
大作は・・・。

118012 S118017
左:『どっこい大作』第10話より
右:2016年5月
その様子を見て大笑いをする子供たち。
彼らが座っていたのは、滑り台の東側にある階段。
遠方に見えるのは、『寺尾台団地』の給水塔である。

118013 S118019
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2014年9月
118014 S118020
左:『透明ドリちゃん』第10話より
右:2014年9月
『透明ドリちゃん』第10話「誕生会なんて嫌い」で、柴田くん(演/岸祐一)の誕生日会の帰り道、佐川くん(演/宍倉伸一郎)が、友人二人に出くわしたのは、『寺尾台第1公園』南側の道路。
この後、口にしたひと言が大事件に発展する・・・。

S118021
上:2008年12月
ここにヤモゲラスが腰掛けていた頃、『東映生田スタジオ』は、座る余裕もない程の深刻な事態に直面していた・・・。


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第6話「死神カメレオン」(1971/5/8放送)
『仮面ライダー』第12話「殺人ヤモゲラス」(1971/6/19放送)
『超人バロム・1』第11話「毒ガス魔人ゲジゲルゲ」(1972/6/11放送)
『どっこい大作』第10話「怒りに紅い花が咲く!!」(1973/3/12放送)
『透明ドリちゃん』第10話「誕生会なんて嫌い」(1978/3/11放送)


Phase118 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase117 【ロケ地】川崎市多摩区寺尾台/寺尾台界隈⑨

(編集後記)
神奈川県を離れて、早五ヶ月が経過。
距離を置けば、冷静に、そして客観的にロケ地を捉えることが出来のでしょうか・・・。
また新たに数か所のロケ地が判明致しました。
今月・・・、ん~、参ります。


今回は、『仮面ライダー』第54話「ユウレイ村の海蛇男」に使用された「寺尾台住宅北側入口」交差点周辺を取り上げたいと思う。

117005 117006
左:「国土交通省 航空写真(1975年)」より
右:「国土交通省 航空写真(2017年)」より
「寺尾台住宅北側入口」交差点は、上掲航空写真の各々印。
左は、『仮面ライダー』第54話「ユウレイ村の海蛇男」が放送されてから三年後に撮影された航空写真だが、よく見ると、現在の道路の位置とは微妙に異なっていた(当時の道路は、現在のそれよりも僅かに東寄りにあった)ことが分かる。

117016 S117004
左:『仮面ライダー』第54話より
右:2018年1月
つまり、現在の歩道寄りに道路が走っていたということである。
「走れ!どこまでも突っ走れ!」
掲載した映画像は、海蛇男が操る無人トラックが、北側から「寺尾台住宅北側入口」交差点に向かい南下してくるカット。

117017 S117006
左:『仮面ライダー』第54話より
右:2018年1月
117018 S117008
左:『仮面ライダー』第54話より(映①)
右:2018年1月
「あっ、無人だ!」「人がいない!」「運転手がいない!」
警官と共に横断歩道を渡るのを待っていた子供たちが、そのトラックを見て叫ぶ。

117019 S117010
左:『仮面ライダー』第54話より(映①改)
右:2018年1月
掲載した映画像は、映画像①の一部をアップにしたもの。
特に、雨とい周辺、及び右側を中心に背後の擁壁を見比べてみると、見事に一致することが分かる。

117020 S117013
左:『仮面ライダー』第54話より
右:2014年9月
無人トラックが、「寺尾台住宅北側入口」交差点に差し掛かるカット。
当時の横断歩道は、現在のものよりも僅かに北側に設置されていた。
背後に写るプレハブ建屋は、菅馬場一帯の宅地開発に携わった建築会社のもので、1階には「大豊建設生田作業所」、2階には「日本住宅公団現場詰所」が入っていた。
因みに・・・。

117012 S117015
左:『仮面ライダーV3』第17話予告編より
右:2018年2月
117013 S117017
左:『仮面ライダーV3』第17話予告編より
右:2018年2月
このプレハブ建屋は、本編ではカットされた『仮面ライダーV3』第17話「デビルスプレーは死神の武器」予告編でも確認することが出来る。
本編では、風見四郎(演/宮内洋)が「寺尾台住宅北側入口」交差点を左折した後、Phase104などで取り上げた坂道を進んでいくカットだけが使用された。

