Phase108 【ロケ地】川崎市麻生区百合丘/弘法松PartⅠ

「これはもう郷土の誇りであり、近郊近在に其の名を知られた有名な雄松で、神奈川県の天然記念物でした。百合丘が出来るまでの此の辺は山と畑と田圃ばかりで、人家は全くなかった鄙びた山里で弘法松のあたりはめったに人影もなく、時折り農夫が行き来する位のものでした。ですから此の松の下の山路に差し掛ると天辺の方で何時もゴーッと松籟が鳴って居り、あたりは山と谷ばかりで一瞬ゾーッと身の毛がよだち、追いはぎでも出やしないかとそぞろに警戒心が湧いたものです」(「郷土史 ゆりが丘」(著/大塚新平 1972年/大塚書店)より)

麻生区百合丘2丁目にある「弘法松公園」の一角に、かつて、その雄松は存在した。
まだ『小田急線/読売ランド前駅』が「西生田駅」だった頃、ホームに付近の名所として、「弘法の松、南西四粁」と標識が建てられたため、以降、一般に〝弘法の松〟と言われるようになったが、〝弘法松〟と〝の〟を間に入れないのが本来の呼び名。
地元で生まれ、地元で育った人の中には、例え一字でも間に加わったことに、聊か義憤を感じる人も少なくないという。

そして、今から約半世紀近く前、先人たちの思い入れ深いこの場所で、子供たちをテレビに釘付けにした数々の戦闘シーンや感動的シーンが描かれた。
「弘法松公園」・・・、当ブログでは、更に拘りを持って、〝公園〟を外した『弘法松』で統一したいと思う。


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左:『仮面ライダー』第88話より
右:2008年12月
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左:『仮面ライダー』第88話より
右:2015年4月
『弘法松』南西側に設置されている階段。
ここでも数多くのシーンが撮影されているが、中でも『仮面ライダー』第88話「怪奇 血を呼ぶ黒猫の絵!」におけるライダー対ネコヤモリの戦闘シーンは、非常に印象深い。
現在、階段西側にあった擁壁はフェンスに変わり、空き地だった場所には立派な個人邸宅が建っている。
また、当時も錆びの目立つ手摺りであったが、既に形状の異なる白亜のものに改修されており、残念ながら現存しない。

この階段のある西側については、改めて取り上げることとし、まずは公園東側から考証を進めてみたいと思う・・・が。

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左:『仮面ライダーアマゾン』第13話より
右:2017年11月
掲載した映画像は、『仮面ライダーアマゾン』第13話「迫る!十面鬼!危うしアマゾン!!」で、突如、上空に現れた十面鬼を見上げる市井の人々のカット。
こちらは、当時、『弘法松』の東側、「文化放送社宅」QR1の南側に隣接していた児童公園。
背後に見えるのは、「全日本空輸社宅」の所謂スターハウスである。
現在、公園跡地は、「ドゥーエ新百合ヶ丘」というマンションの一部となっている。

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左:『イナズマン』第22話より
右:2008年12月
こちらは、Phase085で既出した場所であるが、『イナズマン』第22話「歩く土人形 恐怖の大地割れ!!」で、渡五郎(演/伴直弥)が調査に向かうシーン(当エピソードでは、和夫(演/黒田英彦)が新聞配達をしているシーンでも使用されている)。
左の擁壁が『弘法松』で、映画像奥に見えるのは今は無き『百合丘第一団地』33号棟。
前掲した児童公園は、このカメラ位置の右側にあった。

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左:『イナズマン』第22話より
右:2008年12月
上掲映画像の一連で、カメラの前を横切るライジンゴー。
背後に見えるのは、『弘法松』東側の広場へと繋がる階段である。

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左:『イナズマン』第22話より
右:2008年12月
ライジンゴーを追ってカメラはパン。
当時は、奥まった箇所に、ブロックで作られた焼却炉のようなものがあったが、現在は手前の位置に「麻生環境大気測定所」が設置されている。