117015
上:『イナズマン』第10話より
こちらは、『イナズマン』第10話「人喰いガスの恐怖!!」で、ファントム兵士と戦う渡五郎(演/伴直弥)。
当シーンは、「寺尾台住宅北側入口」交差点から『寺尾台団地』へと至る階段上で撮影されたが、一部カットに、件のプレハブ建屋が記録されている。
この階段は、他の『東映生田スタジオ』作品でも使用されており、また別途、取り上げたいと思う。
尚、この時期、2階には「大豊建設川崎出張所」が入っていた。

閑話休題。

117021 S117019
左:『仮面ライダー』第54話より
右:2018年2月
無人トラックは、「寺尾台住宅北側入口」交差点を通り過ぎ、そのまま南下していく・・・。


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第54話「ユウレイ村の海蛇男」(1972/4/8放送)
『仮面ライダーV3』第17話予告編(1973/6/9放送)
『イナズマン』第10話「人喰いガスの恐怖!!」(1973/12/4放送)



Phase117 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

Phase116 『東映生田スタジオ』㉑ 【(H)衣装~食堂~制作ルーム】PartⅡ

今回は、Phase109で取り上げた、食堂や制作ルームが入っていたプレハブ小屋の続編を記したいと思う。

116001 S116001
左:『イナズマン』第21話より(映①)
右:2017年8月
まずは、その外観から―。
掲載した映画像は、『イナズマン』第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」で、新人類帝国の罠と知り、夜間、牧場から脱出を試みる渡五郎(演/伴直弥)の姿。
第2ステージ(Phase077参照)北西角からプレハブ小屋を捉えたアングルで撮影されている。
ここから、カメラ位置をやや左へ移動させた場所からは―。

116002 S116002
左:『イナズマンF』第7話より(映②)
右:2011年7月
『イナズマンF』第7話「大決戦!ウデスパー対イナズマン!!」で、ウデスパーのミサイル攻撃を受けた五郎らが、隠れ家から脱出するシーンが描かれた。
彼らが出てきたのは、第2ステージとプレハブ小屋の間からで、手前に見える鉄骨は劇用車置場である。
尚、その跡地に設けられている「𡈽方第一駐車場」北側部分は、2012年初頭に改修工事が行われており、掲載した写真に写る鉄棒は既に撤去されている。

ここで、Phase082でも触れた掲示板について―。
映画像①にははっきりとその存在が確認出来るが、映画像②を見ると、明らかに外されているのが分かる。
撤去は、当シーンにそぐわないと判断されてのことだったのか?
もしも当該シーンに関係がなく、それ以前に撤去されたのであれば、同Phaseで記したように、『秘密戦隊ゴレンジャー』第62話に映し出されるスタッフルーム南側の掲示板は、映画像①に写るそれが移設されたものだと推測する(『イナズマンF』以降に、プレハブ小屋西側全体を捉えた映像、或いは特写を未見なだけに、断定はし難いが・・・)。

ところが、掲示板以上に注目すべき映像が、この後に制作された作品に記録されている。
それは、『ジャッカー電撃隊』第9話「7ストレート!! 地獄の必殺拳」。

116003 116004
上2枚:『ジャッカー電撃隊』第9話より(左:映③ 右:映④)
麻薬ドリームフラワーの密売ルートを探るため、潜入捜査に乗り出すカレン水木(演/ミッチーラブ)。
掲載した映画像は、彼女が売人(演/中康介)に接触するシーンで、アングルは、共にプレハブ小屋北側を西側から捉えたものである。
夜間撮影により分かり難いため、ここで映画像④を少し加工してみたいと思う。

116006 S116003
左:『ジャッカー電撃隊』第9話より(映⑤)
右:2010年4月
奥に見えるのは、当プレハブ小屋、および所長室などがあった建物のそれぞれ2階へと続く階段。
Phase109に掲載した『アクマイザー3』第30話「なぜだ?! 眠る少女の謎」の映画像一連を見れば一目瞭然、ここに写るのはプレハブ小屋1階にあった食堂部分、つまり、東側のプレハブ小屋である。
しかし、だとすれば、違和感を覚えずにはいられない。