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左:『イナズマン』第22話より
右:2008年12月
和夫は、この脇道を東側にある広場まで自転車で進んでいく。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2015年4月
東側の広場から更に階段を上った小山からの眺望。
下部に僅かに見えるのが東側の広場で、大作(演/金子吉延)は、公園南東側を向いていることとなる。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
ある日、珍竜軒にラーメン10杯の注文が入り、早速、出前に向かった大作であったが・・・。
『どっこい大作』第9話「頭の上のハエをたたけ!!」で、大作と保(演/美樹克彦)が取っ組み合いをしたのは、頂上部にあるテーブルとベンチ周辺。
ここで、すぐさま『喜劇 駅前団地』(1961年/東宝・東京映画)のあるシーンを思い浮かべられた方もいるだろう。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
それは、一郎(演/久保賢)が昼寝をしているところへ、九作(演/坂本九)らがやって来るというシーン。
彼が昼寝をしていたのは、大作の膝元に見えるベンチのちょうど対面側。
背後に建ち並ぶのは、今は無き『百合丘第一団地』である。

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左:2009年8月
右:2015年4月
因みに、『喜劇 駅前団地』を観てみると、ベンチは確かに四つ存在しているのだが、ご覧のとおり、現在は一つのみ(現存しているものが、上掲映画像に写る天板)。
残りの三つの天板については、近くの階段のステップに二つ使用され、一つは草むらに・・・。
『どっこい大作』第9話制作時も、アングルが限られているため断定は出来ないが、既に幾つかの天板が消失しているようである。
また、ここには標高118.15㍍の三等三角点があり、映像ではその映り込みも確認出来る。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
三等三角点のある頂上部から広場へのパン映像。
大作と保との間に見える大木の幹が現存している。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2015年4月
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左:『どっこい大作』第9話より
右:2015年4月
続いて広場での取っ組み合い。
背後には、在りし日の「文化放送社宅」QR1とQR2が確認出来る。
因みに、映画『彼女と彼』(1963年/ATG・岩波映画)で、左幸子演じる石川直子が伊古奈(演/山下菊二)と腰掛けていたのは、向かって左側のベンチだが、背後の柵と共に既に改修されている。
そして、御大登場・・・。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
「ここは、ワシに任せろ!」
大作の言う〝ジジイ〟こと、志村喬演じる二階堂甚平。
彼の背後が、テーブルや三等三角点のある小山。
映画『クレージー作戦 先手必勝』(1963年/東宝)で、山野夫人(演/沢村貞子)ら団地マダムが演説をしていたのもここである。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
『東映生田スタジオ』作品における使用頻度は、圧倒的に公園西側エリアが多い。
実際に訪れる人も同様で、こちらの東側で人と出会うことは至極稀である。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2009年8月
当時、小山に繋がる石段脇にあった電気ボックスは既に存在しない。
また一目瞭然、夏場は緑に覆われ、昼間でも薄暗く感じられる時がある。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
大作が降りようとしているのは、上掲『イナズマン』第22話でライジンゴーが横切った階段。
掲載した映画像に写るものを始め、この広場には、後に植樹されたであろう大木が数本存在する。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
こちらは公園北側にある林道で、木々の合い間に「日本ヒューム管百合ヶ丘社宅」が確認出来る。

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左:『どっこい大作』第9話より
右:2016年5月
上掲映画像と同じく、保を追う大作のシークエンス。
こちらは園内中程の南北を走る林道で撮影されている。


(主参考文献)
「郷土史 ゆりが丘」(著/大塚新平 1972年/大塚書店)


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第88話「怪奇 血を呼ぶ黒猫の絵!」(1972/12/2放送)
『どっこい大作』第9話「頭の上のハエをたたけ!!」(1973/3/5放送)
『仮面ライダーアマゾン』第13話「迫る!十面鬼!危うしアマゾン!!」(1974/1/11放送)
『イナズマン』第22話「歩く土人形 恐怖の大地割れ!!」(1974/3/5放送)


Phase108 End


お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
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〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。

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Phase107 【ロケ地】川崎市多摩区寺尾台/寺尾台界隈⑥


今回は、寺尾台某所を取り上げたいと思う(某所と言っても、すぐに分かってしまうが・・・)。

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左:『仮面ライダー』第89話より
右:2008年12月
『仮面ライダー』第89話「恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へおとせ!」で、ゲルショッカー戦闘員が乗る車と擦れ違い、追跡をする少年ライダー隊のナオキ(演/矢崎知紀)とミツル(演/山田芳一)。
景観の違いに、時の流れを感じずにはいられない。

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左:『仮面ライダー』第89話より
右:2010年9月
車を発見するも、ゲルショッカー戦闘員に捕らわれたナオキとミツル。

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左:『仮面ライダー』第89話より
右:2010年9月
ナオキの背後に見える住宅は平屋建てだったと思われる。
当時、背後の電信柱には、更に支えとなるものが斜めに建てかけられていた。

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左:『仮面ライダー』第89話より
右:2008年12月
こちらの個人邸宅はリフォーム済み(往時と比べ、家屋と庭が逆となっている)。

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上:『仮面ライダー』第89話より(映①)
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上:2014年9月
そこへ偶然にもパトカーが通り掛かる・・・。
その背後に見えるのは、開業間もない「野村クリニック」だが、残念ながら既に現存しない。

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左:『仮面ライダー』第89話より
右:2008年12月
助けを求めに警官へ駆け寄るナオキとミツル。
背後に見える大谷石の外塀は数年前まで現存していたが、既にリフォームされており、写真に掲載したものとは違っている。

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左:『仮面ライダー』第89話より
右:2010年9月
しかし、この警官も・・・。
『寺尾台第1公園』がロケ地に使用された際、この竹垣のある住宅はしばしば遠方に映り込みが確認出来る。

前掲した映画像①のT字路を左に向いた場所では・・・。

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左:『透明ドリちゃん』第20話より
右:2017年11月
『透明ドリちゃん』第20話「お母さんの不思議」で、ドリちゃんのママ(演/吉野佳子)が買い物に出掛けるシーンが撮影された。

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左:『透明ドリちゃん』第20話より
右:2017年11月
ママの背後に見えるのは、「県警寺尾台公舎」のC棟。
現在はその役目を終え、数棟の個人邸宅に建ち変わっている。

何気ない街の一角にも、時の流れは着実に変化を齎している。
何気ない街の一角だからこそ、着実に変化したとも言えるが・・・。

(編集後記)
今から四十七年前の今日、つまり1971年2月1日(月)、『東映生田スタジオ』は産声を上げました。
そこに千年王国を夢見た内田有作氏。
氏を始め、『東映生田スタジオ』に携わった全てのスタッフ&キャスト諸氏に感謝の意を込めて、これからも研究、調査報告を此処に続けていきたいと思います。


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第89話「恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へおとせ!」(1972/12/9放送)
『透明ドリちゃん』第20話「お母さんの不思議」(1978/5/20放送)


Phase107 End


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Phase106 【ロケ地】川崎市多摩区西生田/小田急小田原線読売ランド前駅周辺⑦

【ZoneC】


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上:ZoneC概略図
掲載する映画像、写真の対比の参考にして頂きたい(記載は、左が南側)。
また位置関係を示すだけで、実寸法比率は異なることをお断りしておく。

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左:『イナズマン』第9話より
右:2010年9月
新人類帝国に連れ去られた超能力を持つ少女・絵理(演/前村麻由美)は、アジトであるお店の場所をテレパシーを使って渡五郎(演/伴直弥)に伝えてきた。
掲載した映画像は、『イナズマン』第9話「光るカビは夜歩く!!」で、五郎が描いた絵を頼りに、少年同盟員らがそのお店を割り出すシークエンスの一部。
背後に写るのは、「モンタナ」の旧建物。
Phase097にも掲載したように、『透明ドリちゃん』が制作されていた1978年頃、同店は改装工事が行われ、現在に至っている。

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左:『仮面ライダーX』第11話より
右:2009年8月
GODの仕業により、市民生活からお金が消える事件が多発。
『仮面ライダー』第11話「不死身の水蛇怪人ヒュドラー!」で、近くの店主らが集まっていたのは「モンタナ」の前。
白いエプロンをした主婦の背後が、「苔石園」(電信柱との隙間をよく見ると、苗木のようなものが確認出来る)。
80年代に入ると、当店は、北側半分が「クロワッサン」というパン屋に、少し遅れて南側も「居酒屋 華」に変遷した模様。
因みに、「クロワッサン」も、「クリーニング カルヴァリ」を経て、現在は「西生田 名倉堂整骨院」に、「居酒屋 華」は、「養老乃滝 よみうりランド駅前店」を経て「徳得おかしどう」となったが、現在はテナント募集中となっている。
尚、電信柱も、旧「苔石園」の中間地点に移動された模様。

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上:『透明ドリちゃん』第22話より
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上:2017年12月
『透明ドリちゃん』第22話「私たち結婚します」で映し出されたのは、「伊勢屋精肉店」の旧建屋。
その際、背後に、南隣の「むさしや青果店」もフレーム・イン&アウトする(こちらも旧建屋)。
尚、劇中では、「伊勢屋精肉店」店内でも撮影されている。

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左:『秘密戦隊ゴレンジャー』第34話より
右:2017年12月
『秘密戦隊ゴレンジャー』第34話「黄色いスパイ戦!見たかYTCの威力」で、キレンジャー・大岩大太(演/畠山麦)が、福引でアンドロイドを当てる際、背後に映し出されるのがその「むさしや青果店」の旧建屋。
尚、抽選会場は、現在、1階に「シロヤクリーニング よみうりランド店」が入る「ファミール西生田」で、当時は「橋本工務店」であった。
因みに、同店、及び「伊勢屋精肉店」は、2000年代初頭に「プリミエールよみうりランド」というマンションに建て替えられ、現在はその1階に店舗を構え、営業をされている。

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左:『透明ドリちゃん』第22話より
右:2017年12月
前掲した『透明ドリちゃん』第22話の一連で、「むさしや青果店」店内の様子。

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上3枚:『透明ドリちゃん』第21話より
下:2017年12月
『透明ドリちゃん』第21話「父さんの腕に抱かれたい」で映し出された「むさしや青果店」の旧建屋~「松川屋豆腐店」。
ドリちゃん(演/柿崎澄子)のパパ(演/佐藤允)の背後にあるお店が「松川豆腐店」だが、残念ながら2016年に閉店、解体され、「福寿司」(後に「日本女子大 サクラボ」)、「和菓子 大平屋」(「松川屋豆腐店」以前に閉店)があった場所と共に、現在は「ファミーユパル」というマンションに姿を変えている。


(編集後記)
今回取り上げました「モンタナ」について―。
以前、マスターにお時間を頂戴し、『読売ランド前駅』周辺の変遷について色々とご教示を頂いたことがあります。
また、別の機会には、MGGさんとモリリンさんと、コーヒーを飲みながら、同じく周辺の変遷について情報交換をさせて頂いたことがありました。
気軽に行くことの出来る距離ではなくなりましたが・・・、今となっては、大変貴重な時間だったと思います。
皆さまには、改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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上2枚:2012年9月
HPやブログなどを拝見しておりますと、必ずと言っていいほどに紹介されているのが「ダミエ」。
これは、格子状に配された二種類のスポンジケーキをチョコレートでコーティングしたもので、当店の人気No.1商品だそうです。
機会がございましたら、是非ご賞味を。
今回は、レトロちっくさがいい味を出している紙袋と、敢えて個人的に好きな「やわらかぷりん」の方を掲載しました(こうした内容を記し過ぎると、yart先生から「何処に向かっているんですか?」とツッこまれそうですが・・・)。


(映画像掲載作品)放映順
『イナズマン』第9話「光るカビは夜歩く!!」(1973/11/27放送)
『仮面ライダーX』第11話「不死身の水蛇怪人ヒュドラー!」(1974/4/27放送)
『秘密戦隊ゴレンジャー』第34話「黄色いスパイ戦!見たかYTCの威力」(1975/12/20放送)
『透明ドリちゃん』第21話「父さんの腕に抱かれたい」(1978/5/27放送)
『透明ドリちゃん』第22話「私たち結婚します」(1978/6/3放送)


Phase106 End


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Phase105 【ロケ地】川崎市多摩区寺尾台/寺尾台界隈⑤

Phase104で取り上げた寺尾台にある坂道のつづき・・・。

【アングル下→上】
今回は、坂上から取り上げ、徐々に坂下へと向かっていきたいと思う(ある程度、同カメラ位置、同アングル毎にまとめてみたい)。

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左:『仮面ライダー』第6話より
右:20017年11月
『仮面ライダー』第6話「死神カメレオン」のタイトルバックに使用されたアングル。
この後、カメラは坂道側へとパンする。

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左:『仮面ライダー』第6話より
右:2017年12月
真夜中に迫りくる死神カメレオンの恐怖を、道路に映る影で以って表現された。
Phase104でも触れたように、当時は未だ歩道は設置されていない。

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左:『超人バロム・1』第26話より
右:2018年1月
『超人バロム・1』第26話「魔人ハネゲルゲが赤い月に鳴く」のラストシーン。
坂上の見晴らしが随分と違っていたことが分かる。

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左:『好き!すき!!魔女先生』第7話より
右:2018年1月
Phase004でも取り上げたが、『好き!すき!!魔女先生』第7話「魔女テスト」では、月ひかる先生(演/菊容子)の正体を探るため、校長先生(演/潮万太郎)が「ブレーキが効かない!」と一芝居を打つも、やがて本当に壊れてしまうというシーン。
歩道分だけでも、随分と道路幅の違いが感じられる。

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左:『仮面ライダー』第36話より
右:2018年1月
『仮面ライダー』第36話「いきかえったミイラ怪人エジプタス」で、ショッカーの罠とも知らず、追従する滝和也(演/千葉治郎)。
現在、歩道となっている箇所から撮影されている。

105006 S105011
左:『仮面ライダー』第36話より
右:2018年1月
また同エピソードでは、古代エジプト語研究の第一人者・剛田博士(演/奥野匡)が拉致され、その走行中のカットもこの坂道で撮影されている。

105007 S105012
左:『仮面ライダー』第38話より
右:2018年1月
『仮面ライダー』第38話「稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦」では、関博士(演/河野秋武)が拉致された。
博士を拉致する際、ショッカー御用達の走行ルートと言えよう。

105008 S105013
左:『好き!すき!!魔女先生』第7話より
右:2008年12月
ブレーキの壊れた車を支える正夫(演/藤江善幸)と太一(演/石渡英典)を助けるため、タイヤに石を運ぶ月先生。
場所は坂道下部で、現在、背後には「ステラ寺尾台」と「ピュアネスシャイン」というマンションが建っている。

105009 S105014
左:『好き!すき!!魔女先生』第7話より
右:2010年4月
上掲した『好き!すき!!魔女先生』第7話の一連。
同アングルではないが、背後の家屋(モリベール化粧品 本社)は現存する。

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左:『好き!すき!!魔女先生』第7話より
右:2009年11月
この坂道下部の擁壁上でも数々のシークエンスが撮影されているが、そちらは『寺尾台団地』という項目で改めて考察してみたいと思う。


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第6話「死神カメレオン」(1971/5/8放送)
『好き!すき!!魔女先生』第7話「魔女テスト」(1971/11/14放送)
『仮面ライダー』第36話「いきかえったミイラ怪人エジプタス」(1971/12/4放送)
『仮面ライダー』第38話「稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦」(1971/12/18放送)
『超人バロム・1』第26話「魔人ハネゲルゲが赤い月に鳴く」(1972/9/24放送)


Phase105 End


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〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
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Phase104 【ロケ地】川崎市多摩区寺尾台/寺尾台界隈④

Phase103で取り上げた寺尾台にある墓地のつづき・・・。

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上:『飛び出す立体映画 イナズマン』より(映①)
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左:『飛び出す立体映画 イナズマン』より
右:2014年9月
今回は、その北西を走る坂道を取り上げたいと思う。
映画像①は、『飛び出す立体映画 イナズマン』で映し出された坂道の全景(右上の赤い屋根の建物は、「寺尾みどり幼稚園」)。
菅馬場からの見事なアングルだが、現在はマンションや一軒家が建ち並び、同様の景観を拝むことは残念ながらもはや困難となっている。

【アングル上→下】
まずは坂下から取り上げ、徐々に坂上に上がっていきたいと思う(ある程度、同カメラ位置、同アングル毎にまとめてみたい)。

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左:『好き!すき!!魔女先生』第7話より
右:2010年12月
『好き!すき!!魔女先生』第7話「魔女テスト」では、月ひかる先生(演/菊容子)の正体を探るため、校長先生(演/潮万太郎)が「ブレーキが効かない!」と一芝居を打つも、やがて本当に壊れてしまうというシチュエーションが車中より撮影された。
場所は坂下で、そこに建つ建物は、川崎市が管轄するポンプ場である。

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左:『仮面ライダーV3』第17話より
右:2009年11月
「山の上教会に違いない!」
『仮面ライダーV3』第17話「デビルスプレーは死神の武器」で、クサリガマテントウに攫われたユリ子(演/堀越光恵)の救出に向かう風見四郎(演/宮内洋)。
同シーンでは、デストロンのモニターに映し出される、擁壁上からの俯瞰アングルも確認することが出来る。

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左:『超人バロム・1』第26話より
右:2009年11月
『超人バロム・1』第26話「魔人ハネゲルゲが赤い月に鳴く」のラスト・シーン。
実際は、もう少し背後から撮影されている。

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左:『仮面ライダー』第58話より(映②)
右:2009年11月
『仮面ライダー』第58話「怪人毒トカゲ おそれ谷の決斗!!」で、Xアルファー液の秘密を探るべく、大田黒博士(演/三島耕)の助手・橋本良子(演/牧まさみ)を拉致した毒トカゲ男。
掲載したのは、その車中からのアングルで、映画像右上に見えるのは、当時、菅馬場周辺の開発に携わった「大豊建設」の生田作業所(1階)と川崎出張所(2階)。
同建物は、『仮面ライダー』第54話などでも確認することが出来る。

104023 S104040
左:『仮面ライダー』第58話より
右:2009年11月
映画像②の一連で、坂道東側の擁壁を同じく車中から捉えたアングル。
劇中の整合性は取られておらず、映画像①は坂道を上っての撮影だが、こちらは坂道を下りながら行われている。

104024 S104021
左:『仮面ライダー』第58話より
右:2018年1月
『仮面ライダー』第58話「怪人毒トカゲ おそれ谷の決斗!!」で、毒トカゲ男を追従するライダー1号。
擁壁の日焼けが一目瞭然である。

104025 S104024
左:『超人バロム・1』第23話より
右:2006年5月
掲載した映画像は、『超人バロム・1』第23話「魔人ノウゲルゲが脳波を吸う!!」で、ノウゲルゲのアジトを探すバロム・1。
坂上からの望遠で撮影されている。

104013 S104023
左:『仮面ライダー』第36話より
右:2018年1月
『仮面ライダー』第36話「いきかえったミイラ怪人エジプタス」で、車中よりライダー2号の追及を確認するエジプタス。

104006 S104013
左:『仮面ライダー』第38話より
右:2018年1月
『仮面ライダー』第38話「稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦」で、海洋生物学者・関博士(演/河野秋武)がショッカーに拉致されたのもこの坂道。
掲載した映画像は、その関博士を乗せたショッカーの車が走行するカット。
尚、同シーンにおける他のカットでは坂下へと向かっており、こちらも映像上の整合性は取られていない。

104037 S104052
左:『アクマイザー3』第20話より
右:2018年1月
『アクマイザー3』第20話「なぜだ?! ザビタンの秘密能力」で映し出された坂道。
撮影は頂上部から行われており、この後、ザビタンは『寺尾台第1公園』方向へと向かう。

104026 S104042
左:『仮面ライダー』第44話より
右:2018年1月
104027 S104018
左:『仮面ライダー』第44話より
右:2018年1月
一文字隼人(演/佐々木剛)の疾走カット、及びジュンコ(演/真田圭子)とマコ(演/真田昇子)の双子の姉妹が、一文字と滝和也(演/千葉治郎)に別れを告げるカットと、何れも『仮面ライダー』第44話「墓場の怪人カビビンガ」のラスト・シーン。

104028 S104043
左:「仮面ライダー」第58話より
右:2007年12月
104029 S104044
左:「仮面ライダー」第58話より
右:2009年11月
『仮面ライダー』第58話「怪人毒トカゲ おそれ谷の決斗!!」の大団円。
坂道北側に広がる菅馬場の風景は一変している。

104030 S104045
左:『飛び出す立体映画 イナズマン』より
右:2007年12月
104031
上:『飛び出す立体映画 イナズマン』より
S104046
上:2010年12月
『飛び出す立体映画 イナズマン』で、渡五郎(演/伴直弥)が、予知能力を持つミチル(演/斉藤浩子)と出会うシーン。

104033 S104047
左:『イナズマン』第10話より
右:2010年12月
『イナズマン』第10話「人喰いガスの恐怖!!」のラスト・シーン。
望遠の違いはあるものの、『東映生田スタジオ』作品では、この坂道頂上部にカメラを置き、下部を捉えた同様のアングルが実に多用された。

104001 S104002
左:『仮面ライダー』第7話より
右:2018年1月
掲載した映画像は、『仮面ライダー』第7話「死神カメレオン 決斗!万博跡」ラスト・シーン。
坂道を駆け上がってきた本郷(演/藤岡弘)は、この後、墓地にいる子犬を抱きかかえ、決意も新たに歩いていく・・・。
現在、竹垣は撤去、更に歩道が設けられている。

104002 S104006
左:『仮面ライダー』第26話より
右:2018年1月
『仮面ライダー』第26話「恐怖のあり地獄」開巻部、カップルがドライヴをしていたのもこの坂道。

104005 S104011
左:『仮面ライダー』第38話より
右:2009年11月
『仮面ライダー』第38話「稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦」で、海洋生物学者・関博士(演/河野秋武)がショッカーに拉致されたのもこの坂道。

104012 S104022
左:『仮面ライダー』第89話より
右:2018年1月
掲載した映画像は、『仮面ライダー』第89話「恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へおとせ!」で、少年ライダー隊のナオキ(演/矢崎知紀)とミツル(演/山田芳一)が、ゲルショッカー戦闘員が乗る車を発見するシーン。

104034 S104048
左:『イナズマンF』第3話より
右:2009年11月
掲載した映画像は、『イナズマンF』第3話「水爆500発!! 地底大戦争!」のラスト・シーン。
この後、坂道を下るライジンゴーに合わせ、〝つづく〟のテロップが表示される。
ここまで掲載してきた映画像でも明らかなように、この坂道は拉致、追跡、ラスト・シーンでの使用頻度が高い。


(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第7話「死神カメレオン 決斗!万博跡」(1971/5/15放送)
『仮面ライダー』第26話「恐怖のあり地獄」(1971/9/25放送)
『好き!すき!!魔女先生』第7話「魔女テスト」(1971/11/14放送)
『仮面ライダー』第36話「いきかえったミイラ怪人エジプタス」(1971/12/4放送)
『仮面ライダー』第38話「稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦」(1971/12/18放送)
『仮面ライダー』第44話「墓場の怪人カビビンガ」(1972/1/29放送)
『仮面ライダー』第58話「怪人毒トカゲ おそれ谷の決斗!!」(1972/5/6放送)
『超人バロム・1』第23話「魔人ノウゲルゲが脳波を吸う!!」(1972/9/3放送)
『超人バロム・1』第26話「魔人ハネゲルゲが赤い月に鳴く」(1972/9/24放送)
『仮面ライダー』第89話「恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へおとせ!」(1972/12/9放送)
『仮面ライダーV3』第17話「デビルスプレーは死神の武器」(1973/6/9放送)
『イナズマン』第10話「人喰いガスの恐怖!!」(1973/12/4放送)
『飛び出す立体映画 イナズマン』(「東映まんがまつり」(1974/3/16公開))
『イナズマンF』第3話「水爆500発!! 地底大戦争!」(1974/4/23放送)
『アクマイザー3』第20話「なぜだ?! ザビタンの秘密能力」(1976/2/17放送)


Phase104 End


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