と言うのも、この西側には、1階に衣裳部屋が入るプレハブ小屋が隣接するように建っていたはず。
しかも、同Phaseに掲載した映画像⑦を見れば、そのプレハブ小屋は、食堂が入っていたそれよりも明らかに幅があったことが分かる。
仮に、東側のプレハブ小屋の方が幅があったとすれば、アングルによっては映画像③や同④のように見える可能性も無くはないだろう。
しかし、実際は逆で、東側プレハブ小屋の西側側面が、映画像③や④のように写る(見える)はずはないのである。
一体、どういうことか?
・・・答えは、一つしか考えられない。
『ジャッカー電撃隊』第9話における当シーン制作時、西側のプレハブ小屋が既に存在しなかったということである。
『アクマイザー3』第30話の放送日が1976年4月27日、一方の『ジャッカー電撃隊』第9話の放送日は、1977年6月4日。
よって、1976年3月頃~1977年5月頃にかけて、西側のプレハブ小屋は何らかの理由により撤去されてしまったと推測する。
但し、今日まで公に出版された関連書籍、或いは文献・資料に、この点について触れたものはなく、あくまで個人的見解、憶測の域ではあるが・・・。

因みに、映画像④の次のカットで、食堂からある人物が顔を出す・・・。

116009 116010
上2枚:『ジャッカー電撃隊』第9話より(左:映⑥)
その人物とは、中山勝也を演じた若き日の真田広之(出演時は、真田宏之名義)。

尚、当エピソードが制作された時期、『東映生田スタジオ』に内田有作の姿は既になかったが、在籍時、彼は具の入っていないうどんを「手抜きうどん」と称し、夜食としてスタッフらに差し出すことがあったという。
映画像⑥に写る土鍋は、かつて彼がその「手抜きうどん」を作る際に使用したものかもしれない・・・。

次に、屋内について―。
Phase109でも取り上げたが、もう少し見てみたいと思う。

116011 116012
左:『アクマイザー3』第30話より(映⑦)
右:『ジャッカー電撃隊』第10話より(映⑧)
左の映画像⑦は、Phase109にも掲載した、『アクマイザー3』第30話「なぜだ?! 眠る少女の謎」におけるガブラとハリスフィンクスとの戦闘シーン。
同Phaseで明らかにしたように、場所は食堂が入っていた方、つまり東側の2階で、アングルは北西角を捉えている。
ここで注目すべきは部分。
何か紙のようなものが貼られていることに気付く。
一方、右に掲載した映画像⑧は、『ジャッカー電撃隊』第10話「11コレクション!! 幸福への招待」で、クライムの一味が電話で報告を受けるシーン。
ここで、右の窓から見えるスタッフルーム2階の窓を鑑み、更に前述の西側プレハブ小屋撤去説が正しいとするならば、この部屋も同所、つまり食堂の2階ということになる。

116013 116014
左:『アクマイザー3』第30話より(映⑨)
右:『ジャッカー電撃隊』第10話より(映⑩)
映画像⑨は、同⑦の部分をアップにしたもの。
一方、映画像⑩は、同⑧の同じく窓上部箇所をアップにしたものである。
水色をベースにした絵皿のようなものが飾られているが、よく見ると、その下には明らかに何かが貼られていた痕跡があるではないか。
ライティングの関係で鮮明ではないが、ここには映画像⑨に写る紙が貼られていたと考えて、まず間違いないだろう。

116017 116016
左:『アクマイザー3』第30話より(改)
右:『ジャッカー電撃隊』第10話より(改)
白いパネルにある非常ランプの大きさが異なるようにも見えるが、パネル自体の大きさを合わせてみると相違のないことが分かる。
つまり、前述した西側プレハブ小屋撤去説は間違いなく、且つ映画像⑦と同⑧は共に食堂の2階で撮影されたと推測する。
更に・・・。

116018 116019
上2枚:『ジャッカー電撃隊』第11話より(左:映⑪ 右:映⑫)
掲載した映画像は、『ジャッカー電撃隊』第11話「13ジャックポット!! 燃えよ!友情の炎」で、若宮(演/谷岡弘規)と共に近代五種競技でオリンピックを目指していた学生時代を、桜井五郎(演/丹波義隆)が回顧するシーン。
このシーンが撮影されたのも、東側のプレハブ小屋2階と考える。
何故か―。

116016 116020
左:『ジャッカー電撃隊』第10話より(改)
右:『ジャッカー電撃隊』第11話より(改)
先と同じように、非常ランプの付いた白いパネルに着目してみると・・・、ヤニ痕が見事に一致するではないか。
また、映画像⑧でクライムの一味が座っている木机と映画像⑫に写る木机とを見比べてみると、それぞれ隣の木机とは大きさが異なり、凸があるのが分かる。
つまり、同じ木机だと。
それが、同所と考える根拠である。
となれば、映画像⑪で桜井の背後にあるベニヤ板は、映画像⑦にも写る、かつて西側のプレハブ小屋への通路として刳り貫かれていた場所で、白いパネルの右側に写る黒板の背後には窓が設置されていたこととなる。
因みに、映画像⑨で諸々の物が置かれている、右側に写る木机は同じものだと思われる。


116021
上:「仮面ライダーSPIRITS~受け継がれる魂Ⅱ~」(2003年/講談社)より(特①)
116022
上:「KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.11」(2004年/講談社)より(特②)
上掲特写①、および同②は、共に西側プレハブ小屋2階にあった制作ルーム。
ここでは、内田有作を始め、主要スタッフによる簡単な会議、サブ・タイトルのレタリング・チェックなどが行われたという。
特写①は、1972年2月頃に撮影されたもので、右より内田有作、平山亨、七条敬三(『超人バロム・1』プロデューサー)、河野正俊(制作担当)、佐久間正光(進行主任)の姿が確認出来る。
よく見ると、『超人バロム・1』のタイトル・デザインを確認しているのが分かる。
特写②は、『仮面ライダー』第84話「危うしライダー!イソギンジャガーの地獄罠」の制作に備える石森章太郎(右から二人目)ら。
右端が平山亨、左端は同じくプロデューサーの安部征司、その隣が、同話の監督補を務めた長石多可男である。
背後に写る「10月行事予定表」を見ると、右端の方に“内田室長”の文字が確認出来るが、言うまでもなく、これは内田有作のこと。
また、「バロム○○ロケ」「ライダー○○ロケ○○」「東京衣装の○」「嵐地方ロケ」の文字も確認出来、非常に興味深い。
尚、窓の外に見えるのは、第2ステージである。


以上、今回は、主に西側プレハブ小屋の撤去を中心に考察を試みた。
また、『東映生田スタジオ』作品の中には、この他にも四作品四エピソードで、このプレハブ小屋内で撮影されたのでは?と思えるシーンがあるのだが、現段階では残念ながらそれを説くだけの証が得られていない。
その他にも、「これは、『東映生田スタジオ』では?」というシーンが幾つかあり、別途、それらをまとめて取り上げてみたいと思う。

今後も、西側プレハブ小屋の撤去については調査を続けていくが、衣装~食堂~制作ルームが入っていたプレハブ小屋については、ひとまずここで終えることとする。


(主参考文献)
「仮面ライダーSPIRITS~受け継がれる魂Ⅱ~」(2003年/講談社)
「KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.11」(2004年/講談社)

(映画像掲載作品)放映順
『イナズマン』第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」(1974/2/26放送)
『イナズマンF』第7話「大決戦!ウデスパー対イナズマン!!」(1974/5/21放送)
『アクマイザー3』第30話「なぜだ?! 眠る少女の謎」(1976/4/27放送)
『ジャッカー電撃隊』第9話「7ストレート!! 地獄の必殺拳」(1977/6/4放送)
『ジャッカー電撃隊』第10話「11コレクション!! 幸福への招待」(1977/6/18放送)
『ジャッカー電撃隊』第11話「13ジャックポット!! 燃えよ!友情の炎」(1977/6/25放送)


Phase116 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。



当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

テーマ : 昭和文化
ジャンル : サブカル

プロフィール

hide男

Author:hide男
東映生田スタジオと同作品ロケ地研究の場です。

当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR